東京ディズニーリゾートといえば、主にショーやアトラクションが思い浮かびますが、「ここでしか手に入らないグッズ」も人気です。
しかし、人気商品はすぐに売り切れたり欠品が生じてしまう為、近年は人気グッズ販売日にはスタンバイパスが必要だったり、「購入制限」が設けられる事がほとんどです。
そんな中、その個数制限をクリアするためのまさかの「フェイク赤ちゃん」という驚きの策が話題になりました。今回はそんな衝撃のニュースを考えてみたいと思います。
この記事のもくじ
近年の「パークグッズ購入の背景」
高いクオリティーと可愛らしいキャラクターで人気のディズニーリゾートのグッズ。
これまでも販売日当日に「大量に購入する方」や、「主に転売目的の方」の影響で、瞬時に売り切れてしまう事が多くありました。
そのため、近年は購入制限を設けています。その商品やイベント、時期によっても異なりますが、基本的には「一人当たりの個数制限をする」と言うケースが多くなっています。
しかし、主に転売目的の方々は、そんな規制を「あの手この手」を使って、ひとつでも多く購入しようと様々な策を考えてくるのが現状です。
大人数で来園、購入可能数限界まで入手
そんな中、転売のための在庫確保目的と思われる方々が、大人数で来園し、人気グッズを大量購入すると言う行為が近年目立ちます。
しかしながら、来園するゲストは「一般ゲスト」なのか「転売目的のゲストなのか」を判断する事は現実的に難しく、根本的な対策が取りにくいのが現状です。
こうした近年の状況が様々な問題となっているのですが、そんな中、「驚きの事実」が話題となりました。
「フェイク赤ちゃん」ベビーカーに人形を乗せて「1人」として数える
そんな中、4月7日のグッズ販売日に判明した驚きの状況。それは@yuzu_mau0501さんがTwitterに投稿した上の画像。その日、フェイク赤ちゃんのタグはトレンド入りしました。
一見すると普通の赤ちゃんの写真に見えますが、実はこちらは「人形」。「なぜ、ベビーカーに人形を乗せているの?」と一見不思議に思うかもしれません。
実は、これは赤ちゃんであろうとも「個数制限の1人」にカウントされる為、わざわざベビーカーにリアルな人形の乗せて「1人増やした状態」を装って入園していると推測されています。
更に3歳以下のお子さんは入園料が不要。転売目的の方にとっては、確かに非常に都合が良い。
こうした普通なら思いつかないような驚きの行動。商品を少しでも多く買うための驚きの方法です。
しかし、ここで注意したいのが、このリアルの赤ちゃんの人形は「リボーンドール」と言うもので、一般的なドールの趣味とは異なる面も多く、お子さんを失った方などが悲しみを埋めるために使用される事もあるものです。
そうした方々がそれを一緒にパークに持ちこんでいるケースもあるため、見極めは非常に慎重になるべきです。(そして、そういった赤ちゃんの人形を必要としている方への理解も広まるべきです。)
また、この赤ちゃん人形は該当の方のお子さんのオモチャなのだという声もありました。
ただ、今回のこのケースでは、キャストとの話の最中に、「購入する際に(バレない様にする為に)顔に毛布をかけた」といった行為や、開き直って「人形だと認めた」と言う報告もあるようです。
パークのルールとしては、もちろん人形を持ち込む行為は禁止されてはいませんが、それを「人間1カウント」とさせようという今回のパターンは「明らかに常軌を逸した行為」といえます。
その他にも様々な「治安の悪化」が
またこれは確実に誰が行ったか行為なのかと断定することはできませんが、「入園ゲート前に簡易的な折りたたみ椅子やゴミなどが放置されていた」と言う報告も見られました。
更には現在はソーシャルディスタンスを保って、入園開始前は、1つのラインに入れる人数が決まっているのにも関わらず、「大量に合流して入園開始直前に揉めている」といったケースも見られました。
もちろんこうした声はそれを行う方々に問題があるのは当然の事。
しかしながら、近年こうした多発する問題に、ディズニーリゾート側も、なかなかゲストに毅然とした対応ができないと言う部分もあるように感じます。
明らかに周辺に迷惑をかけたり、ルールを守らない行為を続けるゲストに対しては、厳しい対応で臨む事もこれから必要になってくるのかもしれません。
望まれる有効な対策
しかしながら、こうした問題については、規制やルールが増えるたびに、「キャストや運営側の対応が煩雑になり、対応が大変になってくる」と言う面もあります。
例えば今回の様に、「ベビーカーの人間が赤ちゃんが本物かどうか確かめる」と言うのは現実的にありえない話です。
逆に言えば、そうしたルールの裏の部分をついてくるアイデアを次々と考える、転売目的の方の行為には驚くばかりですが、ここまでの事態になると、何か対策を施す必要があると思います。
こうした「非合法に近い方法」で大量購入され、正規価格で入手できない方が増え、更に価格が跳ね上がり、転売が増えて行く現状。
単に販売在庫数を増やせば解決する単純な問題では無いと思いますが、もう少し気軽に買いたいものが買える様になれば、こうした問題は少なくなっていくのかもしれません。
根本的な解決はなかなか難しいところですが、今後の対応に期待したい所ですね。