アラビアンコーストの噴水に足を入れて涼むゲストが続出したということで、話題となった「ディズニー足湯問題」。マナー違反が起きた理由や、そもそも噴水に足を入れる行為はダメなのかということについて解説します。
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オリエンタルランド「涼む目的で設置していない」
ツイッターを端に発したアラビアンコーストの足入れ涼み行為ですが、オリエンタルランド広報も認識をしており、噴水はモニュメントとしてであり、涼む目的のためではないということを公表しました。
あたり前といえば、当たり前ですが、今後このような足入れ行為があった場合は、スタッフが声かけをして、ご遠慮いただくということです。
今回は、足を入れていたゲストが子供に限らず、大人もおり、複数目撃されていますが、なぜこのようなことが起きたのでしょう。
「噴水に足入れ」のなぜ

「噴水に足を入れる」。確かに、誰にも危害が及ばないような行為にも思えますが、「公共のマナー」を考えると、迷惑に感じるゲストが多いのではないでしょうか。
しかしながら、この「公共のマナー」というものが厄介で、人それぞれの価値観によって、「これはマナー違反」、「これは違反とまではいえない」と、グレーゾーンが多いのも確かです。
そして、他の人がしているからOKという群集心理は、我々のマナー違反かそうでないかの判断に大きな影響を与えます。
そして、その行為をしている人が増えれば増えるほど、その行為に対する価値観は寛容になっていき、専門用語でいう「記述的規範」となっていきます。
今回のケースも、暑さに加え、群集心理なども相まって起きたことではないでしょうか。
海外では罰金も
海外では、噴水に足を入れて罰金というケースも。
イタリアのローマで、アメリカ人観光客が追悼モニュメントである噴水に足を入れ、450ユーロの罰金を科したという事例があります。
日本ではマナー違反程度でも、海外ではもっと深刻なケースとして捉えられることもあります。
これから、梅雨を控え、暑い日が増えていくことが予想されるディズニーリゾート。
熱中症対策は万全に。休んだり、涼んだりするところはパークにたくさんあります!
自分自身の「これくらいはOK」が果たして他のゲストにどう映るのかを考え、気持ちよくパークを楽しみたいですね。