アメリカ・フロリダにある世界最大のディズニーリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド」この広大な敷地の中には、なんと4つものテーマパークがあります。

シンデレラ城がシンボルの「マジックキングダム」、万国博覧会のような「エプコット」、映画の世界観が感じられる「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」、そして動物たちが暮らしている「ディズニー・アニマル・キングダム」です。今回はそんな4つのパークについて、見どころを紹介していきます。
この記事のもくじ
「地球で最も魅力的な場所」マジックキングダム
パークのシンボル「シンデレラ城」
まずはディズニーワールドの中で最も人気のある「マジックキングダム」から見ていきましょう。こちらは4つあるテーマパークの中で、一番最初に造られました。
東京ディズニーランドはカリフォルニアにあるディズニーランドではなく、マジックキングダムを忠実に再現する形で造られました。そのため、シンボルがカリフォルニアの「眠れる森の美女の城」ではなく、シンデレラ城になっているのです。
マジックキングダムは東京ディズニーランドとほぼ同じ構造ですので、回りやすいと思います。ただし東京にはない「リバティースクエア」と「フロンティアランド」というテーマランドがあります。こちらは東京の「ウエスタンランド」と「クリッターカントリー」に似ている感じですね。
マジックキングダムには東京にはないアトラクションがいくつかあります。中でも一押しなのが、2014年に再開発が終わったファンタジーランドですね。ここには映画『美女と野獣』や『リトル・マーメイド』などの作品がテーマになったエリアが広がっています。
7人のこびとのマイントレイン
アンダー・ザ・シー:ジャーニー・オブ・リトル・マーメイド
小さな子でも乗れる「7人のこびとのマイントレイン」や、映画の世界を体験できる「アンダー・ザ・シー:ジャーニー・オブ・リトル・マーメイド」、映画に登場するベルと一緒に劇を演じたり、写真撮影ができたりする「エンチャンテッド・テール・ウイズ・ベル」が特におすすめです。

もちろん、東京でもおなじみの「スプラッシュ・マウンテン」「ビッグサンダー・マウンテン」「スペース・マウンテン」の三大マウンテンもあります。絶叫コースターが大好きという方には、ぜひマジックキングダムのマウンテンも体験してもらいたいですね。
「科学技術と世界旅行」エプコット
パークのシンボル「スペースシップ・アース」
エプコットは科学技術を感じることができる「フューチャー・ワールド」と、世界各国のパビリオンが立ち並んでいる「ワールド・ショーケース」に分かれています。エントランスから入るとフューチャー・ワールドが、その奥に進んでいくとワールド・ショーケースという造りになっています。開園時間か違うことがありますので、注意が必要ですね。
フューチャー・ワールドでおすすめなのは、宇宙旅行を体験できる「ミッション:スペース」、自動車に乗って疾走する「テストトラック」そして、まるで空を飛んでいるような感覚になる「ソアリン」の3つです。
フューチャー・ワールドの奥を進んでいくと、目の前に大きな湖が現れます。この湖の周りを取り囲むように、世界各国のパビリオンが立っています。アメリカ館をはじめ、イギリス館、フランス館、ドイツ館、イタリア館、中国館などがあります。もちろん日本館もありますよ。
日本館
ワールド・ショーケースはアトラクションを楽しむというよりは、ショップやレストラン、ライブ・エンターテイメントを楽しむ場所と言っていいでしょう。私としてはそれぞれのパビリオンの食べ歩きも楽しかったです。
「映画の世界観そのまま」ディズニー・ハリウッド・スタジオ

ディズニー・ハリウッド・スタジオは映画スタジオをテーマにしたパークとして造られました。現在はパークのシンボルであった「ソーサラーズ・ハット」が解体されるなど、少しずつ変わろうとしています。
パークのシンボルだった「ソーサラーズ・ハット」今は解体されている。
ハリウッドスタジオで私がおすすめするアトラクションは「トイ・ストーリー・マニア!」「ロックンローラー・コースター」そして「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」の3つです。

「トイ・ストーリー・マニア!」と「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」は東京ディズニーリゾートにもありますね。「トイ・ストーリー・マニア!」はディズニーワールドでも人気ですが、東京ほどの待ち時間にはなりません。「タワー・オブ・テラー」はフリーフォールタイプのアトラクションですが、東京とストーリーが違います。またベルトは腰だけですので、かなりのスリルが味わえると思います。
「ロックンローラー・コースター」は屋内型のジェットコースターです。かなりの爽快感なのですが、絶叫型コースターが苦手という方は絶対に避けた方がいいと思います。イメージとしては「スペース・マウンテン」をもっと速く、そしてもっと回転させた感じでしょうか。
ハリウッドスタジオでは、様々なショーも行われています。中でも一番のおすすめは、なんと言っても「ファンタズミック!」ですね。

東京ディズニーシーでも同名のショーは行われていますが、ハリウッドスタジオの場合は専用の劇場が用意されています、ゲストは野球場のスタンドのような席に座って鑑賞するという、なんともスケールの大きなショーになっているのです。
アメリカは日本と違って、花火などの火薬量の制限が緩くなっています。そのため演出がとにかく派手になっているのが特徴ですね。大迫力の演出で、主役のミッキーマウスが煙でかすんでしまうほどです。

「動物たちがたくさん」ディズニー・アニマル・キングダム
パークのシンボル「ツリー・オブ・ライフ」
ディズニー・アニマル・キングダムは名前から分かる通り、本物の動物たちが暮らしています。敷地面積は、世界のディズニーパークの中で最大の約200ヘクタール。東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせた面積が約100ヘクタールですから、その2倍ですね。そんな広大なパークには、数多くのアトラクションとともに、動物たちの飼育エリアが設けられています。
アニマルキングダムで必ず体験してほしいのは、なんと言っても「キリマンジャロ・サファリ」です。

このアトラクションは実際に動物たちが暮らしているエリアを、ジープに乗りながら回るというものです。しかし、そこはディズニーパーク。ただのサファリパークのように回るだけではありません。ちょっとしたストーリーがあるのですが、それは行ってからのお楽しみということで。
それ以外にもスリル満点の本格的な絶叫コースター「エクスペディション・エベレスト」や急流を下る「カリ・リバー・ラピッド」などのアトラクションもあります。また、アニマルキングダムでは映画『ライオンキング』や『ファインディング・ニモ』を題材にした、本格的なミュージカルショーも公演されています。

テーマパーク以外にも見どころはたくさん!

ディズニーワールドにはテーマパーク以外にも、様々な施設があります。
まずはショッピングエリアの「ダウンタウン・ディズニー」ですね。ここにはレストランやショップ、「シルク・ドゥ・ソレイユ」の専用劇場などがあります。世界最大級のディズニーショップ「ワールド・オブ・ディズニー」では、お菓子から衣類、おもちゃ、生活用品などさまざまなグッズを取り扱っています。見て回るだけでも楽しくなりますね。
直営ホテルからダウンタウン・ディズニーまではシャトルバスが出ていますので、昼はテーマパークで、夜はダウンタウン・ディズニーで過ごす、という方は多いですね。ちなみに、2016年に「ディズニー・スプリングス」へリニューアルするために工事が行われています。
夏の暑い時期におすすめなのが「ディズニー・タイフーン・ラグーン」と「ディズニー・ブリザード・ビーチ」の2つのウォーターパークです。ここはディズニーならではのプールで、1日楽しむことができます。
それ以外にもゴルフコースやレースサーキット、多種多様なホテルがあります。とにかくディズニーワールドは広いので、ゲストの移動手段としてシャトルバスやモノレール、ボートが運行されています。これらの交通機関はすべて無料になっています。


とにかく広いウォルト・ディズニー・ワールド。日本からは遠いのですが、ここは1週間いても飽きないぐらいの世界が広がっています。ディズニーが好きな方には、一生に一度はぜひ訪れていただきたいですね。