
年間を通じて多くのゲストが訪れるディズニーリゾート。その混雑の傾向については学校の休み期間にほぼ同調している事は特集記事を組んでお伝えしてきました。その中でも春休みや冬休みと比較して、長期的に混雑が続くのが夏休み。ディズニーリゾートには全国各地からゲストが訪れます。
この約一ヶ月半という長い夏休み。ディズニーリゾートでは恒例となったウォータープログラムを始めとして、この季節ならでは独特の傾向があります。それでは今回はそんな夏休みのディズニーリゾートの全体的な傾向についてご紹介します。
この記事のもくじ
夜になってもなかなかゲストが減らない夏休み

学生も社会人もそれなりの夏休み期間に入り、特に学生を中心に多くのゲストが訪れる夏休み。この期間は朝から夜まで混雑が続きます。普段の時期と比較して特徴的なのは、夜になってもなかなかゲストが減らない事。
普段の日や週末は夜になると少しづつそれなりにゲストが減ってくるのですが、この夏休みは宿泊で来られる方が多い事と、スペシャルイベントのショーも遅い時間に設定される事もあり、閉園時間が近くなってもパークは混雑が続きます。
通常であればディズニーランドは「エレクトリカルパレード」、ディズニーシーでは「ファンタズミック!」のナイトエンターテイメントが終わるとゲストが一気に退園する方向に動き出す事が多いのですが、普段に比べるとこの時期はそうした傾向が普段より弱まります。
また、普段なら遅い時間になるとアトラクションもスタンバイが短くなってくる事が多いのでここを狙うというのも一つの考え方ですが、この夏の時期はさほど効果的ではありません。そのため、閉園時間を待たずにスタンバイが終了(並べなくなる)する事もあるのでご注意を。

入園制限程ではないが…コンスタントに混雑する夏休み

イメージ的にはかなり混雑する雰囲気のある夏休みのディズニーリゾート。夏イベントの開始とともに混雑するイメージもありますが、意外に7月上旬から中旬にかけてはそれほどではなく、本格的には8月に入ってから混雑します。
しかし、もちろんそれなりの混雑にはなりますが、この夏休み期間中は三連休の中日などに発生するような、入園制限がかかるほどの大混雑にはならない事がほとんどです。
これは夏休み期間が長いためゲストが分散するためだと思われます。しかしながら、だからと言って空いている事はなく、感覚的には夏休み期間は休日平日関わらず、「普段より混んでいる土曜日」の混雑具合がずっと続く…といったところでしょうか。
家族連れ&学生比率が増え、全てのアトラクションが平均して混雑

言うまでもなく夏休みで学校が休みのため、学生比率とともに家族連れのゲスト比率も上がります。例えば3月の春休みであれば、卒業旅行や試験休みで中・高校生比率が高くなる…といった傾向がありますが、この夏休みは「ほとんどの年齢層が集まる時期」というのも特徴的です。
春休みであれば、スリル系アトラクションが混雑し、逆にショーやパレード、子供向けアトラクションは空く…と言うのが定番なのですが、この時期は幅広い年代が集まる季節なので、「全てのアトラクションやショー等が平均的に全て混雑する」という事になります。
以前にこちらの記事で触れた、普段でもそれなりに混雑するディズニーランドの「空飛ぶダンボ」や「ピーターパン空の旅」が90分待ち…という場合もあります。逆にファストパスが無いこうしたアトラクションが乗りにくくなるという事も頭に入れておいた方がいいですね。
朝のゲート前の入園待ちの出足も早くなる季節。可能な限り早めの出発を!

この夏休み期間は前述の通り、遠方から来られる方も多くなります。そのため、自家用車で前日から長距離を走ってこられる方も増え、必然的に駐車場ゲートのオープンも早くなります。併せて、荷物検査場(駐車場又は舞浜駅から来て、チケットブース付近に入る場所)もオープン時間が早くなります。
このように全体的にパークを訪れるゲストの出足が早まる時期で、併せてゲート前にも早くから並ぶ人も増える季節になります。これは人気イベントであるかどうかに関わらず、時期的に見られる傾向です。
ゲストが多く集まるディズニーランドのゲート前で比べると、通常期では例えば二時間前に到着であれば、入園ゲート前で、先頭~5グループ前後になると思いますが、夏休み期間であれば10~15グループ以降…といった感じでしょうか。(あくまで目安です。)
次の投稿は以下を予定しています。
夏休みの傾向と対策【その2】熱中症に注意!
夏休みの傾向と対策【その3】ショーの中止も!
