乳幼児(1歳〜5歳)から楽しめるアトラクションは??子どもと行くディズニーリゾート(3)【ディズニーランド:未就学児編】

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今回の記事ではディズニーランドのアトラクションにあまり乗れない小さなお子さんが、家族と一緒に楽しむためのポイントをご紹介していきます。概ね「1歳~幼稚園くらいまでの未就学児」のお子さんを対象にしています。

2つのパークをそれぞれ「未就学児編(概ね1歳~5歳)」と「小学校低学年編」に分けてご紹介するシリーズ、今回は【ディズニーランド:未就学児編】をご紹介します。

参考までに過去のシリーズはこちら。
子どもと行くディズニーリゾート(1)【両パーク共通:基礎編】
子どもと行くディズニーリゾート(2)【両パーク共通:応用編】

屋内でゆっくりできるスペースが意外に少ないディズニーランド。

お子さん向けの要素が多くあるイメージのディズニーランドですが、まだよちよち歩きや、パパ&ママが一緒で無いと行動できないお子さんが安心して遊べる場所と言うのが意外に少ないのも事実。

これは意外かもしれませんが、パーク全体で見ると、「屋内」で「待ち時間無く」、お子さんが「自由に安心して遊ぶ」ことのできる施設や場所というのは実はディズニーランドにはほとんど無いというのが現状です。

残念ながら、お子さんが裸足になって安心して遊べる場所は現在ディズニーランド内にはありません。そんな中、それに近い場所はトゥーンタウンにある「トゥーンパーク」。こちらは柔らかい素材でできた公園です。

それぞれ柔らかい素材でできた動物やオブジェがあり、これに乗ったりまたがったりして遊ぶ事ができます。

また、ここは公園を囲むようにしてベンチになっているので、パパ&ママもここで座って休憩しながらお子さんの様子を見れて安心です。ただ、雨天時は実質的に使用ができなくなりますのでご注意を。

基本的には雨でも楽しめるディズニーランドではありますが、小さなお子さんがいる場合、雨が降ると遊べる場所が極端に少なくなってしまう事も覚えておきたいところです。

小さなお子さん連れの場合は…トゥーンタウンがオススメ!

全体的に小さなお子さんが遊べる場所が少ないディズニーランドですが、オススメはトゥーンタウン。前述の「トゥーンパーク」やエリアの奥にあるダウンタウンエリアなど、ここにはボタンを押して音が鳴ったり、カメラのフラッシュが光ったり、受話器を取るとおしゃべりする公衆電話…などがあります。

また、トゥーンタウンに入って、右奥のエリアには「ドナルドのボート」「チップとデールのツリーハウス」「ミニーの家」などの実質待ち時間が「0」で遊べる場所が多くあります。

「ドナルドのボート」には小さな滑り台、螺旋階段、覗いて遊べる潜望鏡…等があります。二階にあがると、鐘をならしたり、潜望鏡の中に映像が流れていたり…と、触って楽しめるものが多くあります。

また実質的には、階段を「登って降りて終わり」…ですが、「チップとデールのツリーハウス」も自由に遊べます。

また、ここには「ミニーの家」もありますが、こちらは意外な事ですが、混雑事は15分程度の待ち時間が発生する場合もあります。建物内が狭いため、混雑時は一時的にキャストが入場を整理する場合があります。

ただ、基本的にはトゥーンタウンには待ち時間がほとんど無く、お子さんが自由に触ったりしながら遊べる場所がいくつかありますのでオススメです。

未就学児のお子さんでも楽しめるアトラクション

数多くあるパーク内のアトラクションですが、年齢や身長の制限をクリアしていたとしても、それらの全てがお子さん向けであるとは限りません。特に「暗闇が多くて怖い」、「魔女が登場する」、「大きな音が出る」という演出も多くありますので注意が必要です。

以下に未就学児でも楽しめるアトラクションとその注意点などを記載してみました。乗車制限などはそれぞれ異なりますのでご了承を。

【未就学児でも楽しめるアトラクション一覧】
※コースター系アトラクションはここでは省いています。

【ほぼ100%安心して乗れるアトラクション等】

ミッキーの家とミートミッキー
ミッキーに会える施設で人気だが、待ち時間がかなり長くなる。また、会う手前の部屋で映画を見るが不気味な場面もあるので少し注意。

グランドサーキット・レースウェイ
レールの上を走るため、前の車を追い越したりはできない。中央のレールに当たらないように走るのだが、レールにあたると衝撃がかなり大きい。また、常にエンジンの振動があるので注意。子供は膝の上は不可。

■オムニバス(上の写真)
シンデレラ城前のプラザを一周するバス。ゆっくりと約6分間のツアーで、車内ではパークの簡単な紹介がアナウンスされます。ただし、ショーやパレードの時間は運休になるのでご注意を。二階の先頭座席が見晴らしがいいが、競争率は高い。

ミニーの家(上の写真)
怖い要素は一切無く安心。規模の割には比較的混みやすく、塗り絵ができるマシーンは常に人が多く待っている事も。

ドナルドのボート(上の写真)
自由に遊べる場所だが、かなり狭い。遊べるエリアは小さいのでそれほど長い時間は遊べない。

トゥーンパーク
地面も柔らかい素材で安心して遊べる。走ったり飛んだりする高学年の子供も多いのでご注意を。

チップとデールのツリーハウス(上の写真)
階段が急なのでパパ&ママが一緒に登らないと危険。実質的には「登って降りて終わり」の小さな施設。

プーさんのハニーハント
ほとんどのお子さんが大丈夫な程度だと思うが、意外に暗いシーンが多いので注意。

シンデレラのフェアリーテイル・ホール
明るい部屋でお子さんが怖がる要素は全く無しで安心。

イッツ・ア・スモールワールド
全体的に明るく楽しい雰囲気で、怖い要素は一切無し。安心して乗れる。

アリスのティーパーティー
全く回転させなければ問題ないが、中央のハンドルを操作するとかなり遠心力は大きいので回し過ぎないように注意。

キャッスルカルーセル
見たままの雰囲気で、安心してお子さんも楽しめる。一番外側は親子で一緒に乗れる。

空飛ぶダンボ(上の写真)
お子さん向けの代表的アトラクションだが、かなり長い待ち時間に注意。混雑時は軽く60分以上、入園制限クラスの酷い時は90分になることも。かなり空いていても40分~程度は待つ覚悟で。

蒸気船マークトウェイン号(上の写真)
ほとんど問題は無いが、時々大きな汽笛が鳴るので、最上階にいる場合はご注意を。

【お子さんによっては怖がる可能性があるアトラクション】

バズライトイヤーのアストロブラスター
小さなお子さんでも乗車可能だが、暗闇がずっと続くため、怖がる場合もあり。大きな音とフラッシュ の様な場面があるので注意。3人乗りだが、真ん中は光線銃が無い。

モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”
バズほどではないが、暗い場面も多い。意外にライドの動きは早く、左右に振られる事が多いので小さなお子さんは注意を。映画を見てから行った方が楽しめる。

ロジャーラビットのカートゥーンスピン
スタンバイの列がほぼ真っ暗な場面もあり、全体的に暗い雰囲気。暗がりが怖いお子さんは気をつけて。ライドも常に動いているので目が回る事も。

ピノキオの冒険旅行
全体的にのどかな雰囲気だが、全体的に暗い中を進む。くじらに飲まれそうになる場面など、後半に少し怖いシーンも。

ミッキーのフィルハーマジック
一見、問題なさそうだが、大きな効果音や風の演出がお子さんにとっては怖いと感じる場合も。

ピーターパン空の旅
こちらも怖い要素は少ないが、全体的に終始暗い中を進むので注意。お子さんは抱っこ不可で座る必要ありなので注意。

トムソーヤ島いかだ(上の写真)
いかだ自体は問題なし。島にある洞窟は昼間でもかなり怖い雰囲気があるのでここは注意。

カントリーベア・シアター
基本的には問題無しだが、時々暗くなる。それほど長くないので許容範囲かも。

魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ!”
基本的には問題無しだが、稲光の音などのシーンもある。それほど問題ない。

スイスファミリー・ツリーハウス
自分で登るタイプなのでそれなりに体力必要。階段は急なのでパパ&ママの補助必須。

ウエスタンリバー鉄道
一見のどかな列車だが、太古の世界は一時真っ暗になり、怖い雰囲気のトンネルで恐竜に出会うので注意。

ジャングルクルーズ
昼間は大丈夫リアルな動物は意外に怖くないが、途中の神殿はかなり暗く怖がるお子さんも。夜も乗れるが、ほぼ真っ暗なので夜は止めるべき。

【怖いシーン等が多く、小さなお子さんにはオススメしないアトラクション】

白雪姫と7人のこびと
「怖がり危険度大」。その名前と内容は大きく異なり、全編が魔女メインで怖いアトラクション。小さなお子さんは止めるべき。白雪姫は一箇所しか登場せず、全体的に怖い。

カリブの海賊
前半は暗い洞窟を進み、お子さんにとっては全体的に怖い雰囲気。明るい場面がほとんどない。落下場面があり、小さなおこさんは避けるべき。

ホーンテッドマンション
言わずと知れた西洋のおばけ屋敷。ディズニー流のクオリティはありますが、やはり小さなお子さんは避けた方が無難。

【その他気をつけたい要因があるアトラクション】

■「夜」のジャングルクルーズ
昼間は問題ないが、夜になるとほぼ真っ暗な中を進むため、想像以上に怖い雰囲気になるので要注意。(2014年秋のリニューアルオープンで変更になる可能性があります。)

■「夜」のウエスタンリバー鉄道
昼間はのどかな鉄道だが、夜には周囲がかなり暗くなって周囲が見えなくなるので、怖い雰囲気になるので注意。

トムソーヤ島の洞窟
いかだで島に渡り、左側に進んだ右側にある「インジャンジョーの洞窟」は昼間でも非常に狭くて暗いのでここは入らない方が無難。

…と、言う事で、大人にとっては全然怖くもなんともないものが多いですが、意外に暗い場面や怖い場面が多いのも特徴。せっかく楽しいディズニーランドですから、お子さんにも楽しい思い出を持って帰ってもらえるようにしたいものですね。

ちなみに各アトラクション個々の説明はこちらの「TDLアトラクション攻略法」のページに掲載してありますのでご参照下さい。

開園間際の時間は立体駐車場のエレベーターを使わない!

未就学児のお子さんの場合、まだベビーカー利用の場合が多いと思います。それなりに荷物も詰めるのでまだまだ必要なベビーカーですが、立体駐車場での注意がひとつ。

比較的早い時間帯にランドに車で到着すると立体駐車場に案内されますが、この大きな駐車場ですが、実は収用台数の割りに、エレベーターが一基しかありません

そのため、多くのゲストが入園ゲートに向かう朝の開園間際の時間帯は上から降りてくるエレベーターが常にいっぱいの状態が続く事が多くあります。

そのため、なかなか乗る事ができない場合が多いので、最初からエレベーターを使わずにエスカレーターや階段を利用した方が早い場合が多いです。ご参考に…。

…さて、今回は【ディズニーランド:未就学児編】をお届けしました。次回はもう少し年齢層が上がった【ディズニーランド:小学校低学年編】をご紹介します。