数ある東京ディズニーリゾートの季節イベントの中で、「一年の最後を彩るイベント」と言っても良い、クリスマス。一年でパークが一番光り輝く季節でもあります。
しかし、今年は昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染予防の観点から、両パークのデコレーションやイルミネーションはかなり抑え目となりました。
まだ完全ではないものの、少しづつ元の状況に戻りつつある世の中。来年こそは…!の願いを込めて、2019年や過去のものと今年(2021年)のデコレーションなどの様子を比較してみました。
この記事のもくじ
ワールドバザールを彩ったクリスマスツリー

(2018年)東京ディズニーリゾート35周年の時のワールドバザール
東京ディズニーランドのクリスマスと言えば、やっぱりワールドバザールの中央にある、高さ15mのクリスマスツリー。残念ながら、コロナウイルス感染予防の為、人が集中しない様に昨年のクリスマスから設置されていません。

(2018年)ワールドバザールのツリーとリース
特に2018年の「東京ディズニーリゾート(ディズニーランド)35周年」の時は、天井にも華やかなバナーがあったため、非常に賑やかになっていました。

(2021年)ワールドバザール。中央の大きなツリーは今回もなし。
ご覧の通り、残念ながら2021年も昨年に引き続き、中央のツリーはありません。上部のリースはありましたが、やっぱりちょっと寂しい感じがしてしまいますね。

(2021年)ワールドバザール。中央の大きなツリーは無し。
ただ、確かにこれまではここにあった大きなツリーの影響で、閉園間際のワールドバザールは大混雑する事が通例化していましたので、こちらは適切な対応と言えると思います。

(2021年)ワールドバザール上部のリース。
ちょっと寂しいワールドバザールですが、撮り方を工夫すれば、それなりにリースもイルミネーションもキレイに撮れる事もあるかも…ですね。

(2021年)ワールドバザール、上部のリース。
…クリスマスと言えば…のワールドバザールの大きなクリスマスツリー。見慣れた光景が来年こそは帰ってきて欲しいものですね。

(2017年)プラザ周辺の植栽にも電飾がありました。
また、シンデレラ城前の広場、プラザ周辺の低い植栽にもこれまでは電飾が広い範囲でされていましたが、こちらも今年はありませんでした。地味ですが、これがあるだけでかなり煌びやかな雰囲気がありました。

2021年のクリスマスには植栽の電飾がありませんでした。
新たに加わった新ファンタジーランド
ただ、今年新たにデコレーションが登場した場所もあります。それは「美女と野獣の城」などがある、新ファンタジーランドエリア。ここにはエリア開業以来、初めてクリスマスのリースなどが飾られました。
しかし、元々そうした飾りなのかわかりませんが、残念ながら夜のライトアップは無し。これがこのエリアのすべての飾りやイルミネーションなのかはわかりませんが、来年が楽しみですね。
ディズニーランドでは今年、この新エリアやワールドバザール周辺以外では、BGMはクリスマスソングが流れていましたが、ほとんどデコレーションやイルミネーションがありませんでした。その分、来年に期待したい所ですね。
ディズニーシーのアメリカンウォーターフロント

(2019年)恒例の高さ15mのクリスマスツリー
ディズニーシーのクリスマスと言えば、こちらもやっぱり大きなクリスマスツリー。おなじみのアメリカンウォーターフロント、ホレイショ―スクエアに設置される、高さ15mのツリー。

(2019年)不気味な「タワー・オブ・テラー」とツリーのギャップが特徴的でした。
今年も残念ながらこちらのツリーはありませんでした。ランドと異なり、屋外にあり、更に少し高い位置にある為、暗闇に一際目立つ立派なツリーでした。

(2021年)クリスマスツリーは無く、静かな港の雰囲気が伝わります。
最近はショーも無く、いつも静かな同エリア。煌びやかなシーズンですが、更にいつもより静かに感じてしまいますね。
ウォーターフロントパークと桟橋エリア

(2019年)ウォーターフロントパークのクリスマス。
続いてはアメリカンウォーターフロントパークと桟橋エリア。過去にはこの公園にクリスマス期間のための特設ステージが組まれ、ステージショーが開催された事もありました。

(2021年)ウォーターフロントパークのクリスマス。後方のツリーなども無し。
コロナ以前はこの公園にも大小様々なクリスマスツリーが置かれ、夜には煌びやかな雰囲気になっていましたが、今年はとても静かな雰囲気になっています。

(2019年)アメリカンウォーターフロントの埠頭付近のクリスマス。
特にこの「世界一忙しい港」と称される埠頭。大小の船が並ぶ中、船のマストなどにも煌びやかなクリスマスカラーの電飾が施されていました。

(2019年)アメリカンウォーターフロントの埠頭付近のクリスマス。
こちらも残念ながら今年は装飾が無く、普段と変わらぬ光景に。もちろんこれはこれで十分心癒される風景ではありますが、来年は更に煌びやかな風景が戻って来るといいですよね。

(2021年)アメリカンウォーターフロントの埠頭付近のクリスマス。船上部の電飾無し。
ケープコッドの静かなクリスマス

(2019年)ケープコッドのクリスマス
のどかな漁村の風景が広がるケープコッド。近年は「ダッフィーの村」として有名になり、終日たくさんの人で賑わいますが、本来はとても静かな村でもあります。
穏やかながらも静かに輝くイルミネーションが特徴のこの場所は、毎年美しいイルミネーションが施されます。

(2019年)ケープコッドのクリスマス
こちらは2019年のケープコッドの様子。建物や海沿いのフェンスに掲げられたイルミネーションが水面に反射する様子がとても美しいですね。
そして下の写真、こちらは今年2021年の様子。一見、これまでとほとんど同じに見えますがよく見ると、建物上部の装飾がされていません。

(2021年)ケープコッドのクリスマス。建物上部の装飾がありません。
近年はこうした高い位置にあるデコレーションやイルミネーションがされなくなっている事が増えています。普段あまり見ないような所にもこだわりがあったので、また来年は復活してくれるといいですよね。

(2021年)ケープコッドのクリスマスツリー。
ロストリバーデルタの個性的なクリスマス

(2019年)「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」のイルミネーション。
続いてはロストリバーデルタ。元々あまりクリスマスのイメージがないエリアではありますが、2019年は写真の様に、非常に華やかで煌びやかなイルミネーションやデコレーションがされていました。

(2021年)静かな「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」の様子。
今年2021年は残念ながら写真の様に全くされていませんでした。現在はこちらのレストランがしばらくクローズしたままなので、仕方がない部分もあるのかもしれません。

(2019年)「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」のイルミネーション。
ジャングルの奥地に煌めく個性的なクリスマスの装飾。来年はまた、その賑やかな姿を見せてくれるといいですよね。

(2021年)「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」はまだクローズ中。
続いてはロストリバーデルタの「橋」。ポートディスカバリーから、インディジョーンズアドベンチャー方向に向かう橋は、「プエンテ・デル・リオ・ペルディード」と言う名が付いています。

(2019年)ロストリバーデルタの橋「プエンテ・デル・リオ・ペルディード」のイルミネーション。
静かなジャングルの奥地ですが、この橋にはご覧の様に、賑やかなクリスマスの装飾がたくさんされていました。

(2019年)ロストリバーデルタの橋「プエンテ・デル・リオ・ペルディード」のイルミネーション。
こちらも今年2021年は残念ながら全くされていない状態でした。これまでが賑やかだっただけに、余計にちょっと寂しい雰囲気になってしまった感じです。
もちろんこの静けさが「ロストリーバデルタらしさ」でもあるんですけどね。

(2021年)「プエンテ・デル・リオ・ペルディード」はいつもの状態でした。
いつもは静かな木々に囲まれた中央アメリカのジャングルの奥地。だからこそ、夜空に映えるイルミネーションとデコレーション。来年はまた違った姿を見せてくれるといいですよね。

(2019年)ロストリバーデルタのツリー。2021年は特に何もない状態です。
来年こそは煌びやかな季節が戻ってきますように…。

2021年のクリスマス。ワールドバザールをパートナーズ像の後ろから。
ご紹介してきた両パークのクリスマスデコレーションやイルミネーションの様子。

2019年のクリスマスの様子。
昨年と今年に関してはコロナウィルス感染予防のために、人が集まりにくい状況でパーク運営を行う都合上、全体的にかなり控えめで、ちょっと寂しい雰囲気が正直ありました。

2019年のクリスマスの様子。
もちろん、それはゲストとキャストの安全を考えてのものでもあり、当然の事とも言えます。

2019年のクリスマスの様子。
しかし、ほぼ2年間、いつものクリスマスの雰囲気がちょっと少なかった両パーク。その分来年はまた美しいパークに戻ってくれるといいですよね。