東京ディズニーリゾート公式サイトなどにより、2023年度のスケジュールが発表となりました。
しかし、中身を見てみると、ほぼ今年と変わらず、新しい要素が見当たらないような雰囲気も…?
そんな来年のスケジュールや気になる今後などについて触れてみたいと思います。
この記事のもくじ
コロナによる制限運営はまだ続く?
東京ディズニーリゾートは、毎年この時期になると、次年度のスケジュールの詳細が発表されますが、今回こちらをご覧になって皆さんはどうお感じになられたでしょうか?
以下は公式のTwitterアカウントの発表内容です。
ニュース
2023年度の東京ディズニーランドおよび
東京ディズニーシーのスペシャルイベントや
新しいエンターテイメントプログラムなどの
実施スケジュールが決定しました!スケジュールはこちらからhttps://t.co/oiOUVDN1eQ pic.twitter.com/HXhsF0bDue
— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) December 2, 2022
【概要】
■アニバーサリーイベント「東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”」
新パレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」開始
■2023年7月4日(火)~2023年9月6日(水)夏のプログラム
《TDL》「スプラッシュ・マウンテン」“びしょ濡れMAX”
「“びしょ濡れ”トゥーンタウン」
《TDS》ダッフィー&フレンズがメディテレーニアンハーバーにて、船上グリーティング
■2023年9月15日(金)~2023年10月31日(火)
スペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」(東京ディズニーランド/東京ディズニーシー)
■2023年11月8日(水)~2023年12月25日(月)
スペシャルイベント「ディズニー・クリスマス」(東京ディズニーランド/東京ディズニーシー)
■2024年1月1日(月)~2024年1月8日(月)
お正月のスペシャルイベント(東京ディズニーランド/東京ディズニーシー)
ご覧の通り、簡単に言うならば、「2022年度のスケジュールとほぼ一緒」と言っていいと思います。
もちろんシーでは、「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~ 」が新たにスタートし、話題となっている中ですが、来年は発表を見る限りでは、40周年の新パレードや装飾などが施される以外はこれまでとほとんど変わっていないように見られます。
まさかの春夏のスペシャルイベントは無し?
いつもならばワクワクしながらこの発表を見る事が多いとも言える来年のスケジュール。
しかし、40周年に関してはすでに既報ですので、今回それ以外の新要素は、夏にランドでトゥーンタウンにびしょ濡れ要素が設置、シーのグリーティングにダッフィーフレンズが船に乗ってご挨拶…と言った程度。
しかも、40周年であるとは言え、「春・夏のスペシャルイベント」が、また何も行われない?と言うまさかの状況。
前述の公式アカウントのツイートについているリプライや引用には、「さすがにちょっと寂しいのでは…」、「まさかこれで終わりじゃないですよね?」、「目新しさゼロ…やる気がないの?」といった声が溢れています。
やっとコロナから復活しつつある中ですが、またイベント無しで来年も行くのでしょうか…?
コロナ対応に「矛盾」も?様々な疑問点
ご承知の通り、パークはこれまでコロナウィルス感染予防対策について、「慎重過ぎるとも言えるほどの対応」を行ってきました。
しかし、近年はその制限もだいぶ緩和され、割引チケットの「イベントワクワク割対象パスポート」の効果もあり、パーク内はかなり混雑しています。
通常であれば、この11月から12月の平日は比較的空いている時期ですが、今年は平日でもアトラクションが100分近くになるなど、体感としては「コロナ前に戻った」と言ってもいいくらいに感じる部分もあります。
そんな中、新しく始まった「ビリーヴ~」ではキャラクター同士の距離感は緩和され、これまでなかった、ミッキーとミニーが触れ合ったりもしています。
しかし、なぜかハーバーグリーティングやレギュラーショーやパレードでは相変わらずキャラクターは触れ合わない状態。
他にももちろんすぐには対応は難しいとは思いますが、ダンサーのいない簡略化されたエンターテイメントはいまだにコロナ対策のままの状況。
こうしたパークの中での対応について、「バラバラで統一されていない感」があり、運営側がエンターテイメントを含めて、全体的にコロナに対してどう考えているのか…と言う疑問点が多く見られるような気もします。
レストランのアクリル板はいまだに撤去されず
これまでは細かく感染対策に気をつかっていたディズニーリゾート。
しかし、規制はだいぶ緩和され、ゲストも多数入れている割には、いまだにレストランのアクリル板はまだ撤去されていません。
更に、レストランの座席数も減らされたままの所が多く、間隔も開けられたままの所も多数あります。
例えばディズニーシーの「ノーチラスギャレー」では座って食事ができるテーブルなどがこれまでの半分程度までしか戻っていません。
さらに気になるのが、「ベンチなどの間隔」がいまだに1つおきになっている場所がある事。
ここまで多くのゲストを入れておきながら、いまだにベンチの間隔を開けているのは、はっきりって意味がないとも言えるでしょう。
こうした部分が「あくまで表向きの対策アピール」になっていると感じるの部分もあり、来年のスケジュール等にも併せ、今後どうなるのか気になるところです。
ファンタジースプリングスのオープンまでこの形?
個人的には、残念ながらワクワクする新しい要素が少なすぎる2023年のスケジュール。
ちなみに2024年春には、ついにディズニーシーの「ファンタジースプリングス」のエリアがオープンします。
これまでのパークの傾向や経緯などを考えると、察するところ、この2024年の同エリアのオープンまでは、こうしたい「コロナを名目に、だいぶ抑えられたエンターテイメントスケジュール」で行くのかと想像されます。
もちろんそれなりの大規模開発などには巨額の予算がかかり、そう簡単になんでも変えられるわけではありません。しかしながら、それでも次々と驚きと感動を与えてくれたパーク。
まだ今後大きな変化があるのかもしれませんが、これまでの様にもう少しワクワク感を与えて欲しいものですね。
「永遠に完成しない」のスピードの低下
ディズニーパークと言えば。「永遠に完成しない」と言う言葉は誰もが知る所。
しかしながら、近年はコロナウィルスの影響を「名目」にして、その「完成しない速度があまりにも遅くなっている」と言った気がしてしまいます。
「いつ行っても新しい感激や感動」があったディズニーリゾート。様々な事情があるとは言え、最近では「この間来た時と同じ」と言う感覚が少し長い期間にわたって継続されているような気がします。
もちろん、まだ完全にコロナウィルスの脅威が過ぎ去ったわけではない現状。
まだまだ考えなければならない部分は多いですが、これまでのように、いつ行っても新しい感動や、ワクワクする高揚感を感じられるパークに期待したいところですね。