毎年恒例となった、秋の人気シーズンである「ディズニー・ハロウィーン」。過去約3年間は、新型コロナウィルスによる様々な制限がありましたが、今年は久しぶりに制限の無い、いつものハロウィーンが開催されます。
そんな中、ハロウィーンと言えば「仮装」ですが、今回新しく注目を浴びているのは東京ディズニーリゾート公式が設置する「有料更衣室のサービス」。
過去にも更衣室はありましたが、久しぶりに登場する今回は一体どんなものなのでしょうか?使い方は?実際どうなの?他にもいい方法はある…?等について触れてみたいと思います。
この記事のもくじ
久しぶりに完全復帰の仮装付きハロウィーン

イクスピアリ タウンエリア(3F グレイシャス・スクエア)
新型コロナウィルスの影響により、パークは様々な制限運営を強いられましたが、過去のハロウィーンの時期も同様。
ここ3年間の仮装は完全に中止(2020年)だったり、事前有料チケットによる申し込みの方(2021年)のみ、昨年2022年は仮装は復帰しましたが、ハロウィーンパレードは完全版で無かったり…といった状況でした。
しかし、今年2023年の秋は、そうした制限は全て撤廃され、これまでの「いつもの仮装付きのハロウィーン」がやっと帰ってきました。
もちろん、仮装の内容の制限やルール自体は以前と変わりませんので、この点にはご注意を。そんな中発表された、新しい「公式の更衣室のサービス」が気になりますよね。
場所はイクスピアリ3Fのグレイシャス・スクエア
今回公式から発表された、有料の更衣室のサービスは公式サイトによると、イクスピアリの一角、3階にある「グレイシャス・スクエア」と呼ばれるエリアです。公式サイトはこちらのページをご参照。

画像右下の★が更衣室の場所、舞浜駅は右側下方向(画像は公式サイトより)
立地的に詳しくない方からすると、少しわかりにくい場所かもしれませんが、舞浜駅改札(2階部分)からそのままイクスピアリに入り、一つ上のフロア(3階)になります。
更衣室からそれぞれパークへは、ディズニーランドであれば徒歩約10分、ディズニーシーは約17分を要する場所です。

上図の拡大図(画像は公式サイトより)
元々は店舗だった場所であり、空きテナントのスペースを有効活用する様ですね。
また、サービスは有料となり、30分制。電源付きや電源がないスペース(ドライヤーなどの貸し出しはなし)なども選べ、料金も変わります。電源があるのは特に髪型を整えたりする場合に非常にありがたいサービスですね。
数は十分とは言えない…?他の方法を考えた方がいいかも

更衣室の見取り図、右の図は部屋のイメージ(画像は公式サイトより)
そんなこちらの有料更衣室サービスですが、公式サイトの図によると、部屋の数は全部で約24部屋。
ほとんどが女性用スペースで、男性用は2つのみです。また、「オールジェンダー・バリアフリーブース」と言う設定もあります。
パークで仮装をされる方の総数を考えると、全体的な数としては、正直言うとそれほど多いとは言えません。

更衣室の場所(画像は公式サイトより)
また、パークからの距離もあるため、仮装を整えた状態で、ランドは比較的近いですが、シーに行く場合は、リゾートラインに乗ったとしても約15分、徒歩で行く場合は約20分弱かかります。
また、スペースのみの提供なので、荷物を持った状態でロッカーなどは自分で探し、その状態で歩かなければならない状態になります。
料金やロッカー、注意事項は?

料金表(画像は公式サイトより)
続いては具体的な料金表。基本利用は30分間で500~600円となります。料金的には特に高い印象は無く、利用しやすい適切な価格だと思われます。
ただ、時間貸しなのに「予約時間の5分前には退出する」など、独特のルールがあり、しっかり読んでおく必要はあるでしょう。

利用に関する注意事項(画像は公式サイトより)
また、「当日のパークチケットを確認」、「ロッカーが無い」、「延長は不可」、「イクスピアリの駐車場サービス対象外」など、一般的な貸更衣室とは異なるルールがありますのでご注意を。

利用に関する注意事項(画像は公式サイトより)
また、基本的に予約はもちろん、変更・キャンセル・時間変更などは全て公式サイトからとなります。
「当日現地でなんとかなるでしょ?」が通用しない形になっているのでしっかり確認する必要があります。
厳しい残暑が続く、9~10月の予報も考慮
ありがたい公式の更衣室サービス。しかし、そんな中ですが、今年の9月から10月かけては、厳しい残暑になると言う予報も出ています。
それでなくても、例年のこの仮装が始まるこの時期、9月当初はまだ真夏日に近い状態が多くあります。
パーク直近では無く、やや距離があり、荷物も自分でロッカーを探して預ける必要があるなど、その辺りの状況もしっかり加味しながら使う必要があると思われます。
実際に見てみないとわかりませんが、案内や注意事項を見る限りでは、有料のサービスにしては環境が整っているとは言い切れない雰囲気もあります。
そうした部分も理解した上で利用する必要があるのではないかと思います。
実際はホテル等を予約した方が良い可能性も
今回、公式の方で用意してくれた画期的なサービス。もちろん実際に使ってみないとわからない部分はありますが、ドライヤーやイスなどの貸し出しは無く、制限もやや厳しい印象もあります。
また、昨年はパークが用意する更衣室は一切無かったため、実際には近隣ホテルに宿泊したり、自家用車で来場して着替え、場合によってはほぼ仮装そのままで公共交通手段を使って来られた方も多くいました。
そうした部分を考えると、こちらの更衣室を使うのももちろんいいと思いますが、昨年のように近隣ホテルや自家用車などを使うと前提で考えるのも確実と言えるかもしれません。
ホテル舞浜ユーラシアの仮装プランも便利!
また、ホテル宿泊の他に仮装民にありがたいのが、パークに近い「SPA&HOTEL 舞浜ユーラシア」で実施されている、「ハロウィン特別入館プラン」を利用するのもおススメです。
こちらは、ホテルが用意した専用の更衣エリアを使って、「着替え」や「荷物の無料預かり」をしてくれて、更に全て終わってパークから帰ってきた後に、「天然温泉に入ってから帰る事が出来る」…と言う大変ありがたいプランです。
もちろん荷物も無料で預かってくれるなど、ありがたいサービスも。
料金は大人子供同一で、平日なら3,500円、土日祝なら4,500円。前日からの入館や簡易宿泊も可能(別料金)ですので、朝ゆっくりこちらのプランを利用するのもいいですね。
ただ、本来はホテルですので朝の利用時間(着替えは11時まで)などの注意事項も色々あります。特別入館プランの独自のルールもありますので、しっかり確認してから利用したいですね。
やっと戻ってきたパークのハロウィーン
久しぶりの完全復帰となるハロウィーンイベント。ここ3年間は、前述した通り新型コロナウイルスの影響でなんとなく仮装も思いっきり楽しむことができなかったと言えるかもしれません。
感染予防の観点から、パークも更衣室設置を行っていませんでしたが、今回、晴れて公式からも久しぶりの登場となりました。
本当に長かった制限運営からの復帰。やっと待ち望んだ、仮装の全面解禁とも言えます。…久しぶりの全力の仮装のハロウィーン。これまでの分もしっかり楽しみたいですね。