
基本的に乗り物に乗って進むものが多いディズニーランドのアトラクション。しかし、中には自分で歩いて回るウォークスルータイプのものも存在します。特に混雑時などにも楽しめるものが多いですね。
そんな中、知っているとちょっとだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。
今回は前回もお話した、アドベンチャーランドにある「スイスファミリー・ツリーハウス」の細かな雑学について、ご紹介します。
その他の細かなトリビア・攻略法など

こちらのアトラクションの特徴は、前回も触れたとおり、いつ行っても待たずに回れる事。混雑する事も無いのでいつ行ってもいいと思います。時間が空いた時に行くのがいいですね。
ただ、それなりの高さの階段を登るので、パークで歩き疲れてしまった方や運動不足の方はちょっと覚悟も必要かも?

こちらのアトラクションはすぐに通過してしまう事も可能ですが、やはりじっくり見て回るのが楽しめるポイントです。
アトラクション内には上の写真の様にプレートがあり、その部屋などの説明があります。こちらを見ながらゆっくり進むのが、より楽しめるポイントです。

ここでひとつそのプレートに隠れた雑学をご紹介。このツリーハウスの最上階とも言える場所には上の写真の様に「カラスの巣(cro’s nest)」と書かれた息子三人の部屋があります。
この「cro’s nest」とは「帆船のてっぺんにある見晴らし台」と言う意味があります。よく見ると、彼らの部屋の中には望遠鏡が置かれているのがわかります。彼らは見張り係も兼ねてここに部屋があるんですね。

また、このツリーの最頂部には、下の写真の様に一枚の旗がはためいています。これはスイスの旗。もちろん、彼らの国の旗です。これは彼らが乗ってきた帆船に付いていたものだと思われます。
ここでの生活を決意した彼らも、やはり故郷への望郷の想いはまだ捨て切れていないようですね。

他にもこの施設内には、例えば滑車を使ってくみ上げた水が実際に各部屋のタンクに入り、水道となっている様子もよく見るとわかります。階段を登る途中には実際に水が流れている様子もわかります。

また、しばらく登っていくと、下の写真の様に、オルガンや食器が飾られている部屋があります。こちらはリビング。この部屋の左側には大きな「操舵輪」があります。

もちろんこれも壊れてしまった船の部品。実はこれ、単なる飾りではなく、これを回すとツリーハウス入口の階段を上げ下げできる仕組みになっているんです。

裏側を見ると、そのロープが付いてるのがわかります。これで、危険な動物の進入を防いでいるんですね。(ゲストが実際に動かせる訳ではありません)。
…と、そんな仕掛けがたくさんあるこのアトラクションですが、ここでもうひとつ小さな雑学を。アトラクションの中に入ってからすぐ左の茂み(下の写真、左側。)には何やら「穴」が開いています。

一見何でも無さそうなこの穴ですが、近づいてよく見ると、爪の様な跡がついています。ここでしばらく待っていると…なんと穴の中からは「虎の鳴き声」が時々聞こえます。
これは三人兄弟の末っ子、動物好きのフランシスのアイデアで捕まえた「虎」。この落とし穴には虎が落ちているんですね。あまり近づくと危険なのでご注意を??

また、キッチンのテーブルにはこれからまさに食事が始まりそうな雰囲気になっていますが、このダイニングの上には船の「帆」を使って作られた屋根があります。途中で上から見下ろすとこんな感じにその様子がよくわかります。

このように様々な工夫がされているこのツリーハウス。この木はもちろん本物の木ではありませんが、使われている葉は約300万枚あるそうです。よく見ると一枚一枚が分厚いのがわかります。
…一見、ちょっとマイナーなこちらのアトラクションですが、時間をかけてじっくり見てみると意外に面白いこだわりも多く隠れています。そんなところを探してみるのもいいですね。
