スペシャルイベント「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」現地レポート【その3】

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さて、東京ディズニーシーで3月18日から開始となった、春のスペシャルイベント、「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」。春休みと重なった開催となり、連日賑わいを見せています。

東京ディズニーランドの30周年アニバーサリーイベント(4月15日から)より、一足先に始まった、こちらのイベントは昨年に続いて二回目の開催ですが、今年も人気が高いです。

今回はこの「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」のショーのひとつ、「リドアイル・ウエルカム・トゥ・スプリング」について、レポートを掲載します。

ゲストに近い場所で行われる華やかなグリーティングショー。

ディズニーシーの玄関でもある、メディテレーニアンハーバーにある小島「リドアイル」で開催されるこちらのショーはイタリアを舞台とした約20分のショー。

ハーバーの舞台となっている、イタリアの港町では華やかなコスチュームをまとった娘達が、春を祝う祭を盛り上げています。

ディズニーシーらしく、港町を舞台にしたショーで、主要キャラクターのミッキー・ミニー・ダッフィー&シェリーメイと、チップ&デール、グーフィーの他、華やかなダンサーが登場します。

概要としては、ゲストに近い場所で行われるグリーティングショーという位置付けではありますが、これまでに行われていた様な「触れ合えるショー」という程ではなく、キャラクターはそれほどゲストの近くに来る事はありません。

こちらのショーは、チップ&デールとグーフィー、ダンサーは、リドアイルの外から歩いて入場してきますが、ミッキー・ミニー・ダッフィー&シェリーメイは海上から、トランジットスチーマーラインでリドアイルに上陸します。(帰りも同じ)

ショーの内容は恋する2人を引き合わせる物語。

ショーの内容は、イタリアの港町で行われている春の祭の最中、恥ずかしがり屋の2人(ダンサー)は素直に自分の気持ちを伝えられない状態。

そこにスチーマーラインで現れたミッキー・ミニー・ダッフィー&シェリーメイが2人の中を取り持って、ハッピーエンド。再びミッキーたちは旅立って行く…というものです。

ただ、ストーリーはあるものの、基本的には華やかなショーという雰囲気で、身近で見れるキャラクターショーという感じだと思います。

難点は「キャパシティの狭い会場」と「見えにくい円形型」の会場。

ディズニーシーで行われるスペシャルイベント時には恒例の風景となっていますが、難点はこのショーの会場となるリドアイルの狭さ。

上の写真は海側からリドアイルを見たものですが、座り見の場所も少なく、入場もすぐに締め切られてしまう傾向があります。

こちらはご承知のとおり、会場のキャパシティーが少なく、エリア自体もかなり狭いため、いい位置で見るのはかなり困難です。

さらにこのリドアイルは低い位置で、なおかつ会場上部からは視界を遮る壁や街灯も多いので、リドアイルの中以外からでは、まずほとんど見えません。

上の写真は会場外からの様子。カメラを高い位置に上げて撮影(後方からの観覧者はいない状態)したものですが、このようにまず、通常はほとんど見えません。

また、舞台のリドアイルは「半円形」をしているため、ショーの正面がわずかしかありませんので、他のエリアに比べて、よく見られる場所がかなり少なく、場所取りが一番大変な場所であるとも言えます。

撮影が目的の場合は、中央寄りを確保したいところですが、かなり前から待たないといい場所はまず無理と考えた方がいいと思います。

このリドアイルが会場となるショーは、次回以降の開催回については、会場から南側にある、ショップ「スチームボートミッキーズ」脇の橋の下に待機列ができます。いい場所で見たいのならば次回(又はそれ以降)の公演回を待つのが得策です。

…今回のスペシャルイベント全体の傾向としては、3つのショーは比較的近い時間で開催されるため、ゲストが分散傾向にあり、入園制限時などを除くと、どうしようもないくらいの混雑…という感じはこれまでに比べるといくらか緩和されている印象があります。

また、各々のショーの内容は、「ミッキー達が旅の途中で寄った」…という物語なので3つのショーでは基本的に衣装はみんな同じです。そのため、イメージ的には近い雰囲気のショーとも言えるかもしれません。

…春の到来を告げる、ディズ二ーシーの華やかなイベント。開催期間は通常の季節イベントに比べると二倍くらいあります。一回で全部見る…と欲張らずに、できれば複数回訪れて楽しみたいですね。