
広大な敷地に様々なアトラクションが広がるディズニーランド。やはりコースター系のスリルライドが人気を集めていますが、お子さんでも楽しめる乗り物が多いのはファンタジーランド。
このエリアにあるアトラクションはキャラクターが多く登場し、年齢などの制限も緩く、幅広い年代のゲストが楽しめるものが多いのも特徴です。
そんな中、知っていると少しだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。
今回は3Dシアター形式のアトラクション、「ミッキーのフィルハーマジック」をご紹介します。
収用人員が多く、回転率のいいアトラクション。待ち時間は短め!

「ミッキーのフィルハーマジック」は東京ディズニーランドのグランドオープン時からあった「ミッキーマウスレビュー」(2009年5月25日にクローズ)の跡地に登場した3Dシアタータイプのアトラクション。2011年1月24日にオープンしました。
アトラクションのタイトルは「ミッキーの~」となっていますが、実施的にミッキーは映像冒頭と最後に登場するだけで、現実的に主役はドナルドダックとなっています。

ちなみに「フィルハーマジック(PhilharMagic)」という名称は、交響楽団の意味の「フィルハーモニック(philharmonic)」と、魔法の意味の「マジック(magic)」を合成させた、ディズニーでよく使われる造語です。
物語は「ファンタジーランドコンサートホール」(このアトラクションの劇場)に所属する交響楽団の指揮者であるミッキーと、コンサートホールマネージャーのドナルド&グーフィーが巻き起こすハプニングにゲストも巻き込まれる…というもの。

映像の中では「美女と野獣」、「リトル・マーメイド」、「ライオン・キング」、「アラジン」等の有名なディズニー映画のキャラクターが登場し、その中をドナルドが巡って行きます。映像は最初は中央のステージだけですが、途中から大きく横の壁全体もスクリーンになり、迫力ある3D映像が楽しめます。
ゲストは建物中に入ると、壁に楽譜が書かれた部屋を通り、3Dグラスを取ったら、ウエイティングエリア(劇場の「ロビー」という設定。)で待機します。ここでは特に並ぶ列はできていません。ここには過去の公演で使われた小道具が置いてある、と言う設定。
そして劇場内に入ると湾曲している座席が並びます。シアター形式アトラクションの特徴としては、あまり先に並ぶと、座席が端っこになってしまいますのでむしろ遅れ気味でもいいと思います。

上演時間は約11分とかなり長め。さらに一度の上演の定員も454名とかなり多いので、回転率はかなりいい方です。現在の上演時間中に次の上演回ゲストを待機させる方式なので、待ち時間は比較的短め。
グランドオープン時は150近い待ち時間が発生していましたが、最近はだいぶ落ち着き、通常の週末でも20分前後、入場制限クラスの大混雑時でも60分を超える事はあまりありません。
スタンバイ時間もも終日大きな変化はありませんので、時間の空いた時に並ぶイメージでいいと思います。

その他の細かなトリビア・攻略法など

前述のとおり、それほど待たずに座ってゆっくり見れるシアタータイプのアトラクションですので、とりあえず一通りの用事を済ませて疲れてくる午後から夕方に、時間が空いた時に利用するイメージでいいと思います。
座席は早く並んだからと言って、好きな場所を選べるわけではないので、慌てたり急ぐ必要はありません。ただ、空いている時はある程度は選択できる場合もあるので参考にしていただくとすればやはり座席の前後も左右も、できるだけ中央に近い位置がいいと思います。

当たり前過ぎる言い方ですが、理由としてはスクリーンが横方向にかなり広い事。開始前のステージは中央に小さいのがひとつだけなのですが、途中からの映像投影はかなり横に広い範囲に広がります。
そのため、前過ぎると、左右の映像が見えにくく、後ろ過ぎるとスクリーンから距離があり、3D効果が若干薄れる気がします。さらに、後方すぎると3Dメガネをかけた視界の上下にスクリーンでない部分が見えるので、迫力が若干欠ける感じになります。ただ、基本的にはどの座席でも楽しめますのであまりこだわる必要も無いと思います。
【この先には一部ネタばれがあります。ご注意を!】

この映像ですが、専用のグラスをかけて観覧しますが、座席全体は湾曲しているので端の方からでもそれなりに見る事ができます。しかし、以外にも前後の先との段差が少ないので、自分の座席の目の前に大きな方が座るとかなり見えにくくなります。
特に3Dですので、正面の視界を遮られると映像が見にくくなります。特に小さなお子さんや身長の低い方はこのあたりも注意が必要ですね。
また、液晶画面やフラッシュを使わなければ撮影も可能ですが、現実的に裸眼での映像は上の写真の様に意味がありませんので撮影はあまり意味がないかも…ですね。

また、このアトラクションは3Dだけでなく、物語の途中にシャンパンやケーキ類等が登場するシーンでは「香り」が噴出されます。
さらに水が登場するシーンでは、少量の水がゲストにかけられるという場面もあります。また、全編を通じて「風」による効果も多く使われています。
これらの演出がされるのが、下の写真、自分の座席の前にある噴出口。前の席のゲストとは少しづつ位置がずれており、自分の正面にこれが必ずくる様になっています。

そのため、せっかくですから、これを塞がない様に、荷物は抱えない、マスクなどは外す…など、予めしておくといいでしょうね。
ちなみに、このアトラクション入口入ってすぐの部屋の壁に書かれている楽譜ですが、これは「ミッキーマウスマーチ」です。そしてもう一方の大きな五線譜は「魔法使いの弟子」です。
また、ロビー(シアター前の待合室)にある、ガラスのケースに入ったオブジェには、それぞれ隠れミッキーがあります。お時間ある方は探してみてくださいね。
…3Dシアターの迫力ある映像と音楽、そしてそれだけでなく五感に訴えてくる様々な特殊効果やサプライズ的要素など、エンターテイメントの基本とも言えるディズニーランドらしいアトラクション。比較的短い時間で楽しめますので、ぜひ行ってみてください。
