上海ディズニーランドのミッキーの顔が現在採用されている他のパークの顔と違うということで、多くのディズニーファンの間で話題になった2016年。
翌年2017年1月、東京以外のすべてのディズニーパークが上海同様のアニメーションルックの新ヘッドを次々と導入しました。
新フェイスが世界的なスタンダードになり、東京ディズニーリゾートではどうなるのかという状態が約2年半つづきました。東京では、2019年、春休み中の3月26日から新しい顔に刷新となりましたが、この記事では、東京へのニューフェイス導入の経過、軌跡を詳しく説明します。
また、最後に番外編として1937年から2019年のミッキーの顔の移り変わりも画像で紹介。
この記事のもくじ
新しい顔とそれまでの顔の違いって?
まず、ニューフェイスと今までの顔の違いがそもそもよく分からないという方もいらっしゃると思いますので、違いを説明。
左のミッキー&ミニーの顔がニューフェイスと呼ばれるもので、よりアニメーションに近い、柔らかで可愛い印象のヘッドとなっています。
右の写真は東京ディズニーランド開園10周年〜35周年(2019年)まで使われてきたヘッドで、最も馴染みのあるお顔でした。
2016年に上海ディズニーランドのオープンと共に導入されたニューヘッド。当時は、とても話題になりました。
新しい顔が東京へ導入されるまでに3年かかったわけですが、世界のディズニーパークではではどのように新ヘッドに切り替わっていったのでしょうか。
時系列を見ていきましょう。
新フェイス時系列をざっくり
時期 | 出来事 |
---|---|
2016年4月 | 上海ディズニー関連イベントで新フェイス初お披露目。 |
2016年6/16 | 上海グランドオープンで新フェイス登場。 |
2016年6/17 | アメリカ、ウォルト・ディズニー・ワールドのマジックキングダムのショーにて新フェイス登場。 |
2016年6/28 | パリのディズニーランドでも新フェイスが導入決定。 |
2016年8/21 | ハワイのアウラニで新フェイスのミッキーが登場。 |
2016年9/6 | アナハイムのディズニーランドでも登場。(米カリフォルニア州のディズニーランド60周年イベント「ダイヤモンド・セレブレーション」終了後) |
2016年10月 | 海外企画で新フェイスミッキーが京都に上陸。プロモーション撮影。 |
2017年1/3 | 香港のディズニーランドでニューヘッドのミッキーが登場。 |
2018年7月 | ディズニー・オン・アイス日本公演にてニューフェイスのミッキーが登場。 |
2019年2/28 | ついにTDR公式ツイッターがイースターイベントの紹介として、ニューフェイスミッキー&ミニーの写真を投稿。 |
こうしてみると、日本以外のパークでは2016年が切り替わりラッシュだったことが分かりますね。
それから約3年間の猶予期間を経て、東京でも導入ということになりました。
次に各イベントを詳しく見ていきましょう。
2016年6月、上海ディズニーオープン。新フェイスミッキー初登場。
よりアニメーションに近くなり、柔らかい表情で可愛さUPが特徴のニューフェイス。こうしたことからアニメーションルックと呼ばれることも。
上海ディズニーオープンの2か月前のイベントでもニューフェイス登場でこの顔が次のフェイスになると大きな話題となりました。
こちらはその時のイベントに登場したミッキー(上海フェイス)と今までのミッキーの比較画像です。
Let’s see how they compare #Characters #Shanghai pic.twitter.com/Ugy4DGQtwc
— Magical DLP (@MagicalDLP) 2016年4月16日
上海オープンの翌日、米WDWで新フェイス登場
6月17日、アメリカ、マジックキングダムでのショー、「Mickey’s Royal Friendship Faire」でもリニューアルのミッキー・ミニーが登場しました。
🇺🇸 Today, Mickey & Minnie sported their new look at the new show Mickey’s Royal Friendship Faire at Magic Kingdom pic.twitter.com/qCBGm3FIBF
— DisneylandBerry (@DisneylandBerry) 2016年6月17日
色々意見はあるかと思いますが、上海、WDWのミッキーも、ちょっぴり若くなってしまった感じ。また、リアル感が薄れてしまった感じもするようなしないような。ファンの間でも意見が分かれました。
このタイミングで、東京でも同路線のミッキー顔が導入かと議論が白熱。これまでも時代の変化につれてミッキーの顔も変化を続けてきたので、いよいよということになってもおかしくはないというムードに。早ければTDS15周年イベントの後にもなんてことも?という観測も出ていました。
2016年6月下旬、パリのディズニーパークに登場
パリのディズニーランドでも新フェイス導入。
Mickey Mouse will debut in his talking new look at Disneyland Paris in the brand new show Mickey and the Magician pic.twitter.com/7HWfB1IdnL
— DisneylandBerry (@DisneylandBerry) 2016年6月28日
2016年8月ハワイのアウラニに導入
さらにハワイのアウラニで新フェイスが導入。日本以外でどんどん展開されていきます。
Aloooooha!!!!! 🌺🌺🌺#ディズニー #aulanidisneyresort #気持ちいい #ハワイ #アウラニ #ミッキー #会っちゃった #happy pic.twitter.com/PNwBGuMh9y
— Ritsuko Matsumoto (@ritsukohawaii) 2016年8月21日
2016年9月、本場ディズニーランドに登場
9月、カリフォルニア州アナハイムの本場ディズニーでもついに導入。
アナハイムのディズニーランド60周年イベント「ダイヤモンド・セレブレーション」が9月5日に終了、そして新しいお顔のミッキーが登場です。
Mickey and Minnie now also have a ‘new look’ at Disneyland Resort in California (photos by @frncissdominc) pic.twitter.com/HmPqaIyrYP
— ED92 (@ED92live) 2016年9月6日
201610月、ニューフェイス、日本に立ち寄る
10月21日、ついに日本に登場…!海外企画のミッキーですが、詳しい経緯は以下の記事をどうぞ。
2017年、ついに大手。香港もニューフェイス
2017年1月、香港ディズニーランドで新フェイスミッキー導入。
香港でニュールックミッキーデビュー#HKDL 新顔 ニューヘッド 新顔 pic.twitter.com/g6CoCb1oW7
— まな (@chottomaihama) January 3, 2017
世界のディズニーパークで、旧フェイスのミッキーに会えるのは、残すところ日本のみとなりました。いよいよカウントダウン?それとも日本は現行フェイス維持の独自路線で行くのかという議論が加速。
オリエンタルランドはその間、Imagining the Magicなどの旧フェイスミッキー&ミニーの実写グッズ販売を企画。今思うと、これもファンへの感謝の企画だったのでしょうか。
東京35周年イベントは、旧フェイスのグランドフィナーレ的イベントとなりました。
2019年2月28日、遂に東京でも新フェイス導入が決定
2019年2月28日、TDR公式ツイッターが来年度のイースターイベントのプロモツイートを公開。
そこに写っていたのは、新フェイスでした。公式のプロモツイートの数時間前に、他メディアが先に例の写真を公開していました。
切り替わるのは、イースターイベント開始の4月4日ではなく、35周年イベント終了後の3月26日。
また、地方都市では電車内の広告にニューフェイスのミッキーミニーが既に掲載されていたようです。
「ミッキー ニューフェイス」はその日のTwitterにおいてトレンド入りしました。
【ニュース!】
4月4日から開催される東京ディズニーシーのスペシャルイベント「ディズニー・イースター」。
今年初登場の昼のハーバーショー「Tip-Topイースター」でミッキーマウスとミニーマウスが着用する春らしいコスチュームをひとあし早くお披露目!
>> https://t.co/NzFFpgveFT pic.twitter.com/fC6kfMfIHD— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) 2019年2月28日
上海グランドオープンにて初お披露目されたニューフェイスミッキー。それから実に3年の時を経て、日本にも導入となりました。
残すは日本のみとなって約2年間、TDRのミッキーファンの間での一番の関心ごとだったと思います。
東京ディズニーランド、シーを運営するオリエンタルランドも、残された期間をうまく使って、35周年イベント、Imagining the Magicのグッズ販売など、旧フェイスから新フェイスのスムーズな移行に取り組んできたはずです。
そのオペレーションは、なかなか満足のいくものであったと思うのですが、みなさんどうでしょうか。
ニュールック問題のコラムを書きました。
また、35周年イベントが終了後にお顔が切り替わるというアナウンスがTDRキャストからされているという報告もありました。
そして、ニューフェイス登場は、イースターイベントではなく、35周年終了に合わせた、3月26日となりました。
事前の予想では、一部のショーなどでは旧フェイスが混在するという予想もありましたが、フタを開けてみると、完全なまでの刷新ぶりです。全てのショー、実写の写真などで新しい顔にさし変わっていました。
今年の東京ディズニーリゾートの一番大きな話題なのは間違いありません。今後も動向をレポートしてまいります。
番外編:1937年〜2019年までのミッキーの顔の変遷
1937年から現在まで、ミッキー、ミニーのデザインはどのように変わってきたのでしょうか。
東京ディズニーランドで最も親しまれてきた旧ルック(1993~2019)の前はどのような顔だったのかも紹介します。
以上、ミッキーの顔の移り変わりについて、時系列を追ってまとめました。
ディズニーのウエディングでは、2019年度においても旧フェイスのミッキーが登場することは確実であるようです。
今後も、本記事を更新してまいります。