【米ディズニー旅行】保存版!チップにまつわる常識とルールについて。場面別に解説します。

ライター:

今回はアメリカのディズニーリゾート旅行(WDWやカルフォルニア・ディズニーランドなど)におけるチップのお話をしたいと思います。

ディズニー旅行のケースでチップが必要なケース、どのくらい払うのかなどを紹介しますが、特にディズニー旅行に限らず、アメリカ旅行なら一般的なお話ですので、ディズニー以外でも参考になるかと思います。

WDWやカルフォルニア、ハワイのディズニーリゾートに行かれる前にご一読ください!

ディズニー旅行におけるチップを支払う場面と額は?


著者自身、WDW旅行に行く前はチップを渡す場面を色々と想定していました。

例えば、①ディズニー・マジカル・エクスプレス(空港からディズニーホテルまでのバス)利用時、②ディズニーホテルにてベルボーイに、③ベッドメイキングに、そして④ディナーなどです。

何度か旅行をして、周りのアメリカ人などを観察してわかったことは、一般的なディズニー旅行の場合、チップを払う場面はそんなに多くないということです。

両替の時に、1ドル札を20枚リクエストしましたが、結局その1ドル札を使い切ることはありませんでした。

①ディズニー・マジカル・エクスプレスについて

運転手さんが荷物を出し入れしてくれますが、周りのアメリカ人を見ても、チップを手渡している人はあまりおらず、チップを渡す雰囲気はあまりありませんでした。

結構せわしなく荷物がどんどんと降ろされ、自分の荷物を見つけて、センキューと言って受け取って行く(その間に、大勢の人が待っています)の形です。

ただ、お子さんにチップを渡させていた家族を一組見かけました。

基本は荷物一つにつき1ドルというのがマナーですので、渡せればベストです。

うまくタイミングを見つけて(降ろされた荷物を取りに行く時)に渡せれば良かったと思っています。

ちなみに、荷物の出し入れを手伝ってもらわない場合、チップは不要です。

②ベルサービスへのチップについて

ディズニー公式ホテルの場合です。チェックイン時に部屋が準備できていれば、荷物を部屋に持って行く必要があります。

自分で部屋まで荷物を持って行ければ、ベルサービス不要なので、チップは必要なし。

特にこちらから荷物の運搬をリクエストしない限り、ベルサービスはありません。

ただ、荷物が多い場合など、ベルサービスを頼む場合、チップが必要となります(荷物一つにつき1ドル。重い荷物の場合は2ドル)。 

部屋に着いた時に支払うのがいいと思います。

チェックインが早くて、まだ部屋の準備ができていない場合ですが、その場合はフロントに荷物を預けて、パークへお出かけとなります。

ディズニー公式ホテルの場合、預けた荷物は、部屋の準備が出来次第、自動的にその部屋に運ばれる形となっており、チップを渡すタイミングがありません。

夜、ホテルに戻ってきて、部屋へ入ったら自分の荷物がちゃんと置いてあったので、とても感動しました。繰り返しになりますが、このケースはチップを渡すタイミングなしでした。

③ベッドメイキングのチップについて

これはディズニーホテルのランクにもよるかと思いますが、今回はバリューホテル(アート・オブ・アニメーション・リゾートやポップ・センチュリー・リゾート、オールスター・ムービー・リゾート)の例でお話しします。

ポップセンチュリーの場合ですが、周りの宿泊者を見ていても、そしてベッドメイキングの方とのやりとりから判断しても、毎日ベッドメイキングをリクエストする宿泊者はあまりいないような気がします。

パークに出発する時、そして帰宅した時に、ほとんどの部屋に、Do Not Disturbのタグがドアノブにかかっているのを見ました。これはベッドメイキング不要ということですね。

朝、ベッドメイキングの係りの人と出くわし、「今日はベッドメイキングいる?」と聞かれました。「今日は不要です。明日お願いします。」と行って、出かけました。

著者は4泊し、3日目だけベッドメイキングをお願いしました。その時に7ドルをベッドのそばに置いておきました。

少し多かったかなと思いましたが、2日分と考えたのと、会った時のやりとりで、シャンプーとリンスなどをたくさんもらってしまったので…。

チェックアウトの最終日にも同じ額をお支払いしました。

アメリカ定番のルールとしては、宿泊一人につき一晩1ドル。つまり、例えば4人で泊まる場合は、一晩4ドルとなります。

そして、連泊の場合、その都度支払いましょう。最終日にだけまとめて払うのはNG。ルームメイキングの担当者が変わるかもしれないからです。

メモにThank youと書いて、その横にチップ(お札です。コインはNG)を置きます。封筒に入れるのが好ましいとされますが、なくてもOKでしょう。

ちなみに、ディズニーホテルでのベッドメイキング(ハウスメイキング)は「マウスメイキング」と呼ばれています。

アメリカでは多くの宿泊者がマウスメイキングのチップ専用封筒を用意しているんです。

以下のリンクから簡単にダウンロードできますので、時間があればぜひ!宿泊がもっと楽しくなりますよ。

PRINTABLE, CUSTOMIZABLE (AND CUTE!) MOUSEKEEPING MONEY ENVELOPES

次はレストランでのチップについてです。

④テーブルサービスレストランでのチップ

シェフ・ミッキー

テーブルサービスのレストランではチップが必ず必要となります。

シェフミッキーなどのビュッフェスタイルのレストランでも必要です。

チップ文化の無い日本人にとってなかなかチップの勘定は難しいですね。何パーセントを支払えばいいのか迷ってしまいます。

ただ、レシートに目安が書いてありますので、それに沿ってキリのいい額を支払えば良いと思います。

その目安は18%と20%です。

18%か20%が目安

一部のガイドブックなどでは15%を目安にと書いてあるのを見かけますが、それは10年前くらいの価値観です。

現在、アメリカ都市部のレストランでは18%から20%が常識となっています。

レシートに記載されているのだから、サービスを提供する側からの、「これくらいが目安だ」という明確なメッセージですね。

もちろん、予想以上のサービスをしてもらったなどといった場合は、それ以上のチップをはずむということもあるでしょう。

ちなみに、ダイニング・プランにチップは含まれていません。チップは別会計となります。

チップの支払い方法ですが、チェックをお願いすると、下の写真のように、チップを除いた金額の書いてあるレシートを渡されます。

上の空欄はチップの金額、
下の空欄はチップを含んだ総金額を記入

そこに目安の18%の金額、20%の金額が書いてありますので、それを参考にして、チップ欄にチップの金額を、そして合計欄にチップと実際の代金の合計を記入します。

また、クイックサービスのレストランはチップ不要です。

以上、アメリカのディズニー旅行におけるチップにまつわるお話を書かせていただきました。

まとめると、テーブルサービスのレストラン、ホテルでのベッドメイキング、荷物の運搬を手伝ってもらったりする場合はチップ必須、それ以外は臨機応変にということになりますが、以上に書いた通り、チップを渡すタイミングというのはそれほど多いわけではありません。

レストランではチップは基本、クレジットカードでの支払いですし、現金が必要なのは、基本ベッドメイキングということになると思います。繰り返しになりますが、用意していた20枚の一ドル札を使い切ることはありませんでした。ただ、5ドル札を用意しておくと便利ですよ。

今回の記事が、少しでも参考になれば幸いです。