東京ディズニーシー・ホテルミラコスタで開催された仮装パーティー「パラディーゾ・コスチュームパーティー」ですが、企画内容が明るみになり、SNSで批判が殺到し炎上状態に。一体なにが問題だったのでしょうか。
ミラコスタの仮装パーティーでまさかのチャペル解放
仮装パーティー参加者がSNSなど写真を投稿。写真撮影のローケーションとしてチャペルへの立ち入りが許可されたということで、話題を呼びました。
結婚TLにミラコの美しきチャペルを⛪️ pic.twitter.com/3G3Ct1cMPg
— LINK (@LINK0725) May 19, 2021
このチャペルで、仮装者が写真撮影を楽しむ様子がSNSに多数投稿されています。
ミラコスタのチャペルはディズニー・フェアリーテイル・ウェディング(FTW)で挙式を上げないと入れない特別な場所。チャペルでの前撮りは40万円〜と高額となっておりますが、そもそも何百万というウエディング費用あってのことです。
今回の仮装パーティーは、費用が1グループ大人2名よりで¥36,000。一人約2万円でチャペルに立ち入っての写真撮影ができてしまうのは、FTWでの前撮りの費用と比較すると「それでいいのかな..?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
むしろ、費用のことは問題の核心ではありません。FTWを考えている方には憧れの場所、FTW経験者にとっては思い出がつまった場所ということで、この企画に対し疑問や批判の声が相次いでいます。
一生に一度の結婚式の神聖な舞台であるチャペルが、このようなイベントで開放となったことにショックを覚える方が多数出るのは想像に難くありません。
また、今回開放になったのはチャペルだけでなく、テルメ・ヴェネツィアの橋など、ウェディングの前撮りのみ開放していた場所も含まれていました。
以前にもミラコスタでの仮装は問題に
以前にも、ミラコスタの廊下で仮装者が写真撮影をしており、挙式での写真撮影の邪魔になってしまったということが起き、SNSで大きな話題となりました。
その際、一般のゲストの方からは「ミラコスタって挙式中でも仮装者が中に入れるんだ…」というコメントもあり、結婚式と仮装というテーマは非常にセンシティブな話題であることを裏付けていましたが、今回は運営がチャペルやテラスを仮装者に開放ということで、控えめにいっても悪手という印象です。
「夢の魔法の王国」ともいわれるディズニーランド・ディズニーシーですが、その一部が結婚式という慶事の舞台になっている以上、その場所を使った商業的な目線での来園価値・サービスの向上は慎重にならざるを得ないのではないでしょうか。
言うまでもなく、もし弔事で使われる場所であれば今回のようなことは絶対あり得なかったでしょう。しかしながら、今回の件は慶事なのでOK、「FTWをもっと身近に感じてほしい」というのは簡単に首を縦に振れない気もしますが、皆様はいかがお考えでしょうか。