様々な楽しみ方がある東京ディズニーリゾート。そんな中、パークを運営する東京ディズニーリゾートでは、パークの行動規準として「The Five Keys~5つの鍵~」を掲げています。
この中でポイントとなるのは「安全」。パークの中では、まずなによりも「安全」が最優先されており、私達に見えないところにも様々な安全が隠れています。
今回はそんな「見えない安全対策」を楽しみながら探すこともできるこだわりをご紹介します。
この記事のもくじ
「見えない安全対策」ってどういうこと?
タイトルで説明させていただきましたが、「見えない安全対策」と言っても、何のことだかわからないですよね。
まず、パークの中には例えば、「制服を着たセキュリティーキャスト」など、「見せる安全対策」と言うものも存在します。
「セキュリティーキャストがいる」とアピールをすることで、パークの安全を守り、ゲストに安全安心を与えることができる…言う効果があります。
今回ご紹介するのはそれとは「逆」の安全で、基本的にはゲストには見えない、「あえて目立たないようになっている安全対策」です。
看板や照明に施された「小さいけれど大きな安全対策」
そんな中、ご注目いただきたいのはパークのいろいろな場所にある「看板」や「照明」など。
「これの何が安全なの?」と思うかもしれませんが、ここに「小さいけれど大きな安全」が隠れています。
各テーマエリアの雰囲気に合わせた看板や照明。
例えば以前、下記の記事でご紹介したように、ディズニーランドの新ファンタジーランドでは、映画「美女と野獣」の映画の中に登場する看板などがリアルに再現されています。
また、これら以外にもパークのいろいろなところにある「照明」など。特に高い位置にある照明などに「その安全」が隠されています。
仮に看板などが落下した場合でも…二重の安全策が
前置きが長くなりましたが、皆さんにぜひ探していただきたいのが、そうした照明や看板の「根元部分」。
こうした看板などは、もし地震や経年劣化などでも落下しないように、基本的にしっかりと深くビス止めがされ、安全対策されています。
しかしながら、それでも「絶対」ということはありません。あくまで「可能性」としては、完全に「0」ではなく、外れて落下してしまう事も考えられます。
それを防止するため、実はこれらの看板等は、よく見ると「細いワイヤーなどで、別に落下防止の対策がされている」のです。
雰囲気を保つため、一見するとわからない細かさに
特にわかりやすいのはファンタジーランドですが、もちろん他のエリアでも同じような配慮がされています。
しかもご覧のように、近づいて意識してみないとわからないくらいの細いワイヤー。
これらは探してみようと思わないと、まずほとんど気がつかないと思います。
「根元」と「先端部分」の二箇所の支え
また、これらの看板はよく見ると、落下防止のワイヤーは一箇所だけでなく、「看板の根元」の部分と、さらにその「先端部分」などの複数カ所に施されていることがわかります。
例えばこちらの看板は上の写真のように、まず「看板の根元を支える部分」にワイヤーが見えます。
続いては「その先端の看板の端を支える部分にもワイヤー」があるのがわかります。
このように、仮に先端部分が外れた場合だけでも落下防止することができ、さらに根元が外れた場合でも落下しないようにと、「二重の安全対策がされている」のです。
こうした見えない細かな配慮がディズニーらしい所ですよね。
落下だけでなく、左右に動かないような工夫も
なお、こうした安全対策は単に落下防止だけではありません。例えば、こちらの上の写真のように、上部には照明(ランプ)がぶら下がっています。
こちらもよく見ていただければおわかりの通り、左右がワイヤーで支えられているのがわかります。
ただ、こちらは落下防止に加え、「もう一つ別の役割」があります。
それは、「風などで左右に大きく揺れてしまうことを防ぐ」と言うもの。落下防止はもちろんですが、こうした形だと、左右に揺れてぶつかって部品が割れたり落下することも考えられます
それらをこうした左右から支える形で防止しているのですね。
景観や雰囲気を壊さず、こうした安全への配慮がされているのはさすが!といえる部分なのではないでしょうか。
散策しながらパークのこだわりを探すのもおすすめ
こうした看板や照明等を支える安全対策はいろいろな場所で複数見ることができます。
また、その「場所」や「形」によって、支え方やその対策も様々。
パーク全体でこうした安全対策を見ることができますが、特にこの新ファンタジーランドの「美女と野獣」の街並みエリアでは看板が多く、数多く確認することができます。
他にもこちらのエリアでは、上記でご紹介しているように定番の「隠れミッキー」も数多く隠されています。
アトラクションやショーももちろんですが、ゆっくり散策も楽しいパーク。
美しい光景やこうした隠れミッキーなどを探しながら、パークの「安全」や「安全」への配慮も一緒に探してみるのも面白いかもしれませんね。