アメリカのフロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)は、世界一の敷地面積を持つディズニーパークです。
WDW旅行に際して必ず事前に把握しておくべきことのうちの1つが、現地での移動方法。
本記事では、現地空港へ到着後のパークまでの交通手段と、パーク内における交通網についてを詳しく解説いたします!
この記事のもくじ
オーランド国際空港⇔ホテル間の送迎について

オーランド国際空港内、シャトルバス乗り場
コロナ前は「マジカルエクスプレス」という、無料のWDW専用シャトルバスが運行されていましたが、コロナ禍以降はサービスが廃止されてしまいました。
そのため、個人手配でWDWへ行く場合は、オーランド国際空港⇔ホテル間の送迎手段も自分で手配しなければなりません。
筆者が実際に利用したのが「ミアーズコネクト」というシャトルバスです。
ミアーズコネクトを運行しているのは、先述の「マジカルエクスプレス」を運行していたバス会社です。長年の運行実績がある会社なので、安心して利用できる交通手段かと思います。

オーランド国際空港→ホテルまで送ってくれたシャトルバスは、クルーズラインのデザインでした。
プランには
・スタンダード(相乗り、他のホテルも経由する/大人1人往復$39.9)
・エクスプレス(貸切チャーター/4人まで$250、5人目以降は1人$55)
の二種類がありますが、スタンダードプランで十分です。

ホテル「グランドフロリディアンリゾート」のシャトルバス専用バス停
ホテルから空港へ行く際は、それぞれのホテルにあるエアポートシャトルバス用のバス停でのピックアップとなります。
ピックアップ時刻は飛行機の時間に間に合うようにミアーズコネクト側から指定されるので、間に合うようにバス停へ向かいましょう。
WDWに到着!敷地面積の広さに圧倒

「WDWはめちゃくちゃ広い」という話は、パークファンの方であればご存知の方が多いと思います。どのくらい広いかというと、「山手線の内側の面積よりも広い」と言われている程です。
その敷地内には、4つのテーマパーク・2つのウォーターパーク(プール)・ショッピングモールエリア・20以上の直営ホテル、そしてさらにゴルフ場やスポーツ施設まであります。
筆者も勿論、敷地の広さに関する情報収集は事前に行っており、宿泊ホテル⇔それぞれのパーク間の距離やおよその移動時間などもしっかり調べた上で現地へ向かいました。
しかし!空港からホテルまでの送迎シャトルバスに乗車して、いざWDWの敷地へ入ってみると、そのだだっ広さに度肝を抜かれました。
先の滞在では空港側に位置するWDWの入口からは最も遠いエリアにあるホテルへの宿泊であったことと、他のホテルを経由しながらの送迎であったため、WDWの敷地に入ってからホテルに到着するまでおよそ30分弱掛かりました。
最短ルートで走行したとしても、およそ15分は必要になる距離です。ご自宅から車でノンストップで15分走行するとどこまで行けるかをイメージして頂ければ、WDWの広さを何となく想像できるかと思います。
百聞は一見に如かずとは、まさにこういう事かと実感いたしました。
WDW敷地内での交通手段・移動方法について

他のディズニーパークとは比べ物にならない程の広大な敷地を持つWDWでは、敷地内の交通手段のバリエーションも豊富でした。
以下では、実際に滞在中に使用したパーク内の交通手段を順に紹介いたします。
①シャトルバス

アニマルキングダム行きのシャトルバスには、電光掲示板に「HAKUNA MATATA! 」という表示が…!
まずは、東京ディズニーリゾートでもお馴染みのシャトルバス。WDWでは、シャトルバスが主要交通手段となります。
海外のシャトルバスとなると「なかなか来ないのではないか?」と心配になる方もいらっしゃるかと思いますが、WDW内のシャトルバスは稼働台数がかなり多いのか、幸い滞在中に不便を感じることはありませんでした。特に朝晩は、少し待てばすぐに次のバスが停留所に来る印象でした。
しかし、シャトルバスはとにかく冷房が強烈です。
フロリダは5月の時点で最高気温が30度近くになる温暖な地域なので、バスに乗車した瞬間は嬉しい涼しさなのですが、すぐに涼しいを通り越して寒くなります……。そして、気温が低い朝晩でも冷房は常にフルスロットルです。脱ぎ着できる上着を1枚持参しておくのが良いでしょう。
②モノレール
続いて、こちらもお馴染みのモノレール。
東京ディズニーリゾートのモノレールはパークの外側を一周しているのみですが、WDWのモノレールは全部で3路線あります。
①マジックキングダム・湖周りのホテル3箇所・TTCを順に回る、各駅停車路線(下記図、赤)
②マジックキングダム⇔TTCを直通で繋ぐ、快速路線(下記図、緑)
③エプコット⇔TTCを繋ぐ路線(下記図、オレンジ)

東京ではモノレールに乗る際は運賃を払わなければいけませんが、WDWのモノレールは無料で利用できます!
ただし「次の電車は〇分後です」というような案内は一切出ていないので、次の車両が到着するまではとにかく待つしかありません。
しかしシャトルバスと同じく、随時複数の車両がぐるぐると稼働しているので、待ち時間は最大でも10分くらいでした。
③スカイライナー

ハリウッドスタジオのスカイライナー乗り場
スカイライナーは2019年から運行を開始した、WDW内では最新の交通手段です。ハリウッドスタジオやエプコット、およびその周辺にあるホテルを結んでおり、カリビアンビーチリゾートを起点に全部で3路線あります。
①カリビアンビーチリゾート⇔ハリウッドスタジオ(下記図、赤色)
②カリビアンビーチリゾート⇔(リビエラリゾート経由)⇔エプコット(下記図、緑)
③カリビアンビーチリゾート⇔アートオブアニメーションリゾート&ポップセンチュリーリゾート(下記図、オレンジ)

筆者は「リビエラリゾート」というホテルへ行く時に一度だけ使用いたしました!アトラクションのような感覚で目的地まで移動することができ、移動中も楽しかったです。外面に描かれているキャラクターも沢山の種類があるので、「どのデザインのものに乗れるかなぁ」というワクワク感もあります。
スカイライナーもモノレールと同様に、無料で利用できます。
④ボート/フェリー

手前の赤い屋根の小屋が「グランドフロリディアンリゾート」のボート乗降場所(ホテル客室バルコニーから撮影)
最後に紹介するのは、なんと……ボート&フェリー!
敷地内に湖があるWDWでは、陸・空の移動手段だけでなく、水上の移動手段まであるのです。
マジックキングダムの目の前には大きな湖があり、その周辺のホテル、及びモノレールのTTC(乗り換え用の駅)にはボートやフェリーを使用して行き来することも可能です。
今回筆者は、マジックキングダム目の前の湖の畔にある「グランドフロリディアンリゾート&スパ」というホテルに滞在していたので、マジックキングダムからの帰り道にはボートも利用しました。
移動を急いでいない時は、湖を優雅にボートやフェリーで渡ってみるのもオススメです。

マジックキングダムのボート乗り場から見たグランドフロリディアンリゾート
その他に、滞在中には一度も利用しませんでしたが「ミニーバン」と言うWDW専用のタクシーサービスもあります。
その名の通り、赤い水玉模様のミニーちゃんデザインの車が専用のピックアップ場所に来てくれ、リゾート内ならどこへでも送迎してくれるサービスです。ミニーバンを呼ぶためには、別途Lyftアプリが必要になります。

今回は、WDW旅行の重要ポイント、交通機関・移動手段についてお届けいたしました。しっかり下調べをして、楽しいWDW旅行にしましょう!