アトラクション別傾向&攻略法【ジャングルクルーズ】その2

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様々な種類のアトラクションが存在するディズニーランド。そのタイプは様々で、人気のコースターからシアター型、のんびり周遊するライド型など様々で、幅広い年齢層の方が楽しめる様に工夫されているものも多くあります。

そんな中、知っていると少しだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。

今回はアドベンチャーランドの代表的アトラクションとも言える、「ジャングルクルーズ」をご紹介します。

かつては交易会社のドッグだった場所。今ではジャングル探検の会社に。

賑やかなキャスト(スキッパー)の案内でジャングルを進む、このジャングルクルーズ。今回の記事ではその周辺の物語などについてご紹介します。

様々な世界観が存在するディズニーランドのアトラクションですが、この「ジャングルクルーズ」は他のアトラクションと異なり、よく見ると「ウエスタンリバー鉄道」の建物と共有されています。

一階はジャングルクルーズ、二階はウエスタンリバー鉄道…と言う感じになっていますがこれには理由があります。これは実はこの「ウエスタン~」と「ジャングルクルーズ」を所有している会社が同じであるという事。

その会社の 名前は「サファリ・トレーディング・カンパニー」。どこかで聞いた事のある名前とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、これはすぐ近くにある、ショップの名前と同じです。(公式サイトはこちら。)

このショップの名前はジャングルクルーズの入口に入って、すぐ右の壁に書かれた看板に書かれています。すぐに通り過ぎてしまう場所で、気にしていないと誰も気がつかないような場所なのですが、ここには「SAFARI TRADING COMPANY」と書かれています。

また、その下には「めったに手に入らないめずらしい宝物がいっぱい!」といった宣伝も書かれています。この看板どおり、実在のショップには「本物の化石」など、ディズニーランドの中で売られている事がちょっと意外なものもあったりします。

ちなみにこの会社はかつては「JUNGLE NAVIGETION(ジャングルナビゲーション)」という、ジャングルの交易会社のドッグでした。

しかし、突然急に川の流れが変わり、交易するための船がドッグに入れなくなってしまうという事態になってしまいました。そこでこの会社のオーナーは長年の夢であった、ジャングル探検の会社にした…という物語があります。

アトラクション入口上にある一番高い見晴台の右側には、この会社名である「JUNGLE NAVIGETION CO LTD」と書かれています。目立たない場所ですが、こんな小さなこだわりも楽しいですね。

船や乗り場周辺にある細かなプロップスにも物語が…。

さて、個性豊かなスキッパーが船を操り、ゲストを乗せていくボードですが、アトラクション入り口には乗船手続きをする机があります。

ここには船の売り上げが書かれたノートや、その脇にはまとめられた荷物が置かれています。ちゃんと船ごとにネットで囲われ、各船の名前が書かれたプレートがつけられているなど細かいですね。

このアトラクションの船ですが、実はそれぞれのボートには所有者がおり、その人間の職業に合わせたプロップス(小物)がボート内に置かれていたり、ぶら下がっています。

例えば「画家の船なら絵の具や筆」、「写真家の船ならば、現像した写真」、「医者の船」なら「白衣や医療道具」…という感じで、全ての船に乗っている荷物などが異なっています。

船の外は見ますが、意外に船の中は見ないこのアトラクション。ぜひ次回は何の職業の船なのか、見つけて見てくださいね。

実は瞬間移動している…?世界の4つの大河を進むアトラクション。

その名のとおり、ジャングルを探検するこのアトラクション。意外に知らない基本的な事ですが、このクルーズでは、実は世界の4つの河を探検しているんです。

その順番は、南米の「アマゾン川」→アフリカの「ナイル川」→東南アジアの「イラワジ川」→インドの「ガンジス川」となっています。

ジャングルというと、アフリカの奥地の様なイメージが強いですが、実は世界中の川を約10分という短時間でクルーズしているという事になるんですね。

…もともとこのアトラクションはウォルト・ディズニー自身が南米コロンビアのある川を航行した時の体験をもとに創られているのですが、小さなお子さんから大人まで幅広く楽しめるアトラクション。

ディズニーランドの屋外アトラクション単体としては最大の面積を誇るジャングルクルーズ。ウォルトの最初の案では、本物の動物を使う予定があったとの事ですが、一定したクオリティが保てないとの理由からオーディオ・アニマトロニクスが使われる事になったそうです。

本物の自然と造られた技術が共存する、全長約700メートルのコース。ジャングルでは約160体のオーディオ・アニマトロニクスがゲストを迎えてくれる、冒険心溢れるアドベンチャーランドらしいアトラクションですね。

次回はさらに細かな雑学についてご紹介します。