アメリカ・フロリダにある世界最大のディズニーリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド」ここには4つのテーマパークがありますが、その中でも一番の人気を誇るのが「マジックキングダム」東京ディズニーランドはこのパークをモデルにして造られました。
今回は4年にもおよぶ再開発が終了したマジックキングダムのファンタジーランドについて、皆さんに紹介していきます。
この記事のもくじ
目玉は「七人のこびとのマイントレイン」
マジックキングダムでは2010年から4年間、ファンタジーランドとミッキーのトゥーンタウン・フェア(東京ディズニーランドのトゥーンタウンと同様のエリア)の再開発工事を行ってきました。2014年5月、その再開発を締めくくる形でオープンしたのが「七人のこびとのマイントレイン」です。
このコースターは映画『白雪姫』がテーマになっています。7人のこびとたちが使っているトロッコ列車に乗って、ゲストも一緒に鉱石採掘へと向かいます。それほど速くはないので、小さな子でも安心して乗れると思います。
ただし、侮るなかれ。トロッコ列車のように左右に揺れますので、スリルは満点ですよ。
「エンチャンテッド・フォレスト」は2つの映画がテーマ
新エリア「エンチャンテッド・フォレスト」は『美女と野獣』と『リトル・マーメイド』の2つの映画がテーマになっています。
「エンチャンテッド・テール・ウィズ・ベル」は『美女と野獣』に登場するベルと一緒に、おとぎ話を再現するというアトラクション。小さな子を中心に役割が与えられ、ベルと一緒に図書室で劇を演じるのです。最後にはベルと記念撮影もできます。『美女と野獣』ファンにはおすすめですね。
「エンチャンテッド・テール・ウィズ・ベル」の近くには、「ビー・アワ・ゲスト・レストラン」があります。ここは『美女と野獣』の晩餐会を再現したレストランです。映画の世界観そのままで、思わず感動してしまいました。
ランチは今年2月25日から予約できるようになりました。予約がなくても入れますが、開店時刻にはすぐに長い行列ができますので注意が必要ですね。
ディナーは予約客のみ。ディズニーワールドの公式サイトや予約ダイヤルでも予約できますが、ほとんど「満席」と言われてしまいます。「どうしても行きたい!」という方は、当日の朝、入り口前にいるキャストに予約をお願いすることをおすすめします。
ビー・アワ・ゲスト・レストランの横には、ベルが暮らしている街があります。この中にはショップやレストラン「ガストンズ・ターバン」があります。こちらのレストランはビー・アワ・ゲストとは違って、シナモンロールなどの軽食が提供されています。
エンチャンテッド・フォレストのもう一つのテーマになっているのが『リトル・マーメイド』ここには映画に登場するエリック王子の城も再現されています。中は「アンダー・ザ・シー:リトルマーメイドの旅」というアトラクションになっており、ライドに乗りながら映画のストーリーを楽しむことができます。
こちらには東京ディズニーシーにもある「アリエルのグロット」もあります。もちろん、アリエルと一緒に写真撮影をすることができますよ。
映画『ダンボ』がテーマ「ストーリーブックサーカス」
エンチャンテッド・フォレストの隣にあるのが「ストーリーブックサーカス」という新エリアです。ここは映画『ダンボ』がテーマになっており、東京ディズニーランドでもおなじみの「空飛ぶダンボ」や、グリーティング施設「ピートのシリー・サイドショー」があります。
「ピートのシリー・サイドショー」ドナルドダックやグーフィーのグリーティングが行われています。
新しい「空飛ぶダンボ」はライドが2つになっています。これなら小さい子を連れた方でも、少ない待ち時間で乗ることができますね。
プリンセスのグリーティング施設
東京ディズニーリゾートの場合、プリンセスたちに会いたいときはフリーグリーティングを狙うしかありません。しかし、マジックキングダムにはプリンセスのグリーティング施設が造られています。
プリンセスと一緒に写真撮影ができる「プリンセス・フェアリーテール・ホール」は2013年にオープンしました。私が行ったときにはシンデレラ、ラプンツェル、アナ、エルサのグリーティングが行われていました。
やはりアメリカでも『アナと雪の女王』は大人気で、アナとエルサのグリーティングには多くのゲストが列を作っていました。
『塔の上のラプンツェル』をテーマにした休憩エリア
こちらはアトラクションではないのですが、映画『塔の上のラプンツェル』をテーマにした休憩エリアも再開発で造られました。
このエリアにはトイレやベンチ、ベビーカー置き場、充電用コンセントが用意されています。最近はデジカメやスマートフォンなどを使うことが多いですので、充電できる場所があるのはありがたいですよね。
休憩エリアにある充電用コンセント。切り株のようになっていて、世界観が壊れないようになっています。
トイレにもこだわりが多く詰め込まれています。ラプンツェルファンにはたまりませんね。特に男性用と女性用で、内装が異なるというのもこだわりを感じます。
ちなみに、劇中で登場するカメレオン「パスカル」の友達が、休憩エリアの中に隠れています。待っている間に探してみてもいいですね。
マジックキングダムのファンタジーランドは東京の将来像?
今回再開発の対象にならなかったエリアには、東京ディズニーランドでもおなじみの「イッツ・ア・スモールワールド」や「ピーターパン空の旅」「ミッキーのフィルハーマジック」があります。こちらも人気を集めていました。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは2014年10月、東京ディズニーランドのファンタジーランドを再開発すると発表しました。現在のトゥモローランドの一部も使って、面積を約2倍に広げる計画です。
(オリエンタルランド『株主通信』2014秋冬号に掲載された新ファンタジーランドのパース)
オリエンタルランドから発表された新ファンタジーランドのパースを見ると、マジックキングダムに新しく造られた施設を思わせるものがいくつかあるのです。さて、マジックキングダムと同様の施設が、東京ディズニーランドにもできるのでしょうか。今後がとても楽しみですね。