ディズニーシーのハーバーショー開演中に華麗なダンスを披露するキャストさんが話題となっています。
そのしなやかなダンスをエンターテイメントの一つとして捉える声がある一方、プロフェッショナリズムの観点から疑問視する声もあり、SNSで議論が2つに割れています。
この記事のもくじ
ショーの合間に踊るゲストコントールキャストさん
話題となったTwitterでの動画ですが、場所はディズニーシーのリドアイル。ショーの音楽に合わせて、キャストさんが非常にレベルの高いダンスを披露している様子が収められています。
今日も素敵なキャストさんに。
リドにて。#TDR_now pic.twitter.com/7jLrs62QT5— まさこちゃん9/23陸、24海(リーナ・ベルお迎え) (@OdOWXeCKbQhKLQV) September 24, 2022
この動画に対して、様々な意見が寄せられており、SNS上で議論が加熱。肯定的にとらえる声と否定的にとらえる声と意見が2つに分かれています。
肯定的な声としては
「ダンスが素敵で、キャラクター以外もこうして注目を集められるのはTDRの良いところ」
「ショーを盛り上げてくれている」
「最高のエンターテイナー」
「ゲストを楽しませようとする姿勢が素敵」
などと、ゲストを楽しませる「キャスト(演者)」としてのエンターテイメント、ホスピタリティを賞賛するコメントが多く寄せられています。
このような肯定的な声がほとんどかと思いきや、否定的なコメントも多数集まっており、コメントをよく読むと、たしかになるほどな…と感じるものもあります。
以下、否定的な声です。
「本来の役割(ゲストコントロール)を放棄しているのでは?」
「ゲストの安全を守る仕事が優先されるべき」
「目立ちすぎで、肝心のショーに集中できないかも」
「ショー中にこれはナシ」
このように、ゲストコントロールの職務に関するプロフェッショナリズムを問う声があがっています。
ゲストコントロールキャストって?
動画で踊っているキャストさんは「ゲストコントロールキャスト」と呼ばれており、主な仕事はパレードやショー中、全てのゲストに楽しんでもらうため、鑑賞エリアへの誘導をしたり、安全に配慮しながら「交通整理」を行います。
ショーの前にはダンスの振り付けを説明したり、パレードのフロート到着前に盛り上げたりすることもあるゲストコントロールキャストですが、今回の方はショーの最中にご自身が一人でダンスをされているので、以上のような懐疑的な声が出てくると、そういう面もあるだろうなという印象です。
ただし、スタッフ内での決め事や、TDRの方針としてこうしたダンスがあったのであれば、ゲストが是々非々を議論しても無意味ですし、「思いがけず素敵なダンスが見れて良かった」という話で終わりそうですが、やはり内情が分からないとうことで、こうした議論になっているのかと思います。
なぜ議論になるのかわからないという声も
中には、「なぜこれが問題視されるのかが分からない」「こんなことが問題になってしまうのが悲しい」という声も上がっており、SNS時代の難しさの表れとなっているようです。
正解はなかなか導くことが難しいように思いますが、もしこの件によって不利益を被ったり、不快に感じたゲストがその現場にいれば、調査されるべき問題のように思います。
読者の皆様はどうお感じでしょうか。注目度や期待度が高いディズニーのショーだけに、今回の件も多くの意見が集まっています。
ショーは関わる全ての人々が共同で作り上げる体験ということを考えれば、今回の議論の白熱も納得です。