自撮り棒がディズニーランド・シーでは使用禁止の理由

ライター:
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2014年の大ヒット商品、自撮り棒(セルフィースティック・セルカ棒)。商品の流行を受け、ディズニーランドやディズニーシーでもちらほらと見かけることも少なくありません。しかしながら、自撮り棒の使用はパーク内ではNG。その理由は? 

そもそも「自撮り棒」って?

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セルフィースティック(自分撮り用の棒)の名の通り、長い棒の先にスマホを付けることで自分を撮るための画角を大きくするというもの。メリットとしては、

・こんな写真どうやって撮ったの?というような面白いアングルで撮れる。
・人に頼まなくても良い。人が居ないところでも自撮りできる。

ということで、2014年の大ヒット商品になりました。

ディズニーランド、シーで使用禁止の理由

便利なセルカ棒ですが、パーク内では使用禁止となっています。

理由としては、「ゲストの安全確保のため」とされています。

パーク内は一脚・三脚・ハードケース等の撮影補助機材の持ち込みはご遠慮いただいております。撮影の際、一脚・三脚等は使用できませんのでご了承ください。『皆様の笑顔と安全のために』より

自撮り棒は撮影補助機材に当てはまるということで、禁止されています。

確かに、混雑したパーク内でセルカ棒を使えば、撮影時、棒が他のゲストに当たったり、周囲の邪魔となったり、棒のせいで景観を損ねたり、ショーが見えづらくなったり・・・と迷惑なってしまう可能性が十分に考えれらます。トラブルの元ですね。これは頭の高さを越えなければ良い、ということではありません。

テレビ番組でもディズニーパークでは使用禁止と明言されています。

しかしながら、パーク内で使用するゲストが後を絶たず、他のゲストの迷惑となっています。

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まだまだ、自撮り棒の使用禁止が知られていないというのが現状です。
ルールは知っていても、「迷惑をかけなければ少しぐらい・・・」という考えで使用してしまっているというケースもあるのでしょう。

一方USJでは・・・

USJでは自撮り棒は禁止されておらず、自撮り棒率が非常に高いです。

そして事実上推奨?ともとれる、USJにおける「自撮り棒販売」(1000円)。

ネットでは「USJも規制すべきだ」という声も聞かれます。
禁止でないとはいえ、周囲に気を配り、安全に配慮したり、迷惑にならないように使いたいですね。

自撮り棒禁止なら、どうすればいいか

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解決方法はいたってシンプル。他のゲスト、キャストに写真撮影を頼む!

ゲスト同士のやりとりが生まれる数少ない場面がこの写真撮影ですよね。「ありがとう」の連鎖ですてきな1日をパークで過ごしたいですね。

余談ですが、シンデレラ城前で他のゲストさんにiPhoneでの写真撮影をお願いした時、なんか操作に手こずっているなぁと思ったんです。後からカメラを見たら、なんとその方の自撮り写真がカメラロールに入っており、あとで友人と笑いました。こんなこともあるんですね。(笑)

キャストさんも余裕のある時を見計らえば、快く写真撮影に応じてくれます。写真を撮ってもらうための行列が出来ていたりしますから、そこに並ぶのも手ですね。

ゲスト同士の小さな気遣いを忘れずに、楽しいパークを満喫したいですね!

ABOUTこの記事を書いた人

ディズニーブログ「TDRハック」のファウンダー&ディレクターです(2012月5月〜)。ディズニーリゾート、ディズニーの世界の魅力を伝える記事を執筆しています。

2 件のコメント

  • ディズニーランドにセルカ棒、持ち込めますよ。ただ、一番短い状態でお願いしますと言われます。禁止と思われてる方がとても多いみたいですね。パーク内で使っている時、白い目で見てくる他のゲストが何名かいました。この記事も訂正すべきでは?

  • いつも楽しく読ませていただいています。今回の記事にぜひ追加したい事実がありまして初めてコメントを書かせていただきました。自撮り棒の禁止はパークの「一脚・三脚・ハードケース等の撮影補助機材の持ち込みはご遠慮いただいております」によるものです。自撮り棒に限らずほんの小さなものでも撮影の補助となるものは禁止され、キャストに注意されます。以前私もビデオカメラを持ちやすくするために5センチほどの雲台をビデオにつけて撮影していましたら、それを注意され、こんな小さなものまでだめなのかと思ったことがあります。つまり大小にかかわらず撮影補助となるようなものはだめということなのです。この理由の一つは上記にあるように周囲の迷惑になる可能性があることですが、これなら小さなものはOKではないかということになります。そこでもう一つの理由が出てくるのです。それはよい撮影をさせないため、いい絵をとらせないためということです。そもそもこの三脚の禁止が始まったきっかけはパークで撮影された動画がDVD化されヤフオクなどで逮捕者も出たという事件に始まります。商品価値のある良い動画をとるために三脚が場所をとり、迷惑をかけていました。また高価な機材が持ち込まれ本職さながらのDVDが作られました。高価な機材は大型のものが多く三脚、一脚などの手振れや重たいので疲れを軽減する補助的なものが必要です。ですので迷惑をかけるだけでなく、商品となるような動画を取らせないための目的があるのではないかといわれています(ディズニー 三脚 禁止 で検索するとこうした意見が出てきます)。こうしたパークのショーやパレードでお金儲けをしようとする人々の行為のせいで、純粋に撮影を楽しんでいた人、三脚でセルフタイマーで撮影をしていた人までも迷惑をこうむり、以降撮影補助機材の禁止が続けられています。私も当時撮影を楽しんでいた一人ですが、一時ショーパレードの撮影禁止になるのではないかとうわさが出るほどの事件であり、とても残念に感じました。ショーやパレードの動画などで利益を上げようとする行為がどれだけ多くの人に迷惑をかけるのかということを教えてくれる事件でした。自撮り棒の禁止は周囲の迷惑になることや怪我や事故、破損の恐れがあるのはもちろんですが、こうした事件の流れが重要であることも見逃せないと思います。もしこのことをしったら多くの自撮り棒を使おうと楽しみにしていた人も怒ると思います。
     さて最近ではyoutubeなどでパークで撮影された動画に広告をつけ収益を上げるような行為が見られるようになってきました。まだたいした収益にもなっておらずディズニー側も宣伝の一環として静観しているようにも思いますが、19歳の少年の万引き動画の問題などで動画で収益を上げることがこれからクローズアップされていくとおもいますので、今後問題視されていくかもしれません。USJでは撮影はOKだが動画サイトに公開しないようにとお願いしていたのに、多数アップされたためそのショー自体の撮影が禁止されたものがありました。地方に住み頻繁にそうしたショーを見に行けない私にとってはこうした動画サイトの動画も楽しみにしていただけに大変残念でした。こうした昔の事件からもパークで撮影された動画での収入を得ることは最悪の場合、ショーやパレードの撮影の禁止の拡大につながっていく恐れがあると思っています。そうしたことがないように願っているところですが、ぜひこの動画での収益についての問題についてもよろしければ取り上げていただいて、これからも動画サイトでもショーやパレードが見る機会があるように多くの人に考えてもらえる機会を作っていただけたらと思います。

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