アトラクション別傾向&攻略法【カントリーベア・シアター】その2

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広大なエリアに多彩なテーマランドが広がるディズニーランド。大小様々な規模のアトラクションがあり、非常に小さなものから、テーマランドをまたぐような大きなものまで存在します。中でもシアタータイプのものは待ち時間が必然的に少なくなる特徴のあります。

そんな中、知っているとちょっとだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。

今回も前回に引き続き、「カントリーベア・シアター」をご紹介します。今回は登場するキャラクターについてご紹介します。

個性豊かな18頭の熊。それぞれの個性知ればもっと楽しくなる?

ウエスタンランドの定番アトラクションである、「カントリーベア・シアター」。前回はその概要についてお伝えしましたが、今回は彼らの劇団のもう少し詳しいお話や雑学についてご紹介します。

かれらは一見コミカルな劇団ですが、実はワールドツアーで世界90カ国以上も巡り、レコードの売上が100万枚以上あるという実力を持った楽団です。

まずは詳しくお話する前に、全て名前や物語がちゃんとある彼らをご紹介。なお、季節限定バージョンのみに登場するキャラクターもいますが、ここでは主に通常版に登場する主要キャラを抜粋してご紹介しています。

まずは、上の写真。このシアターの主役とも言える「ヘンリー」。ご存知ショーを仕切る楽団のリーダー兼作曲家です。まとめ役のしっかり者。彼はアトラクション建物の入口上にもいます。

後半に登場する、頭の上に載っているのはアライグマのサミー。彼は普段はヘンリーの帽子に隠れています。

…それではシアターに登場する熊たちを各個別にご紹介。下の写真を参照しながらご覧下さい。

ゴーマー」(上段左)ショー冒頭、左側下から登場する、ピアノ弾き。性格はもの静か。
ウェンデル」(上段中央)趣味はカメラのおとぼけ熊。ちょっと口が悪い?
リバーリップス・マックグロウ」(上段右)つき出た唇が特徴。ロカビリーサウンドを演奏します。

トリキシー」(下段左)歌唱力がある彼女は、失恋ソングが得意。食べ過ぎるのが困り者。
シェーカー」(下段中央)常にお尻を細かくフリフリ。ちょっと志村けんに顔が似ている…?
テディ・バラ」(下段右)天井からブランコに乗って登場。スイングの女王。実はヘンリーの彼女。

そして中盤にステージ下から登場する、「ザ・サンボネッツ」(上の写真)。彼女達は、フロリダからやって来た三人娘です。名前は左から、「バブルス」、「バニー」、「ビューラ」です。

ちなみに「サンボネッツ」とは彼女達がかぶっている幅の広い帽子の事。ちなみに彼女達は左から順に目が大きく開きます。わずかな違いなので目を凝らしてみてください。

彼女達はレギュラーシーズンではご覧のサンボネッツをかぶっていますが、夏は水着、冬はマント等…とコスチュームを大きく変えるのも特徴的です。

続いては上の写真、「ザ・ファイブベアグラス」。彼らは実はこの劇団の中心的存在。得意の歌声だけでなく、それぞれが持つ自慢の楽器で演奏を披露してくれます。

※()内は持っている楽器。紹介は写真左から右へ。
  ・「ジーク」(バンジョー)ザ・ファイブベアグラスのリーダー。
  ・「フレッド」(父の形見のハーモニカ)
  ・「ゼフ」(バイオリン)実はぬいぐるみを抱いている小さなオスカーの親熊。
  ・「テッド」(ジャグ。空き瓶)空き瓶を吹く、洗濯板を鳴らす等リズム担当。
  ・「テネシーじいさん」(弦が一本のギター)
  ・「オスカー」(熊のぬいぐるみ)音が鳴るクマのぬいぐるみを持っている小熊。

そして、この楽団の中で存在感が大きいのが、上の写真の「ビッグ・アル」。文字通り、体の大きな彼は、いつでも常にマイペース。音程が外れても全く気にしません。よくみるとギターにはちゃんと自分の名前が入っています。

彼は冬のクリスマスバージョンの時には一人だけ新年を祝っていたり、夏のバケーション版の時は、一人で山道で迷ってしまったり…と、そんなところも個性的です。

そして、シアター内、右側の壁には、このカントリーベア・バンドの大ファンである、鹿の「マックス」、バッファローの「バフ」、ムースの「メルビン」…の姿があります。

…この愉快なカントリーベア・バンドのメンバーですが、ウエスタンランド周辺(蒸気船マークトウェイン号の乗り場付近やビックサンダーマウンテン前辺り)に時々グリーティングで何人か登場する事もあります。

ちなみにリーダーである「ヘンリー」ですが、彼のおじいさん、「ヘンリー・エドワード1世」はこの劇場と劇団の創設者です。上の写真の様に、シアターのステージ上部には彼の肖像画が飾られています。現在のヘンリーは楽団を次いで三代目です。

ここで小さな攻略法をひとつ。このシアター内で「一番見やすい座席」をご紹介します。ここに限らず、ディズニーランド内のこうしたシアター形式のアトラクションの座席はほとんど全てに「傾斜」が付いています。

基本的には見やすい様に前から座席が並んでいるのですが、その傾斜はあまりきつくないの場所が多いので、自分の前に男性や背の高いゲストが座ると前方が見えなくなる場合が多くあります。

そんな場合でも「全く気にしないで見れる場所」がこのカントリーベア・シアターには存在します。それは会場後方にある、段差がある座席。

基本的にこのカントリーベアの劇場では、他のシアター形式アトラクションと異なり、傾斜があまりありません。

しかし、その分、後方3分の1くらいの部分の座席が1段高くなっており、その「高くなっている最前列の席」がオススメ。ここに座ると、上の写真の様に、前の座席に座るゲストの頭の高さは自分の膝くらいなので、前方の視界を遮られる事がありません。

この場所に行くためには、劇場待合室の扉が開き、シアター内に入場する時に、「一番右の扉から入る」とこの座席の近くに来る事ができます。小さなお子さんや背の低い方でもかなり見やすい場所ですのでオススメです。

…次回はこの劇場の待合室や出口などにある細かな雑学などについてご紹介します。