ディズニーランド「カリブの海賊」がなんと半年間の長期休止!何かが変わる?分析してみた

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東京ディズニーランド カリブの海賊東京ディズニーランドのグランドオープン当初から安定した人気を誇る「カリブの海賊」。

こちらのアトラクションが、2022/9/5〜2023/3/31の長期間クローズする事が発表。通常の施設改修よりかなり長い「異例の半年間」のクローズ。

一体何が行われる?何か変更される?それともただの改修クローズ?…ネットを騒がすそんな話題について考えてみました。

東京版の「歴史」と「推移」

東京ディズニーランド カリブの海賊東京ディズニーランド、アドベンチャーランドにある「カリブの海賊(Pirates of the Caribbean)」。ご存知、カリブ海周辺に実在した海賊をモチーフにした開園当初からあるアトラクション。

こちらは、1983年4月15日の東京ディズニーランドと同時にオープン。そして、2007年7月20日にリニューアル。

海外のパークと同様に映画の要素を取り入れた大幅なリニューアルが実施されました。

東京ディズニーランド カリブの海賊このリニューアルでは映画版キャラクター、主人公のキャプテン・ジャック・スパロウやヘクター・バルボッサ、デイヴィ・ジョーンズなどが新たに登場しました。

パークのアトラクションは通常は「映画が先で、それをモチーフにしたアトラクションができる」と言う形が多いですが、こちらはアトラクションが先で、その後に映画が出来て、更にその登場人物がアトラクションに追加された…と言う、珍しいパターンです。

確かにそれ以降の大規模リニューアルはされていませんが、今回は特に映画の公開などもないですし、大きな変更は無いような気もします。

異例の長期クローズで考えられる事

東京ディズニーランド カリブの海賊パークのアトラクションは定期的に点検や改修などで一定期間クローズになる事が多くあります。

もちろん、そのアトラクションの規模や改修内容によってその期間は異なりますが、通常の点検や改修などでは、通常は約1~2カ月程度です。

しかし。今回発表された期間は異例の6か月。

これまでは例えば、ディズニーリゾート35周年の際に大規模リニューアルした「イッツ・ア・スモールワールド」は、約1年間の長期クローズでした。

東京ディズニーランド カリブの海賊しかし、もちろんこちらは目玉の大規模リニューアルで、事前告知もされていた状態。そんな中、今回は特に何の告知もされていない状態で長期クローズとなります。

告知が無いという事は、大規模リニューアルではない可能性があり、「通常よりの長めの改修」か、「それ以外の理由」が考えられます。

リニューアルだとすれば何が変わる?

東京ディズニーランド カリブの海賊そんな中、既に世界のディズニーテーマパークでは、「カリブの海賊」で、マイナーチェンジが行われている場所が多くあります。

その中の一つが、アトラクションの途中に登場する「女性の人身売買オークションのシーン」。

海賊たちに囲まれ、縄で繋がれた女性たちがオークションにかけられています。

東京ディズニーランド カリブの海賊そして背後の横断幕には「オークション」と大きく書かれ、対岸には大勢の海賊たちが品定めをする様に、大声で叫ぶ有名なシーンです。

このシーンが性差別と批判され、既に海外パークではオークションが「戦利品を引き渡すように」と言う場面に変わり、町の人々が貴重品を持って並んでいるシーンに変更されています。

今回の半年間のクローズで、「ついに東京でもこれに変更されるのではないか?」との憶測がネットを中心に飛び交っています。

環境や人権問題、差別に敏感な米ディズニー社

東京ディズニーランド カリブの海賊

(左)リニューアル後 (右)リニューアル前

こうした変化は近年のディズニーパークでは非常に多くなってきています。

他にも東京でもグランドオープン当初からある、「ジャングルクルーズ」が2014年に「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」にリニューアルした際にも下記の変更がされました。

・船長がカバを追い払う銃が無くなった
・入口の机にあったライフル銃と銃弾が無くなった
・ワニが鳥を襲うシーンの表現が変更(飛び方を教えている等)
・ゴリラとワニが戦うシーンの表現が変更(バナナを取り合う)
・木に登って逃げる探検隊の人種が変更(一番上だけ白人で後は黒人→バラバラの人種へ)
・原住民が踊る小屋にぶら下がっていた骸骨が撤去
・原住民の船に積んであった骸骨が撤去
・ツアーが動物や環境保護活動をする会社に変わった

東京ディズニーランド カリブの海賊

(左)リニューアル後 (右)リニューアル前

上記の様に、残虐な表現がなくなったり、人権問題に配慮、動物同士の争い、環境保護をする取り組みなど、これまでとは大きくその内容が変わりました。

そう考えると今回の長期クローズでは「カリブの海賊」もそうした点が変更される可能性は十分あると言えます。

変わるとしたら他にも何か変わる?

東京ディズニーランド カリブの海賊これまでご紹介したものが、変わるかどうかは、現段階ではまだ確定したわけではありませんが、仮にこうした性差別問題に配慮するならば、海外パークと同じように人身売買オークションの場面が変わると思われます。

しかし、ジャングルクルーズの様に、残虐性なども考慮するならば、まだまだ変わってしまう可能性がある場面は多くあります。

東京ディズニーランド カリブの海賊例えばアトラクションに乗ってすぐの場面、「殺されて白骨化した海賊達の姿」や、「略奪した後に町に火がつけられ、放火された場面」、もっと言うならば、ボートの落下前に「口悪く注意するガイコツ」…などキリがありません。

東京ディズニーランド カリブの海賊ただ、「カリブの海賊」はそもそも「海賊」と言う、残虐性を持つもの達が題材となったアトラクションでもあります。

また、問題となっている人身売買や性差別についても、「実際に過去の歴史の中で行われてきた事」でもあります。

様々な配慮をすることは必要だと思われますが、変更や修正をし過ぎてしまうと、その個性が無くなってしまわないか…等の懸念もされています。

変更に関して様々な意見が

東京ディズニーランド カリブの海賊今回の長期クローズのニュースが広まってから、ネットでは様々な意見が上がっています。もちろん、「性差別を助長するものであり、今回の変更は歓迎」と言った意見も多くあります。

しかし、それ以上に「そうした歴史を含めてこそのアトラクションなので変えるべきではない」や「過去の事実を変えても意味が無いのでは?」といった意見など様々です。

東京ディズニーランド カリブの海賊これらは何が正解なのかと言う事ではなく、「どちらも正論」だと思います。

…特に世界中で多くのゲストが訪れるディズニーパーク。様々な人種や考え方を持つ方が訪れ、様々な楽しみ方で過ごしています。

東京ディズニーランド カリブの海賊そんな中でディズニー社が導き出した結論。「永遠に完成する事の無いパーク」では、進化と変化はつきものですよね。

もちろん今回の長期クローズでこれらが変わるかどうかはわかりません。実際には実は普通の改修クローズだけだった…と言う可能性もあると思います。

…しかし、いずれはこうした傾向が多くなって行くのも明らか。…皆さんはどんな風に感じますか?