アトラクションだけでなく、ショーやパレード、ショッピングとたくさんのコンテンツで私たちを楽しませてくれる東京ディズニーリゾート。
ただ、なんとなく「どうせいつ行っても混雑しているし…」と言うイメージもありますよね。
そんな中、今回は知っているようで知らない?シンプルに「いつが空いているの?」、逆に「いつが混んでいるの?」について触れてみたいと思います。
この記事のもくじ
「ディズニーは平日が空いている」を過信しない
東京ディズニーリゾートの混雑具合について、パークにあまり詳しくない方からすれば、ざっくりと「週末が混んでいて、平日が空いているんでしょ?」と思われる方が多いと思います。
まず、基本的にはその考え方に間違いはありません。週末や祝祭日よりも平日の方がゲストが少ないのは確実です。
ただ、「季節によっては、むしろ平日の方が混んでいる」と言うタイミングもあり、「空いていると思って平日に来たのにものすごく混雑していた…」と言う場合もあるので注意が必要です。
また、以前のパークは例えば冬の閑散期(1月中旬〜下旬の平日)はかなりガラガラでしたが、近年はそこまで極端に空くことがなくなってきているので注意しましょう。
「平日の混雑」に注意したい時期はここ
それでは具体的に「平日が混雑する時期」とはいつなのでしょうか?それは主に下記の時期です。
(1)2月〜3月
これは主に中高生が受験シーズンや春休みに入り、学生が増えてくるため。コースター系アトラクションの待ち時間がかなり増えてきます。逆に少し高めのレストランは空くなど、特徴のある時期になります。
(2)5月の月曜日
運動会や体育祭と言えば、一昔前は10月の秋の時期が定番でしたが、最近は熱中症予防や、秋の時期だと受験などが近づく為、この時期に実施する学校が増えています。そのため、振替となる月曜日が混雑する傾向があります。
(3)8月の夏休み
言うまでもなく「夏休み」のため。平日と週末の差があまりなくなり、平日と言うより、「曜日関係なく混む」と言う形になります。
(4)9月
小・中・高等学校の夏休みは8月末で終了する所が多いですが、大学はまだ夏休み中のところが多いため、まだこの時期の平日も夏休み中と変わらない混雑傾向です。
(5)10月〜11月にかけての月曜日
こちらは5月の運動会などの理由に加え、文化祭などの振替で月曜日が混雑します。
オススメなのは「4月中旬以降の平日」
前述したように平日でも混雑している日が多いパーク。「結局、どの時期も混んでるのでは…」となりますよね。
もちろんそうとも言えるのですが、そんな中でもシンプルに「ディズニーリゾートを一番快適に過ごせる時期」があります。
それは「4月中旬以降の平日」です。特に4月10日前後から下旬にかけて、ゴールデンウィークが始まる前までの平日です。
まず、4月は入学や進学で「新学期」が開始し、更に年度初めで、新社会人等になって間もない人も多い時期。新しい環境がスタートした直後で、いわゆる有給休暇等も現実的に取りづらいため、平日は非常に空いています。
この頃は気温も暖かくなり始める頃なので、季節的にもオススメな時期。この時期は一部マニアの間では、「春のプチ閑散期」とも言われ、期間は短いですが、アトラクションも空いていて非常に快適に過ごせる時期です。
2023年の4月からは「東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”」がスタートし、混雑しそうなイメージもありますが、例年この時期は比較的空いている時期なので、それほどの影響は無いと言っても良いと思います。
「11月上旬の平日」も狙い目
続いては4月ほどの好き具合ではないですが、「11月上旬の平日」もおすすめです。
この時期はハロウィーンも終了し、次のクリスマスイベントが例年だと11月の2週目ぐらいから始まります。
この時期はちょうどイベントの合間のタイミングでもあり、ハロウィーン時期の混雑の反動などもあるのか、比較的空いています。
ただし、11月3日の文化の日の祝日は入園制限クラスの大混雑になるので要注意です。
ご紹介した4月や11月の時期は、下記記事でも紹介した通り、パークがある浦安市の年間気象状況を見ても、過ごしやすい時期でもあります。
着るものや体調管理の負担も少なく、一日快適に過ごしやすい事もおすすめする大きな理由です。
逆に絶対避けたいのが「春休み」
逆に「極力避けていただきたい」のが「3月中〜下旬の春休み」。この時期は大げさではなく、東京ディズニーリゾートが年間で最も混雑する時期です。
特に3月の後半は、平日休日関係なく非常に多くの学生が一気にパークを訪れ、非常に混雑します。
さらに気をつけたいのは、「3月最終週は平日でも入園制限がかかるクラスの混雑」になります。現在(2023年2月)はパスポートの販売枚数が制限されているので当日に制限がかかることはありませんが、注意が必要です。
また、若い学生が多いため、絶叫系アトラクションなどは、ものすごく賑やかになります。
言い方は良くないですが、アトラクション乗車中も大きな声で叫ぶゲスト等が普段に比較して増える為、いつもとはちょっと違ったパークに感じるかもしれません。
春休みで暖かくなり、ちょうどいい時期でもあるため、行きたくなる気持ちも非常によくわかるのですが、その時期に行く理由が特にないのなら、春休みは避けた方が良いと断言できます。
公式アプリの待ち時間で混雑傾向を把握

画素は公式アプリより
また「混雑を見極めるもう一つのポイント」としては、「自分が行く時期に近いタイミングで、パークの公式アプリで待ち時間をチェックしておく」と言うこと。
大体の「その時期」の「曜日」の傾向と言うのは似通ってきますので、「大体この時間でこれぐらいの混雑」と言うのを、アプリでチェックしておくとある程度の混雑予想や計画ができると思います。
もちろん開催しているショーや人気のイベントによっても混雑度は変わってきますが、年間のこうした大まかな傾向は以前からほぼ変わりません。
最後に「確実に、そしてシンプルにパークで快適に過ごす方法」は「混雑している時に行かない」と言う事。
なかなか思い通りにスケジュールが組めないこともありますが、何事も準備と心構えで、少しでも快適に過ごせる事も可能です。ぜひ参考にしてみてくださいね。