先月の10月15日から試験的に飲食可能となっているディズニーシーの「ブロードウェイ・ミュージックシアター」。
飲食可というルール変更当初から、多くの戸惑いや落胆の声がありました。
しかし、その後のディズニーリゾート側の対応に動きはなく、今もなお継続中。
期限付きということですが、いったいどうなるのでしょうか?
この記事のもくじ
ブロードウェイ・ミュージックシアターってどんな場所?
ブロードウェイ・ミュージックシアター(BMT)は、1階2階席からなる1500席近くもの観覧席を備えた巨大なシアター。
ディズニーシー内に構えるBMTは、パークの美しい景観に馴染み、シアター内は重厚感漂う佇まいです。
館内は本場のブロードウェイを彷彿とさせ、ショーへの期待も高まるとても素敵な空間となっています。
初めてのBBBでどセンター!!!
歓喜😭💕💕💕 pic.twitter.com/bQtBMZmTvj— Maki (旧 セルベリア) (@disney07_disney) November 5, 2018
背筋が伸びそうな館内ですね!
シアター内で行われる「ビッグバンドビート」は、ダンサーさんに合わせて、ミッキーと仲間たちが躍動感溢れる本格的なダンスや歌を披露。
見事なスティックさばきで観客を魅了するミッキーはもちろんのこと、ミッキーの仲間たちやダンサーさんの作り出す世界に、長年に渡ってのファンも多く、1年を通して大人気のショーです。
期間限定の新ルール!変更点とは?
これまでのBMTでの飲食に関するルールですが、ロビーを除くシアター内は一切飲食禁止でした。
一般的な劇場と同様のルールですね。
しかし先月中旬、BMT観覧席においては新しい取り組みが。
試験的に、10月15日から12月9日までの期間、「ビッグバンドビート」のステージショー中も飲食可に。
(本日11月17日(土)現在の情報:試験的運営期間が2019年1月15日まで延長となりました。キャストさんに確認済みです。)
無謀とも思える新ルールに困惑!あなたの意見は?!
「映画館と同じになっただけでしょ?」とも思える新ルールですが、突然のこの取り組みにショックを抑えきれないファンの方々。様々な意見を目にしました。
・屋内のショーなので、飲食のにおいが気になるのではないか。
・飲食している音がショーの妨げになると思う。
・せめて飲み物だけにしてほしい。
・他のステージショーとは違い、座席が布なので掃除が大変。キャストさんの仕事がさらに増えるだろう。
・雰囲気を壊さないでほしい。
「ビッグバンドビート」のショーを大切に思っているからこその反対意見のようですね。
一方では、こんな意見も。
・海外の劇場では軽食可というところが多い。頑なに拒否するのではなく、もう少し気楽に構えてもいいのではないか。
少数派ですが、好意的に受け止める方もいらっしゃいます。
確かに海外では、音楽に対しての敷居は低く、食事を取りながらジャズライブやコンサートを楽しんだりもしますね。
お国柄の違いもあるのでしょうか。
ディズニー側の意図するところは?
反対意見の多いBMT内の飲食問題。
はたして、運営側とゲスト側の双方にメリットはあるのでしょうか。
「いったいなぜ?」という問いに、東京ディズニーリゾートのインフォからの回答は次のようなものでした。
「3つのステージショー時の飲食ルールに統一性を持たせたい。」
どういうことなのか、現在ディズニーシーで開催されている以下3つのショー(ビッグバンドビートを含む)の飲食ルールを、BMT内のルール変更前と後とで比べてみます。
<ルール変更前>
<ビッグバンドビート/ブロードウェイ・ミュージックシアター>
ショー前とショー中の飲食× (館内ロビー○)
<ハロー、ニューヨーク!/ドッグ・サイドステージ>
ショー前とショー中の飲食○
<アウト・オブ・シャドウランド/ハンガーステージ>
ショー前とショー中の飲食○
<ルール変更後>
ショー前とショー中の飲食○ (館内ロビー○)
<ハロー、ニューヨーク!/ドッグ・サイドステージ>
ショー前とショー中の飲食○
<アウト・オブ・シャドウランド/ハンガーステージ>
ショー前とショー中の飲食○
上記を見ると一目瞭然。変更前には飲食ルールのばらつきがあったことがわかります。
変更後はショー中の飲食ルールが共通となり、ゲストにとって、わかりやすくなりました。
たまにしかパークに訪れることがないゲストに、細かいルールはなかなか伝わらないもの。
パーク内を円滑に運営するには、こういった合理化も必要なのかもしれませんね。
気になる変更後のシアター内の様子は?
ルール変更から1か月が経っていますが、BMT内では今のところ、大きな問題はないとのこと。
30分ほどの短いショーということに加えて、時間も忘れるほどの素晴らしいショーですから、もともと飲食しながら鑑賞しようとするゲストもそれほどいらっしゃらないのかもしれません。
今後の動向が気になりますね!