アメリカ・フロリダにある「ウォルト・ディズニー・ワールド」敷地面積は約122平方キロメートルという、世界最大のディズニーリゾートです。東京のJR山手線の内側が約63平方キロメートルですから、その2倍ほどの広さでしょうか。
アメリカ国内だけではなく、日本をはじめ世界各国からディズニーファンが訪れるウォルト・ディズニー・ワールド。今回はそんなディズニーファンにとっての聖地までの行き方と帰り方について、見ていきましょう。
この記事のもくじ
乗り継ぎが必要!
オーランド国際空港にあるフォトロケーション
ディズニーワールドはアメリカ・フロリダのオーランドにあります。オーランドにはユニバーサル・オーランド・リゾートなどの観光施設もあり、世界的に有名なリゾート地となっています。
日本からオーランドまでは、飛行機の直行便は出ていません。そのため、アメリカ国内で乗り継ぐ必要があります。
航空会社によって変わるのですが、私の場合はデトロイトとシカゴ・オヘアで乗り継ぎをしたことがあります。
日本から乗り継ぎ先の空港に着くと、まずは入国審査を受けます。渡航目的や日数などを聞かれますが、やはり緊張しますよね。落ち着いて聞いて、もし分からなければ聞き直して構いません。質問が終わると、指紋と顔写真を撮られて終わりです。
ちなみに、アメリカへ入国するときはESTA(電子渡航認証システム)を事前に申請・登録をすると思うのですが、有効期間内に再びアメリカへ入国する場合は、有人窓口ではなく機械で入国審査を受けることができます。入国審査場を出るところで、審査官に簡単な質問をされるのですが、有人窓口よりも早く通ることができますよ。
アメリカの場合は乗り継ぐ場合も、入国審査を受けた後で一度預けた手荷物を受け取り、税関検査を受ける必要があります。税関申告書は家族で1枚必要となります。飛行機の中で客室乗務員さんにお願いすれば、日本語版の申告書をもらうことができます。着く前に飛行機の中で書いておくと、空港で慌てなくて楽ですね。
税関検査で簡単な質問を受けた後で、オーランド行きの飛行機に再び手荷物を預けます。空港によって変わるのですが、基本的には税関検査場を出ると、すぐに手荷物預けカウンターがあると思います。不安であれば、近くの係員さんに聞くことをおすすめします。
手荷物を預けたら、出発ターミナルへ移動して、再び保安検査を受けます。アメリカの場合はテロ対策で保安検査がかなり厳しくなっており、靴までX線による検査を受けなくてはいけません。「ミリ波スキャナー」とよばれる、大きな機械の中に入って徹底的に検査もされます。
保安検査が終わると、いよいよ乗り継ぎです。航空券には搭乗口が印刷されていることもありますが、直前になって変わることもあります。必ず電光掲示板で便名・出発時刻・目的地・搭乗口を確認したほうがいいでしょう。
シカゴ・オヘア空港に展示されているブラキオサウルスの骨格化石標本
アメリカの場合は日本とは違い、搭乗案内の放送は流れません。また、乗り遅れた乗客を探すといったこともありません。早めに搭乗口を確認して、買い物などの用事を済ませたほうがいいでしょう。
オーランドに着いたら
オーランドに到着したら、預けた手荷物を受け取って、いよいよディズニーワールドへと向かいます。
旅行代理店のツアーに参加した場合は、代理店が用意したバスでディズニーワールドへ向かうことになると思います。個人手配の場合は、タクシーやディズニーが運行している「ディズニー・マジカル・エキスプレス」というバスで向かうことになるでしょう。
ディズニー・マジカル・エキスプレス
マジカル・エキスプレスは無料で乗ることができます。ディズニーの公式サイトでホテルを予約した場合や、ディズニー・バケーション・クラブでホテルを予約した場合は、直接マジカル・エキスプレスの予約もすることができます。これは便利ですね。
マジカル・エキスプレスのウェルカムセンター(乗車カウンター)は、オーランド国際空港のサイドB・レベル1にあります。案内看板がありますので、それを見ながら進んでいくと大丈夫です。
予約票がなくても、宿泊するホテル名やチェックイン日、宿泊日数を伝えれば乗車票を渡してくれます。後は係員さんの指示に従って、ホテルごとに分かれた待ち列に並べば、ホテルまで行くことができます。
帰るときはどうすればいいの?
マジックキングダムのパートナーズ像
さて、楽しい時間はあっという間。ディズニーワールドから日本までの帰り方を見ていきましょう。
旅行代理店のツアーの場合は、代理店が用意したバスで空港まで向かうことになるでしょう。個人手配の場合、ディズニーの公式サイトやディズニー・バケーション・クラブでホテルを予約をしたときは、行きと同じくマジカル・エキスプレスを利用します。
出発日の前日になると、部屋のドアノブまで乗車票を届けてくれます。この乗車票を運転手さんに見せると、帰りのバスに乗ることができます。基本的には、オーランドからの飛行機の出発時刻3時間前に、バスへ乗るように言われると思います。

ディズニーの公式サイトやディズニー・バケーション・クラブでホテルを予約すると、帰国日当日に「リゾート・エアライン・チェックイン」のタグをドアノブまで届けてくれます。
このタグを飛行機に預ける荷物に付けて、ホテルのベルサービスまで持っていくと、オーランド国際空港まで届けてもらうことができます。そして、そのまま乗る飛行機に預けてくれるのです。私も最初は不安だったのですが、ちゃんと日本まで届きました。空港まで手荷物を持っていかなくてもいいので、これは便利ですね。
オーランド国際空港には、ディズニーの公式ショップやユニバーサルの公式ショップを始め、いろいろなショップやレストランが並んでいます。出発前にお土産を買うのもいいですね。


リゾート・エアライン・チェックインの場合は、空港でチェックインする必要はありません。それ以外の場合は必要となります。
チェックインと手荷物預けが終わると、搭乗口を確認して保安検査を受けます。オーランド国際空港の場合、ターミナルがAとBに分かれており、保安検査場も分かれていますので注意が必要ですね。
空港では無料のWi-Fi(無線LAN)を利用することができます。また保安エリア内にもショップやレストランがたくさんあります。
オーランドから乗り継ぎ先の空港へ向かうのですが、出国の場合、乗り継ぎ先で手荷物を受け取る必要はありません。またアメリカの場合は出国審査がないので、着いたら、そのまま日本へ帰る便の搭乗口へと向かうことになります。
ついつい入国した時のことを思い出して、保安エリアから出てしまい、ターンテーブルの前で手荷物を待ちたくなってしまうのですが、いつまで待っても預けた荷物は出てきません。一度保安エリアの外に出てしまうと、再び保安検査を受けなければいけません。
電光掲示板で再び搭乗口を確認して、いよいよ帰国となります。
一生に一度はぜひ!

さて、いかがだったでしょうか。私も中学英語に毛が生えた程度ですので、いつもドキドキしながらディズニーワールドへと向かいます。日本からですとオーランドまで、乗り継ぎを含めて15時間以上かかってしまいます。かなりの長旅になりますので、初めての海外旅行にはあまりお勧めできません。
しかし、それだけの時間をかけても、訪れる価値はあると思います。ぜひ一度はウォルト・ディズニーワールドを訪れて、素敵な旅の思い出を作っていただきたいと思います。