冬のディズニーランドで、霜がついたベンチを一つ一つゲストが座れるように対処するキャストさんの行動。キャストにとっては当たり前のこと、あくまで業務の一つなのかもしれませんが、その姿に心が温かくなりました。
一つ一つベンチの霜を溶かすキャスト
弊サイトライターのきっしーさんが早朝のランドでベンチの前で何かをしているキャストさんを目撃。
ベンチには霜が降りており、このままではゲストが座れません。
そこで、キャストが一つ一つ、ベンチにお湯をかけ、布巾でカラぶきをして座れるように回っていたのです。
1人目のキャストさんが袋に入ったお湯でベンチの霜を温め、総勢6人ほどで乾拭きをしながら雑巾を絞ったり、冷たくなってしまったお湯を別のキャストさんが排水口に流したりしていたとのこと。
排水口はパレードルートの雨はけ用のものを使用されていたようです。
当たり前を当たり前にやれる強さ
当たり前のように座れるベンチも、陰でこのようなキャストの手が加わってるのですね。
ゲストは、霜が降りているベンチがあっても、「冬だからしょうがないね」と、気にもしないかもしれません。
でもそのベンチを必要とするゲストもいる。ベンチは座るためにあるもの。それが機能しないのは、プロフェッショナルのおもてなしとしてはNGなのでしょう。
当たり前といえばそれまでですが、パークの体験価値をその「当たり前のこと」に見いだす東京ディズニーリゾートの姿勢、それを実行するキャストさんに、ディズニーの強さを垣間見ました。