東京ディズニーランドの開園当時からある「スペース・マウンテン」。
このたび、アトラクションを建て直し、併せてエリアも一新される事が発表となりました。
今回はそんな「スペース・マウンテン」のこれまでの歴史や、意外に知られていない「あのキャラクター」など、ちょっと変わった楽しみ方をご紹介します。
この記事のもくじ
二度目のリニューアルを迎える「スペース・マウンテン」
1983年の東京ディズニーランドのグランドオープンからある「スペース・マウンテン」。
下記の公式発表の通り、新しく建設し直され、周辺環境を一新し、トゥモローランドを象徴する広場を開発する事が発表されました。
【ニュース!】
1983年の東京ディズニーランド®のグランドオープン以来、多くのゲストに親しまれている「スペース・マウンテン」を新しく建設し直し、あわせてその周辺環境を一新し、トゥモローランドを象徴する広場を開発します。
くわしくは>> https://t.co/M4eriBvHdq pic.twitter.com/8hxVt3bLCz— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) April 27, 2022
こちらのアトラクションは2007年4月にも一度リニューアルされており、今回が二回目の刷新となります。
「リニューアル」と言う表現が各メディアなどでは使われていますが、現在の建物は取り壊されて新設されるため、「新しいアトラクション」と言ってもいいかもしれませんね。

2004年当時の「スペース・マウンテン」
リニューアルされる前の初期の同アトラクションは写真の様に大きな木や、スポンサーであるコカ・コーラの大きなロゴが目立つデザインでした。

2004年当時の「スペース・マウンテン」
新たに発表されたデザインは流線型の近未来型になりました。今からオープンが楽しみですね!
建設から約40年。避けられぬ老朽化
2023年には開園40周年を迎える東京ディズニーランド。「スペース・マウンテン」は開業当時からあるため、建設からもう約40年が経過しています。
もちろんメンテナンスや修繕はされているものの、やはり全体の老朽化は避けられず、タイミング的にはそろそろ大規模刷新の時期とも言えます。
写真は昨年(2021年)のものですが、オフィシャルホテルから見た同アトラクションの裏側。
ゲストから見えるパーク側はキレイになっている印象がありますが、裏側を見てみると上部には錆びが見えたり、表面がかなり老朽化している事がわかります。
慣れ親しんだ姿が変わってしまうのは残念ですが、新しいトゥモローランドの象徴の姿も楽しみですね。
自販機ロボットは「意外な所」にも!
続いては「ちょっと変わった同アトラクションの楽しみ方」をご紹介します。
写真は2007年のアトラクションリニューアルの頃から置かれている、同建物下にある自動販売機。
エリアの雰囲気に合わせたロボットの形になっていますが、実はこのロボット、「パーク内のある場所にも描かれている」のをご存知でしょうか?
それはレストラン「プラズマ・レイズ・ダイナー」。このレストラン内部には壁にポスターが貼られているのですが、その中の1つにご注目。
一見すると、特にスペースマウンテンとは関係ない様に見えますが、中央右側付近をよく見てみると、「何やら見覚えのあるキャラクター」が…!
こちらはまさにあの自販機のロボットなのです。…なかなか気がつきませんが、こんな所にも細かいこだわりが隠れているのですね。
過去にも「自販機のロボット」は存在していた!

ご紹介した自動販売機のロボットですが、実は「現在の形以外にも過去に存在していた事」があります。

それが上の写真。こちらは工事期間中に臨時的に設けられたものですが、ちょっと「レトロ感溢れる先輩の姿」もあったのですね。
誰も気が付かない?小さく書かれた宇宙船
話は先ほどのポスターに戻ります。続いては更にまた別のポスターにご注目。
こちらのイラストも、一見するとどこにもスペースマウンテンは見当たらない様に見えますが…?
ポスターの右側中央付近を見てみると、実は小さく宇宙船が描かれているのです。これは乗り場エリアの上部にある宇宙船の機体。
かなり近づかないと見えないので、ぜひじっくり探してみてください。
…こんな「スペースマウンテンではない所で感じるスペースマウンテン」。そんなところも探してみてください。
生まれ変わるトゥモローランドの姿に期待!
今回の発表では、新しいスペースマウンテンに併せて、トゥモローランドエリアの刷新についても触れられています。
ディズニーランドのグランドオープン時には「まだまだ未来の話だった、40年後の現在の世界」。
初期のスペースマウンテン乗り場上の宇宙船の機体には「TDL-2000」と言う言葉が書かれていました。
これは「未来(2000年)のディズニーランドに向かって…」と言う意味が含まれていたのだと思います。今から見れば2000年はもう20年以上も前の話。
しかし、ランドがグランドオープンした1983年から見た2000年は、当時から見れば17年も先の「未知の未来」だった訳です。
今回のリニューアルで、「更なる先の未来」へ進んで行くトゥモローランド。いつでも未来の体験や経験をさせてくれる場所であって欲しいものですね。