
多くのゲストが訪れる東京ディズニーリゾート。小さなお子さんからご年配の方までパークを訪れる年齢層は様々です。
もちろん多くのファミリーの姿も見られます。そんな中で、パークの身長制限などがあるアトラクションは概ね小学校中学年(3~4年生)くらいになれば、まずほとんどのアトラクションに乗れる身長になっているはずです。
しかしながら、現実的にはまだコースター系のアトラクションにはまだちょっと早い、幼稚園後半から小学校低学年(1~2年生)くらいのお子さんは楽しめる施設も限られています。
ここではそんなお子さんが家族と一緒に楽しめるポイントなどについて紹介していきます。前回は【ディズニーランド:未就学児編】でしたが、今回は【ディズニーランド:小学校低学年編】をご紹介します。
参考までに過去のシリーズはこちら。
・子どもと行くディズニーリゾート(1)【両パーク共通:基礎編】
・子どもと行くディズニーリゾート(2)【両パーク共通:応用編】
・子どもと行くディズニーリゾート(3)【ディズニーランド:未就学児編】
この記事のもくじ
コースター系はちょっと早いけど…元気いっぱいの年代!

ヨチヨチ歩き時代とは異なり、小学校低学年は体も少しづつ大きくなり、年齢的にも自分でいろいろ動き回りたい年。とは言っても、完全に自由にはできない年頃。遊ばせられる場所も未就学児とは異なってきます。
お子さんによってはこれくらいの年代から、既にコースター系アトラクションも平気な子も多くなってはきますが、まだまだ「コドモ」なこの年代。アトラクションの長い待ち時間を待ち続けるのは気力・体力ともにちょっと厳しい年代です。

この記事ではこの年代に適したディズニーランドの楽しめる場所をご紹介していきますが、全体的な動きとしては、午前中のまだ体力も気力も元気なうちにアトラクションを体験し、混雑してきてパパ&ママの疲れも溜まってくる時間、午後くらいに待ち時間の無い又は少ないお子さんが遊べる場所で楽しむのが賢い方法だと思います。
基本的にファストパスが必要な主要アトラクション以外で、「待ち時間も少なく」、「お子さんが自由に楽しめる場所」…と言うイメージでご紹介します。
一番のオススメはトムソーヤ島!迷子の心配無用な冒険の島。

まだまだ小さい子供たち。並ぶのも待つのも飽きてくる時間帯で親も子もストレスが溜まり始める…。しかし、パーク内は人が多くて自由に遊べる場所が少ない…。そんな時にオススメなのはトムソーヤ島。
ウエスタンランドに浮かぶトムソーヤ島はいかだに乗って渡る冒険の島。アスレチックのような仕掛けや、洞窟探検などができ、外側からはわかりにくいですが、意外に広さがあります。

また、ここは上の写真の様に、いかだでないと島に渡れないため、動き回ってすぐどこかに行ってしまうお子さんでも、島の中から出る事はできません。
そのため、ある程度お子さんを遊ばせておいてもエリアが限られているため、迷子になる事はなく、パパ&ママは座ってゆっくり…なんて事もできます。
ただし、高い岩場など、落下すると危険な場所もいくつかありますのでお子さんから目は離さないようにご注意を。

この島は「蒸気船マークトウェイン号」の船着き場の近くから、いかだに乗って渡ることができます。待ち時間が長くなる事はほとんどなく、気軽に渡れます。
ただ、島内には食事ができるレストランがありませんので食事は済ませてからが無難。また、この島は日没までしか遊べません。冬の時期は16時前後で終わってしまう事もあるのでご注意を。

ここで、意外に知られていない遊び方をひとつ。この島のほぼ中央にあるのは「キャッスルロック」(ビックサンダーマウンテンの様な赤茶色の大きな岩)。
ここは自由の登ったりして遊べますが、この下には洞窟の入口がいくつかあります。中はちょっと暗くて不気味な雰囲気がありますが…?

実はこの暗くて狭い洞窟にはよく見るといろいろなものが隠れているのです。例えば、「カエルと睨み合うヘビ」の姿や、「宝石」、「三葉虫の様な化石」「壁に描かれた絵」…等、特に男の子が喜びそうなものが隠れています。

…他にもちょっと見つけにくいですが、しゃがんで穴が開いている空間を覗き込んでみると、上の写真の様に「人の手の様なもの」や、穴の奥を見ると「動物の卵」なんて言うものもあります。
ただ、これらの動物などは実はほとんど真っ暗で見えません。そこであまり知られていない遊び方ですが、この洞窟の中は懐中電灯でいろいろ探しながら進む事。意外な発見があります。
もちろんわざわざ懐中電灯を持っていくのは大変なので、無ければパパやママの携帯やスマートフォンのライトでも代用できます。ぜひお試しを!

他にもこの島はアスレチックの様な「木の家」や「樽の橋」、秘密基地の様な「サムクレメンズ砦」、「インディアンの集落」、「水が出てくる髑髏岩」…など、自分で登ったり、体験して遊べる場所が多くあります。

この場所はいかだで渡る必要があるため、パーク内が混雑している時でもそれほど混雑する事はありません。動き回って大汗をかいてしまうこともあるので、夏場は着替えがあるといいかもしれませんね。
また、島内は飲み物やお菓子を売っている小さなショップがひとつしかなく、平日は営業していない場合もあります。ここは屋内でゆっくりできる場所はありませんが、お子さんを遊ばせながらパパ&ママもゆっくりできるエリアでもあります。
お子さんたちが、アトラクションに並ぶ・待つ…が飽きてしまったらこちらがオススメです。

その他の遊べるエリア・スポット

その他にも実質待ち時間無くお子さんが遊べる場所としては、やはり未就学児同様、トゥーンタウンがオススメ。それほど大きな施設はありませんが、お子さんが触ったり登ったり…と体を動かして遊べる場所が多くあります。
例えば「ドナルドの家」には小さな滑り台や登れる螺旋階段、覗いて遊べる潜望鏡、紐を引っ張ると鐘が鳴る…等があります。

人気の「ミニーの家」や、実施的には登って終わりですが、「チップとデールのツリーハウス」などもあり、待ち時間無く遊べる場所が多くあります。ただ、ミニーの家は混雑時には15分ほど待ち時間が発生する場合もありますのでご注意を。

また、エリアの奥にあるダウンタウンエリアでも、建物に入ったり、ドアを開けたり、箱を開けたり…と、お子さんが喜ぶ仕掛けが多数あります。
トゥーンタウン入口にある柔らかい素材でできた公園「トゥーンパーク」でも遊べますが、ここには小さなお子さんが多いのでご注意を。
まだまだ元気で動き回りたいお子さんは、アドベンチャーランドのスイスファミリーツリーハウスもお勧め。秘密基地の様な大きなツリーハウスから眺めるディズニーランドも新鮮です。

また、遊べる、というほどのものではありませんがクリッターカントリーには小さな動物の足跡があったりそれを追っていくと動物の小さな家にたどり着いたり…と言う楽しみ方もできます。
これはお隣のレストラン、「グランマサラのキッチン」の内部にも見る事ができます。

有料だけど…待たずにお子さんが遊べるスポット

有料ではありますが待たずに遊べるスポットとしては、ワールドバザールの中に「ペニーアーケード」と言う、いわゆる「昔のゲームセンター」があります。
こちらは有料といっても10円~30円程度で楽しめるレトロなゲームが並んでおり、小さなお子さんでも十分楽しめるようになっています。中には100円のクレーンゲームやここにはメダルマシンも多く揃っています。

ここのゲームの遊び方はボタンを押す、レバーを引く…などの、とても簡単な動作で楽しめるゲームが多いので、小さなお子さんでも楽しめるものが多く揃っています。ここはパーク内がかなり混雑している時でもほとんど並ぶことなく遊べます。

また、他の楽しみ方としては、季節のイベントによっては500円程度の有料プログラムですが、パーク内に隠されたコンテンツをを探し出すと言う「体験プログラム」も用意されています。
例えば、春のイースターの時期はパーク内に隠されたタマゴを探す「エッグハント」イベントや秋のハロウィンの時期は、かぼちゃやオバケを探したり、謎解きをしたり…と言うものもあります。

こちらは比較的簡単なもの(難しいエキスパートコースもあります。)で、お子さんとゆっくり回れば1~2時間程度かかりますので、パークを散策しながら家族でゆっくり楽しめますのでお勧めです。(すべてのイベントや季節で実施されているわけではありません。事前に公式ホームページなどでご確認ください。)
また、ワールドバザール内にある「ディズニーギャラリー」はその名のとおり、小さな博物館の様な場所。アニメーションの原画(複写)やその過程などを知る事ができ、それに関連したグッズも販売しています。(ディズニーギャラリーは写真撮影が禁止です。)

また、さらにこの奥で行われているのが「ディズニードローイングクラス」。ここではディズニーキャラクターの顔の描き方を楽しく学ぶ事ができます。コースにより価格が異なりますが、500円~1000円前後で約30分間の体験プログラムです。
時間の予約制で、定員になり次第締め切りとなりますので、混雑日はお早めの予約をオススメします。キャラクターは季節やイベントで変わり、数種類のコースが用意されています。
詳しくは、受付上のボードやのキャストに聞いてみてくださいね。
