アトラクション別傾向&攻略法【チップとデールのツリーハウス】

ライター:

多彩なテーマランドに様々なアトラクションが広がるディズニーランド。7つに別れた広大なエリアには大小様々な施設があります。

人気の大規模なアトラクションから、目立たない小さな小屋の様な施設まで、様々です。そんな中でも小さな物語やこだわりが隠れているのが大きな魅力のひとつ。

そんな中、知っているとちょっとだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。

今回はアニメの街、「トゥーンタウン」から、ちょっとアトラクションのイメージは薄いですが、「チップとデールのツリーハウス」をご紹介します。

お子様向けであっという間に終わってしまうアトラクション。

数あるディズニーランドのアトラクション。人気で数時間も待つようなものから、アトラクションという名前がついていながらも実際は待ち時間無く遊べるものなど様々です。

中でもお子さん向けのものが多いトゥーンタウンにはそうしたアトラクションというよりも遊具という表現が合うものが多くあります。そんな中、今回の「チップとデールのツリーハウス」もそのひとつ。

こちらは自由に動けるウォークスルータイプのアトラクションです。現実的に待ち時間はなく、木の中を登って階段を下りるだけ…というものです。

ここはキャラクターの名前が付いていますが、「ミニーの家」や「ドナルドのボート」と同様、チップ&デールはいつ行ってもここには不在ですので、合う事はできません。

混雑日でも並ぶ事は無く、いつでも入れますが、中は狭くて急な階段になっているのでまだ上り下りのできないお子さんや体の大きな方は少し入りにくいです。

待ち時間等は必要なし。無理に行かなくてもいい?アトラクション。

ディズニーランドには似たようなウォ-クスルータイプのアトラクションとして、「スイスファミリー・ツリーハウス」というものがありますが、これに比較するとかなり小さめ。

現実的には木の内部のらせん階段を2~3階部分の高さまで登って、木の外に出た階段で下ってくるだけです。なぜそのような中途半端とも言えるアトラクションなのかは理由があります。

こちらは元々元祖である、米アナハイムのディズニーランドにも同名のアトラクションがあり、チューブ型の滑り台がついていました。この東京にも当初はすべり台があったのですが、滑り台を逆から登るお子さんや、まだ降りきっていないのに上から滑ってきて下部でぶつかる事などにより、けが人なども多く発生したため、滑り台が撤去されてしまった…という事が理由です。

この施設はトゥーンタウンがオープンした1996年4月からありますが、これらの事故などを受けて、わずか4ヶ月で撤去されてしまいました。撤去時の当時は設定としては、「チップとデールが壊しちゃった」との説明があったらしいです。

ちなみに名称も以前は「チップとデールのすべり台」だったものが、改修後は現在の「チップとデールのツリーハウス」に変更になりました。

そのため、言ってみれば、「すべり台の階段だけ残ってしまった様な形」でもあり、混雑時でもここはかなり空いています。上まで登って、後ろを振り返って見るとトゥーンタウンの風景がよく見えます。

その他の細かなトリビア・攻略法など

前述した様なタイプの施設ですので、攻略法というものは特にありません。施設自体もかなり小規模のものなので特筆すべき部分もあまりありませんが、ここでも小さなお話を。

この住民である、「チップとデール」(Chip ‘n Dale)」の名前は、ご存知シマリスの双子の兄弟。名前はイギリスの家具職人トーマス・チッペンデール(Thomas Chippendale)からきています。

ディズニーランドではおなじみのこの二匹は映画の中ではドナルドとはしょっちゅうトラブルを起こしていますが、実はミッキーやグーフィー達とは共演する機会はほとんどないんです。

そんな彼らはお隣にあるアトラクション、「ガジェットのゴーコースター」を作ったガジェットが憧れの人。しかしながら、近年のディズニーリゾートでは、同じキャラクターのクラリスの出番が増えており、こちらの方が彼らの憧れの人としては定着してきているイメージですね。

さて、そんなこのツリーハウスは彼らの棲家なんですが、彼らはこの「樫の木」の栽培が非常に上手なため、一年中収穫期になったどんぐりがぶら下がっている…というストーリーもあります。

そんなこの施設ですが、階段を全て下った左脇にはなにやら機械が置かれています。これは実はどんぐりバターを作る機械。レバーを手前に引いたりボタンを押したりするとバターを作る音が聞こえます。

ちなみにこのマシンの上にはミッキーやミニーの名前がかかれたボードがあります。どうやらこれは彼らが作ったどんぐりバターを渡す予定の表なんでしょうね。

…ちなみに右下に書かれた「GoodTimeCafe」は同じくトゥーンタウンに実際にあるカウンターサービスのレストラン、「ヒューイ・デューイ・ルーイのグッドタイム・カフェ」の名前。実際のレストランにまでどんぐりバターを卸している、という事なんです。

また、こちらは季節限定ですが、下の写真の様にこの施設の前にはチップとデールがすべり台で遊んでいる姿がありますが、クリスマスの季節になると彼らもちゃんとクリスマスコスチュームになります。小さい彼らですのでなかなか気がつかないんですけどね。

…こちらの施設は、ちょっとアトラクションとしてはマイナーなイメージのではありますが、お時間ある時はちょっと覗いてみてくださいね。