【ファンタジースプリングス】DPAは即完売!グランドオープン当日レポート

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2024年6月6日、約6年の歳月をかけて創られた東京ディズニーシーの新エリア、「ファンタジースプリングス」が、ついにグランドオープンを迎えました。

待ちに待った第8番目のテーマポートの登場。グランドオープン初日は多くのゲストが訪れ、まさかの事態も起こりました。当日の現地レポートをしたいと思います。

華々しく迎えたグランドオープン

多くの方がご存知の通り、前日には東京ディズニーリゾート公式のYouTubeやテレビ番組の生中継などで、ドローンやパイロを使った前夜祭とも言えるイベントが開催されました。

パークの各場所やキャラクターなどが登場し、華やかで非常に感動できる映像に、心を打たれた方も多かったのではないでしょうか。

そして、迎えた翌日の6月6日。特にスタンバイパスやプレミアアクセスなどの状況について、当日の様子をお伝えします。

まさかのプレミアアクセスが「一瞬で完売」

気になるこのファンタジースプリングスエリアの入場方法ですが、一般入園で体験する為にはディズニーシーのチケット以外にも、「無料のスタンバイパス」もしくは「有料のディズニープレミアアクセス(以下、DPAと表記)」が必要となります。

6月6日のグランドオープンの前には既にプレビューとしてオープンされ、テスト運営も行われておりましたが、スタンバイパスもDPAも開園から「比較的すぐに無くなる」といった状況が続いていました。

そんな中、当日6月6日の状況ですが、ディズニーホテルのアーリー入園の方は「8時入園開始」、続いて「8時15分に一般入園が開始」でした。

私は友達と並び、入園ゲートの前から6グループ目。前には10人ぐらいの方が入園待ちをしている状況でした。

そして、8時15分に予定通り一般入園がスタート。

開園から2〜3分程度で入園し、まずは先に無くなってしまうDPAを購入しようとアプリのページを開くと、「入園開始から約3分後、既に全てのDPAが売り切れて購入できない」と言う状況になっていました。

その後、すぐに無料のスタンバイパスを取得して、エリア入場は確保したものの、ディズニーホテルのアーリー入園の方だけで、まさかのプレミアアクセスがすべて売り切れると言う状況でした。

その後、一部DPAの販売が復活した時間帯もあった模様ですが、想定よりもかなり早めに終了してしまった印象です。

ミラコスタアーリー勢にほぼ全て買われてしまった?

このファンタジースプリングスですが、現在はディズニーホテルのハッピーエントリーでも、ディズニーシーへの入園は、「ホテルミラコスタ」か「ファンタジースプリングスホテル」の宿泊者しか対象になっていません。

東京ディズニーランドホテル、アンバサダーホテル、トイストーリーホテル、セレブレーションホテルなどはしばらくは対象外です。

また、ファンタジースプリングスホテル宿泊の方は、「ファンタジースプリングス・マジック」と言う、同ホテル宿泊者だけ購入可能な、約25,000円で無制限に何度も乗れるパスポートを持っている方が多いと思われるため、DPAを購入する方は多くは無いと思われます。

そのため、アーリーエントリーをしてDPAを購入した方のほとんどはミラコスタ利用者であると思われます。

特に初日は新エリアのグランドオーブンということで、ミラコスタ宿泊者も多かったはず。

これから週末や混雑期にミラコスタが満室状態に近くなると、DPAはかなり早い時間になくなることが想定されるので注意が必要ですね。

スタンバイパスも開園から約20分程度で終了

有料のDPAが購入できないとなると、一般入園の方はスタンバイパスを取得するしか入場の方法がありません。しかし、スタンバイパスに関しても、入園開始から約20分弱で発券が終了。

基本的にはそれ以降にディズニーシーに入園した方は、ファンタジースプリングスに入れないと言う状況になってしまいました。

限りあるエリアで過度な混雑を避けるため、整理入場は必要ではあるものの、オープン当日は早すぎたエリアの入場締め切り。

特にグランドオープン直後で注目度と高い人気の為、仕方がない部分はあります。しかし、もう少し余裕のあるキャパがないと、「深夜又は早朝から並ばないと希望のパスが実質的に取れないと言う状況を助長すること」にもなるともいえるので、もう少し調整が必要とも言えるかもしれません。

それでもエリアに入るためには「キャンセル拾い」

それでは、有料のDPAが終了、スタンバイパスも終了となると、入るためには「キャンセル拾い」をするしか方法がありません。

これは単にスマホのアプリでプレミアアクセスやスタンバイパスの画面を出し、それぞれアトラクションが終了(「取得できません」と言う表示)となっていても、ひたすらに画面を下に引っ張って離す…を続け、更新しながら、時々復活するアトラクションのパスを取るしかありません。

ただ、こちらはどのアトラクションが落ちてくる(表示される)かはもちろん分かりませんし、時間もバラバラ。

また同じようにキャンセル拾いをしようと試みている方が、パーク内には数百~数千人単位でいるともいえます。

そのため、更新して出てきたとしても、ほんのわずかにタップが遅れただけで、他の人に拾われてしまうと言う状況が続きます。

また、もちろん希望のアトラクションが落ちてくるとは限らず、取得の可能性としてはかなり低い状況です。

ただ、前述の通り、DPAもスタンバイパスもなくなってしまうと、このキャンセル拾いでしかエリアに入場する方法がなくなります。

とにかくキャンセル拾いで取るしかない

このスタンバイパスのキャンセル拾いですが、それを拾えたことによって、「エリア内のレストランのモバイルオーダーが可能」になります。(既に終了している場合もあります)

逆に言うと、これが取れないとエリアに入れない事はもちろん、レストランで食事をすることも一切できなくなるので、キャンセル拾いをして何か出てきたら、「とにかく何でもいいから取る」ということが必要になります。

ただ、このキャンセル拾いは「かなりの根気」が必要。

私も6月6日当日は最初に取ったスタンバイパスの次をキャンセル拾いするために、友人と4人で約3時間スマートフォンに触りっぱなしで、常に更新をし続けていました。

その後、運良く続けて取る事はできましたが、「スマートフォンをほぼ見っぱなし」になり、せっかく新エリアに来ているのに、スマホの画面を見ながらずっと過ごす…と言うことになる覚悟が必要です。

また、少しでも取得に有効な方法として、複数で来ている場合は、「グループ化してそれぞれのスマートフォンで同じようにキャンセル拾いをする」方が成功の可能性が高くなります。ただ、全員でスマホの画面を見続ける異様な光景にはなりますが…。

なかなか厳しい状況ではありますが、チャレンジする価値はあるとは思います。

しばらく落ち着いてから行くのも吉

以上、ご紹介してきたように、6月6日グランドオープン当日の様子は非常に厳しいものとなりました。

特にこの日はグランドオーブンと言うこともあり、多くの注目を浴びた状態でもあったため、朝の時間帯にゲストが集中した…と言う事はあると思います。

また、翌日の6月7日は少し落ち着いて、それぞれのパスも比較的取りやすい状況にはなっていました。やはりある程度経ち、落ち着いてくればそこまで厳しくなくなる…と言うことも間違いないと思います。

しかしながら、これから迎える週末や混雑時期は、同じような状況になることも予測されますのでできるだけ早めに行く…と言う形にはなると思われます。

言うまでもありませんが、まだ始まったばかりの新エリア。これからもずっとこのエリアはここで私達を待っていてくれます。

そのため、注目度が高くて混雑度も激しい今すぐに行くよりも、状況や様子を見つつ、少し落ち着いてきてから行く…と言うのもひとつの方法かもしれしれませんね。

…以上、グランドオープン初日、ファンタジースプリングス内部の様子やキャンセル拾いについてのレポートでした。

これから行かれる方の少しでも参考になれば幸いです。

ABOUTこの記事を書いた人

DヲタのWEBライター。TDRハックの他に、 個人ブログ「TDRな生活」や「株式会社ぴあ」の「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」で多くのTDRにまつわる記事を執筆。7冊のディズニー関連書籍の著者でもある。近著に「ひとりディズニー50の楽しみ方」 (サンクチュアリ出版 )。…慌てず急がず、ゆっくりゆったりとパークを散策しながらお酒を楽しむのが好きです。

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