
東京ディズニーシーの人気アトラクション、「ソアリン:ファンタスティック・フライト」。 世界各国の空を飛ぶ体験ができるのはご存知ですよね。
そんな中、東京ディズニーシーではなく、栃木県のある場所でそんなソアリンの擬似体験ができる場所があります。
今回はまさかのそんな所ご紹介します。
この記事のもくじ
栃木県で世界遺産が数多く見られる場所

日本全国様々なところにあるテーマパーク。 個性的な楽しみ方ができる 場所がたくさんありますが、 今回ご紹介するのは栃木県にある「東武ワールドスクウェア」(公式サイトはこちら。)
こちらでは国内外の「著名な建築物」や「世界遺産に指定された様々な建物や史跡」などが綿密に再現されています。

9.11のテロで崩壊したワールドトレードセンターなどの貴重な建物も
さらに園内には、「身長7㎝」のリアルな小さな住人が14万人も住んでいます。 しかも全く同じ人形ではなく、その展示物に合わせた服装や姿かたちをしています。
大人から子供まで楽しめる、 して世界の歴史や建築物などを学べる非常に面白いテーマパークです。
「そのテーマワークがなぜディズニーシーとつながりが…?」と思うかもしれませんが、 実はこの東武ワールドスクエアの中に「ソアリン:ファンタスティック・フライト」で登場する、いくつかの建物などが見られるのです。

日本の国会議事堂。正面入口には総理大臣らしき人も…?
こちらのワールドスクエアの中で見られる、ソアリンに登場する建物等は以下の通りです。
・ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)
・万里の頂上(中国)
・エジプトのピラミッド(エジプト)
・タージ・マハル(インド)
・東京タワー(日本)
ソアリンに登場するすべての場所では無いですが、ここに来れば、「ソアリンの疑似体験」ができるかも?…それでは早速紹介していきましょう。
ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)

まずは、ドイツの「ノイシュバンシュタイン城」。 パークマニアの方にとってはよく知られた、「シンデレラ城」のモデルの一つとなった言われている山の中に立つ美しいお城です。
この城は1869年から17年歳月をかけて造られ、1886年に完成したもの。

美しい城から白鳥の城とも呼ばれており、この城を造ったルードヴィッヒ2世は、ワーグナーのオペラを題材にしたことから、内部の装飾もワーグナーのオペラの壁画や彫刻が施されています。(「東武ワールドスクウェア」公式サイトより。)
実際のソアリンの映像では確認でしにくいのですが、城奥側の建物正面には、ワーグナーのオペラを題材とした「壁画」が描かれています。
実際の城は、崖の上に建っているため、正面からの姿はなかなか見られない場所。そんな角度からも眺めることができます。
万里の長城(中国)
続いては中国の「万里の長城」。 中国の世界遺産と言えば誰もが知るもので、1987年に世界遺産に登録されています。
中国には数多くのこうした場所が存在しますが、万里の長城が歴史も規模も他を圧倒しているため、単に「長城」と言えば万里の長城のことを指します。(Wikipediaより)

現存している人工壁の延長はなんと6,259.6km。
こちらの「東武ワールドスクウェア」でも、もちろん全てでは無いですがその規模感が再現されています。ぜひじっくりご覧になってみてください。
ちなみにこの万里の長城のどこかにはこんなキャラクターも…!ぜひ探してみてください。
エジプトのピラミッド(エジプト)

言わずと知れた、エジプトのピラミッド。 約5000年前の古代エジプトの謎の建造物です。
ピラミッドは王の墓であるとされていますが、今なお謎に満ちている部分が多く隠されています。カイロの北、ギザの砂漠に斜めに並んでいる3つの巨大なピラミッドは、ピラミッドの中でも最も美しい形をしているといわれています。(「東武ワールドスクウェア」公式サイトより。)

エジプトのギザにあるクフ王のピラミッドはギザの3大ピラミッドの中で最も大きく、現在は137mの高さです。 ミニチュアと言えども、ここではそのリアルな姿に圧倒されます。
ソアリンの映像の中では、その上空をまさに鳥のように飛んでいく場面を体験できますが、平均2.5tの石が270万~280万個も積み上げられたその圧倒的迫力はここでも感じられます。
タージ・マハル(インド)

続いてはインドの「タージ・マハル」。 中央上部の象徴的な円形の建物が特徴のこちらの建物は、 インド国王の妃の墓です。
インドのムガール国王「シャー・ジャハン」の妃であった「ムムターズ・マハル」の墓。

タージ・マハルには妃を思う王の気持ちがこめられ、中庭の水に映る建物の姿や壁面の絵柄の彩りは美しく、見るものをあきさせません(「東武ワールドスクウェア」公式サイトより。)
ソアリンの映像の中では一瞬しか見ることができないこちらの建物。ここではじっくりその姿を眺めることができます。

王が愛した妃の事を思って建てたインドの象徴的な建物。そう思って改めて眺めてみると、なんだかちょっと違うものに見えてくる気がしますよね。
…ちなみに下記のツイートは筆者が個人的に作った、この東武ワールドスクウェアで撮影した動画で作った「疑似ソアリン」。こうしてみるとちょっとソアリンに乗った気になれる?
【TDRハック更新しました】
東京でも千葉でもない場所で味わえるソアリン?プチ動画を作ってみました。
今なら県民割引でお安く世界旅行も可能?対象地域の方はオススメのスポットです😀
【栃木県でソアリン?東武ワールドスクウェアはディズニーファンにもおすすめ!】https://t.co/oBYkRV6FhM pic.twitter.com/H3sHtjsjTj
— みっこ (@mikko_20100518) June 22, 2022
あれれ?ここはアラビアンコースト?
続いてはソアリンの映像では無いのですが、まさかこんなところに東京ディズニーシーの「アラビアンコースト」がありました。
…と言うのは もちろん冗談ですが、 こちらは「マスジット・イ・シャー」といイラン中部、イスファハーンにあるイスラム寺院です。

しかし、写真を見ると、まさにアラビアンコーストの形そのものですよね。広場の四方には「イーワーン」と呼ばれるイスラム建築独特の「門のような形」の部分や、中庭が見えます。

こうした部分も実際の建物などから忠実に再現されているパークの様子が伺えます。
ピーターパンの姿は見える?

続いてもこちらもソアリンとは関係ないのですが、ディズニーと言えば、どこかで見たことのある風景。
こちらはご承知の通り、ピーターパンに登場する象徴的な時計台がある、イギリス、ロンドンの「ビックベン」。 こちらはイギリスの国会議事堂です。

言わずと知れた、ピーターパンがウェンディたちと一緒に時計の針に止まるシーンが有名ですが、 残念ながらここではちょっと見られなかったです。
しかしながら、こんなところでもディズニーの世界観を味わえる場所。「舞浜じゃなくてもディズニーを感じられるテーマパーク」と言えるかもしれませんね。
その他、意外な「隠れキャラクター」

お伝えしてきた「東武ワールドスクエア」で見られる、ソアリンの映像やディズニーとの関わりのある建物等について。
更にこちらのワールドスクエアには、それだけでなく「隠れミッキー」ならぬ、「隠れキャラクター」が非常にたくさん隠れています。
ご覧のように、もう関東地方では見られなくなったお菓子「カール」のカールおじさんの姿(ディズニー映画のカールおじさんではないのでご注意を)や、 水戸黄門御一行や、あの寅さんの姿も…!

もちろんこれら以外にも非常にたくさんのキャラクターが隠れています。
歴史的な建造物だけでなく、その周りにいる個性あるキャラクターなどの姿も楽しめる「東武ワールドスクウェア」。
そして、こちらは栃木県ですが、東京ディズニーリゾートも味わえる(?)素敵な場所。機会があればぜひ行ってみてくださいね。