
前回に引き続き、マッターホーンボブスレーの歴史とトリビアに迫ります!
この記事のもくじ
恐怖の雪男のリニューアル

また、ウォルトはこのアトラクションの主役である恐怖の雪男の当初の造形をあまり気に入ってはいませんでした。
最初の雪男は今ほどに恐ろしい見かけではなかったのです。
雪男が今の見た目になったのはウォルトの死から11年後の1977年9月から1978年の8月にかけて行われた改修工事でした。
この改修工事では三人の雪男が今の見た目にリニューアルされ、ニ人はファンタジーランド、トゥモローランドそれぞれのコースに目が赤く光る雪男を一人ずつ、もう一人は山のてっぺんの二つのコースが共有する場所に置かれました。
そのとき、大きい唸り声も新しく録音され、その声に雪男の恐ろしさや、伝説の生き物の存在感を感じさせます。
イマジニアたちはトンネルの内部に寒さや霧をつくりだし、トンネルの空洞だった部分を氷のクリスタルで埋め尽くしました。
そしてアルプスの吹雪の音も追加され、ゲストは更にアルプスの冬の厳しさを感じられるようになりました。
マッターホーンボブスレーとスカイウェイ

またマッターホーンボブスレーの真ん中にはスカイウェイというアトラクションが通っていました。
スカイウェイとはロープウェイ型の景色を楽しめるアトラクションです。
スカイウェイは実は昔東京ディズニーランドにもあり、東京では1983年から1998年までディズニーランドの空を走り抜けました。
スカイウェイもスイスのロープウェイがモデルとなっていて、マッターホーンボブスレーはスカイウェイを通り抜けさせるように設計されました。
またスカイウェイは1994年にクローズされました。
1995年、イマジニアたちは登山具などを山に配置し、新しく“Wells Expedition”というシーンを追加しました。
このシーンはこの年に亡くなったフランク・G・ウェルズという登山家を賞賛したシーンでした。
彼はディズニーカンパニープレジデントでもあり、1984年から亡くなる1994年までディズニーのオペレーティングチーフオフィサーでもありました。

マッターホーンボブスレーのイベント
・ビッグスター アット クリスマスタイム
クリスマスの時期には大きな星がマッターホーンの頂上に乗せられ、
マッターホーンがクリスマスツリーに変身しました。
またサンタクロースがマッターホーンの頂上に登ることもありました。

・マッターホーン クライマーズ
ウォルトはマッターホーンをアトラクションとしての要素だけではなく、本物の山にしたいと考えていました。
ですから、完成の直前に登山家とマッターホーンの登山テストをしています。
そしてディズニーランドはプロの登山家を集めて、エンターテイナーたちは登山の仕方を学びました。
1990年代半ば、ミッキーもマッターホーン登山に挑戦し始めました。
ミニーとグーフィもミッキーの応援役として山の麓で見守りました。

・バスケットボールコート
“マッターホーンボブスレーの頂上にはバスケットボールコートがある”という噂が長い間存在します。
しかしマッターホーンボブスレーの頂上で雪男たちとバスケットボールをするにはかなりの勇気が必要ですね(笑)
・ベルギー国王の来訪
ディズニーランドにベルギー国王が訪れた時に、国王はマッターホーンを見てウォルトに“なぜマッターホーンには穴があるんだい?”と聞きました。(その穴は実際はスカイウェイのためのトンネルだった穴です。)
ウォルトはそれに対して”なぜって、これはスイスの山だから!!”
おそらくこのジョークはスイスの世界遺産“マルティンスロッホ”のことでしょう。
マッターホーンの穴は、たまたまだと思うのですが、この世界遺産の穴はマッターホーンのような穴がぽっかり空いています!
こちらにマルティンスロッホの詳細がありますので、気になる方はご覧ください。
このマッターホーンボブスレーひとつとってもたっぷりトリビアがありますね!
この裏側を知ってから乗ったらもっと楽しめると思いますよ!!
引用:Wikipadia