東京ディズニーリゾートを始め、テーマパークなどの現在の状況を知るのに便利なTwitter。
そこにいなくてもリアルタイムに現地の生きた情報が手に入るのはとてもありがたいですよね。
しかし、使い方によっては自らにダメージを与えたり、他人に嫌な思いをさせてしまう事も。今回はそんな使い方について考えてみたいと思います。
この記事のもくじ
個人のつぶやきが世界に発信されるTwitter
言うまでもなくTwitterは個人の「つぶやき」。そこには個人的な考え方や思想、想い、願望など様々な意思があります。
基本的には何でも感じる事、思う事を自由につぶやいて良いTwitter。
しかし、スマートフォンやパソコンの画面の上で、「何気なく呟いたその言葉」は、「全世界に向けて発信される」と言う事を改めて考える必要があります。
大袈裟かもしれませんが、その一言が何かを大きく変えてしまう力を持っているのです。
これはフォロワーが多い、少ないに関わらず、そんな可能性は含んでいます。以前、下記の記事を書きましたが、もちろんフォロワーが増えればその傾向も高まってきます。
しかし、その数に関わらず、大きな影響を持つ場合もありますので留意したい所です。
1.「不確かな情報」を掲載しない
特にパーク系のTL(タイムライン)には、現地の情報を事細かにをツイートしてくれる方がたくさんいらっしゃいます。
例えば、パークの天気や混雑具合、エンターテイメントの待ち状況など、非常にありがたいですし、助かる事も多くあります。
ただ、その「情報を伝えたいと言う事が目的」になってしまい、「信憑性がない情報」だったり、「人から聞いた」、「〇〇らしい!」と言った不確かな情報が出回る事もよくあります。
また、最近ではいわゆる「情報系アカウント」としてパーク関連の情報をツイートしてくれる方も多く存在しますが、ネット上の情報を集約しているだけの場合など、その情報の出どころはしっかり確認することも必要です。
また、各ニュースサイトやネット記事でも、アクセスを上げる為に、あえてキャッチーな言葉を選んで、派手に大袈裟に、時には事実を歪曲して伝えるサイトの情報は鵜呑みにしないように注意したいですね。
2. 自分の「感覚だけ」を頼りに投稿しない
また、近年のTwitterの傾向として、パーク内でのマナーや「他のゲストの言動」に対して、よく、「◯◯警察」と揶揄された表現が使われますが、過剰にそれらを取り締まるような言動も散見されます。
例えば最近では「パーク内で身に付けているもの」について、他のパークで、東京ディズニーリゾートのグッズを身に付けている(又はまたはその逆)と言うゲストに対して、写真を撮って掲載し、その是非を問う…といったケースなどもありました。
こうした場合、その程度にもよりますが、基本的には周りに迷惑をかけていない程度であったり、あくまで「個人的な感覚」であるケースもあります。
また、「正義感から」と言う場合もありますが、自分の正義を貫き通すために、客に許可のない個人の画像を撮影して掲載する…といった、むしろそちらの方が問題になる可能性がある場合もあります。
色々な「自分の考えで自由に呟く」のはもちろん自由ですが、客観的に見て「その言動そのものに問題がないか」について、呟く前に今一度考える必要もあるように感じます。
3. 「特別な対応」を気軽に載せない
これまでも話題になった事がありますが、例えばパーク内で通常は起こらない「イレギュラーな状況」になった場合など。
こうした場合、パークやキャストから「特別な対応」を施される事もあります。
1つだけ具体例を示すと、例えばパーク内で買ったばかりのポップコーンを誤ってこぼしてしまった場合など。
その状況をキャストが確認できれば、新しいものに交換してくれると言うサービスもあります。
ただ、これは「特別的」、「臨時的なもの」でり、公式にそういったサービスがあると言う事は明記をされていません。
こちらの例は悪用する事はほぼできないですが、中にはトラブルがあった場合に「特別な対応してもらった!」や「自分はこんな事をしてもらった!」と嬉々としてTwitterにあげるケースもあります。
ただ、これが後々パークの運営に影響を与えてしまう場合もあるのです。
4.「一つのツイート」が今後に与える影響も考慮
例えば、普段は体験できない「特別にしてもらったサービス」。
これはもちろん嬉しいですし、他の人に言いたくなる気持ちもわかります。ディズニーリゾートならでは…の夢や希望溢れると素敵な体験の時もありますよね。
しかし、ここで気をつけたいのは、結果的に「そうした特例的なサービスが当たり前のサービス」として捉えられ、「じゃあ、自分も対応してくれるはず!」や「何か言えば対応してくれる!」といったケースに発展してしまう事。
そして、一番怖いのはそうしたサービスがそれを目的にする方が増え、正常なサービスが実施出来ずに、廃止になってしまうと言う事。
過去にはそうした例から、実際に無くなってしまったケースもあります。
「自分だけが受けた特別感」を周りに言いたくなる気持ちもわかります。しかし、それが今後に与える影響も十分に留意する必要がある言えるでしょう。
5. 自分と異なる意見を必要以上に追求しない
基本的には「個人の感覚」で何でも呟けるTwitter。しかし、中には「自分と違う考え方」や「言動」をする人も多くいます。
もちろんそれらに対して自由な意見を述べられるのもTwitterの良いところではありますが、そうした他人の言動に対し、「必要以上に干渉する行為」から更なるトラブルに発展するケースもあります。
他の方の意見や考えに、自分の気持ちや考えを向けるのは悪いことではありません。
しかし、それが理解されないと、その感情のベクトルが悪い方向に進み、「その人の言動」ではなく「そのアカウントや人に対して嫌悪感を強く抱く」という様になってしまう事もあります。
それが加速すると、当該ツイートとは関係のない部分でその人を揶揄したり、事実をねじ曲げて、単に相手にダメージを与える様な行動に出ると言うケースも良くあるパターンです。
ただ、もちろん、「それはも含めてTwitterの自由な楽しみ方」であるとも言えます。
しかし、基本的には「自分がそう信じている」ように、「相手の人もそれが正しい信じている」と考えていることも理解し、お互いが楽しみながら使えると良いですよね。
もちろんそれはこの記事を書いている、筆者も含めてそれは全ての人に言えること。
見ているものは「スマホやパソコンの画面」ですが、「その先には感情を持った『人』がいる」と言うことを忘れないで楽しみたいものですね。