東京ディズニーリゾート公式アプリの登場で、スマホが手放せなくなったパーク。気になるのは「スマホの充電切れ」。
そんな中、東京ディズニーランド・ディズニーシーやイクスピアリでは、これまでに無かった「モバイルバッテリーのレンタルサービス」が始まっています。
今回は実際に使ってみた感想や注意点等についてお伝えします。
この記事のもくじ
両パークとイクスピアリに便利なスポットが登場!
東京ディズニーランドとディズニーシー、それぞれに加えて、イクスピアリにも設置された「モバイルバッテリーレンタルサービス」。
こちらは誰でも気軽にいつでも使えるものですが、事前にアプリをインストールしたり、簡単な設定などをしておく必要があります。
それぞれランド、シーには7~8カ所ずつ、イクスピアリには3か所設置(2022年2月22日現在)されています。
パーク内で充電切れ間近の時や、自分のモバイルバッテリーを忘れてしまった時などには非常に便利です。
こちらのモバイルバッテリーは「ChargeSPOT」と言う、全国展開する会社のもの。
“どこでも借りられて、どこでも返せる” と言う主旨どおり、その特徴として、借りた場所ではなく、同じ会社のスロットならば全国どこに返却してもOKと言うものです。
詳しくはこちらの公式サイトをご覧いただければと思いますが、例えばイクスピアリで借りて、ランドで返す、シーで借りて電車で充電して帰りながら、地元のセブンイレブンなどで返す…と言う事も可能です。
ただ、意外にもありそうで無いのが「JR舞浜駅」や、ディズニーホテルやオフィシャルホテルなど。行き帰りの駅や宿泊先にあるかどうかは確認しておいた方が安心です。
実際に使ってみたら…ここが便利!
実は、元々筆者自身、このレンタルが開始してから「でも自分のバッテリーを持っていく方が安心だし、実際はそんなに使わないでしょ?」思っていた所でした。
…しかし、ある日。ランドに行った時、充電されていると思っていた自分のモバイルバッテリーが、前回使ってほぼ使い切ってしまったまま持ってきてしまった!と言う緊急事態に!
コレはまずい…!言う事で、急いで探して実際に借りてみたのですが…非常に簡単に借りられました。
特にありがたいのは、バッテリーのコードが3種類、既に付属している事。(下の写真右から、Type-C/iOS/Android ※表記は公式サイトより)
よくありがちなミスとして、「バッテリーはあってもケーブルを忘れてしまった」と言う事もありますよね。
借りる為にはその場で急いでアプリをインストールしたり、設定をして借りる事もできますが、もしもの時のためにアプリを事前にインストールしておくのが良いと思います。
…結論。非常に助かりました!持っているつもりでも充電されていなかったり、忘れてしまった場合に備えて準備しておく事が大切です。
容量はどれぐらい?何回使えるの?
詳しいスペック等は公式サイトを確認いただきたいのですが、容量は5000mAhで、一般的なスマートフォンならば約1.5回程度の充電が可能です。
実際に私がパークで充電しようと思ったのは残り約30%程度になっていた時。実際にレンタルして、充電しながら使っていた状態で、100%まで充電完了しました。(iPhone11Proを使用。容量は3,046mAh)
更に運が良いのか悪いのか?一緒に行っていた友人も、充電が残り約30%程度でそのまま同じものを使用しましたが、そちらの2台目も、約80%程度になった所で充電がなくなりました。
表示されている内容の通り、約1.5回分の充電ができると言うのは間違いなさそうです。もちろん使用環境やスマートフォンの種類にもよりますのでご注意ください。
パーク内のどこにあるの?
このモバイルバッテリーレンタルの場所ですが、パーク内に「程良い間隔」で設置されており、どの位置にいてもそれほど大きく移動せずに借りられる場所に設置されています。
「ChargeSPOT」公式サイトの地図スポット検索はこちらから。
両パークのスポットの位置はぞれぞれご覧の通り。
この設置場所は、このモバイルバッテリーサービスのアプリを起動すればGPSで1番近い場所をすぐに見つける事ができます。
ただ、上記の公式サイトの地図では実際の場所はよくわかりません。下記に両パークの設置場所(テキスト)を書き出したので参考にしてみてください。(見つけやすい様に公式サイトの個別ページにリンクしています)
《東京ディズニーランド》
■コインロッカー[メインストリート・ハウス横]入口
■レストルーム[ラ・プティート・パフュームリー右横]入口
■コズミック・エンカウンター右横
■ミッキーのフィルハーマジック出口横
■レストルーム[ラケッティのラクーンサルーン右横]入口
■パーキング(立体駐車場)ドナルド区画
■コインロッカー[宅配センター横]入口
《東京ディズニーシー》
■コインロッカー[ノースゲストサービス]入口
■ゲストリレーション内
■コインロッカー[セントラルゲストサービス]左横
■ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ[1階レストルーム]前
■レストルーム[フォートレス・エクスプロレーション入口付近]前
■レストルーム[ホライズンベイ・レストラン左横]入口
■レストルーム[ノーチラスギフト左]入口
■レストルーム[ハンガーステージ左横]入口
どんなところに気をつければいい?
言うまでもなく緊急時にはすぐに使いたいモバイルバッテリー。しかしこのバッテリーを使う際に注意したいのが、「完全に0%になってしまってアプリが起動できない場合は使えない」と言う事。
当然新規でアプリのインストールもできないですし、完全に0%になって使い切ってしまった場合は使用できませんのでご注意ください。
またアプリを起動してレンタル場所を探す…と言っても、既に充電が残り少ない状態でヒヤヒヤしながら不安なままで探すのは非常に怖いもの。
そして何より、「借りられる在庫がそこにあるかどうか」と言う事に気をつけなければなりません。
アプリ上では在庫状況がすぐ確認できますが、近くにない事もありますので、残り残量には少し余裕を持って借りる事も大切です。
また、意外な事に東京ディズニーリゾートの公式サイトの中には、こちらにレンタルに関するページがありますが、大まかな説明しかされていません。
その為、現地で急に必要になっても、「場所も詳細も公式サイトではわからない」と言う状況です。
また、借りた機器に不具合(故障、ケーブルが使えない、充電が十分されていない等)があった場合でも、TDRでは対応が一切できないのでこちらも注意が必要です。
事前に「東京ディズニーリゾートの公式サイト」ではなく、「ChargeSPOTの公式サイト」をチェックしておく事が大切です。
借りられる場所がアプリでは見えにくい特徴も
もう一つ注意していただきたい点がひとつあります。アプリを開くとそれぞれの近い場所等がマップ上で表示されます。
しかし、テキストで一覧表示される画面(上の写真)を見ると、設置されている正確な位置を全て文字で表示するため、「東京ディズニーランド レストルーム…」といった、非常に長い文字数のため、「一覧でどこにあるのかが非常にわかりにくい」と言う点があります。
シンプルに設置場所を表示してくれれば良いのですが、特に充電が残り少なくて急いでいる時はご注意を。
また、返却は全国どこでも良いのですが、返そうと思った所のスロットが埋まっていると返せずに、その時間分も料金が発生していくのでご注意を。
あくまで「臨時的措置として」使う
緊急時には非常に助かるモバイルバッテリーレンタル。しかしながら、実際に使ってみて感じたのは、便利で気軽に借りられますが、当然の事ながら安くても費用が発生します。
そして、紛失してしまえば当然の様に弁償する金額が発生します。また、便利ではあるものの、いつでも思った時にすぐに使えないと言うのも急いでる時には困りますよね。
そんな部分も考えると、全く自分のモバイルバッテリーを持たずに行くのではなく、「自分のも持って行った上で、緊急的な場合、又は臨時的なものとして使う」のがベストではないかと思います。
もちろんそれを頼りにしていくのも構わないと思いますが、なかなかバッテリーが見つからないなどで、他の同行者と一緒に行っている場合、それで予定が狂ってしまったりすると大変ですよね。
気軽に便利に、そしてお得に使えるものではありますが、基本的には自分のものを持っていくのがやっぱり安心できると思います。
…以上、東京ディズニーリゾート内で借りることができるモバイルバッテリーレンタルサービスについてご紹介しました。