ディズニーリゾートのレストランのプライオリティー・シーティングがオークションサイトなどで転売され、ゲストにもパークの売り上げにも悪影響が出ているようです。
プライオリティー・シーティングの転売が横行
ディズニーリゾートでは、プライオリティ・シーティング対象レストランは完全予約制となっており、当日予約なしでの利用が不可となっています。
つまり、対象レストランは必ず予約が必要。そして人気レストランはなかなか予約が取りづらい。
前金なしで予約ができるということで、オークションサイトではプライオリティー・シーティングの権利の販売が行われています。
日付ごとに定額で売りに出されていますが、オチェーアノは1000円、シェフミッキーは5000円(権利だけの値段で食事代は入っていません)と、需要によって値段も上がっています。
プライオリティー・シーティングを買った場合、落札者から予約時に使った名義を知らされ、当日その名前を使用してレストランを利用するという流れになりますが、現在は本人確認は特に行われていません。
また、予約開始時間に予約ができない人のために、予約代行を請け負う販売者も。その場合は、予約時の名義は落札者本人となります。
転売と判明したら入店拒否
現在、ディズニーリゾートのホームページでは、「転売行為を確認したらレストランの利用をお断り」との文言をレストラン予約ページに掲載。
ディズニーリゾート側も、本人チェックを含め転売行為の対策を強化していくというメッセージにも取れます。
PS対象レストランに行ってみたら予約画面では満席だったのに、実際はガラガラだったという「PSレストランが空いてた問題」、それに伴うレストラン売り上げの減少もパークにとっては痛手のはずです。
何より「必要な人の手に渡らない」ということで、ゲストもパークも「ルーズ・ルーズ」な状況になってしまっているのが現状です。
昨年末には、マルチデーパスポートでの両パーク入園ルールを変更し不正入園の防止策を売ったり、転売チケットを無効化すると発表しています。
この流れていくと、早期にプライオリティー・シーティングの転売対策を打ってくるのでは、と期待していますが、レストランの根本的な利用方法、予約方法を変更する可能性もあるのではないでしょうか。
来春でプライオリティー・シーティングの制度が変わって1年。制度見直しのタイミングが来ているとみていいでしょう。
プライオリティー・シーティングの利用方法、Q&Aは以上の記事を御覧ください。