2019年の2月28日、TDR公式ツイッターのイースターイベントに関するツイートで「それ」はあっさりやってきました。
ミッキーの顔デザイン変更。いわゆるニューフェイスです。
ツイッターのタイムラインで、メディアが公式より先に写真を公開していたのにも驚きましたが、それはオリエンタルランドの気配り(いきなり公式からだと刺激が強すぎる)だったのでしょうか。
公式からの発表タイミングは肩透かしを食うような感じで、「こんなに何事もないかのようにアナウンスするんだ」と、こちらにもびっくりしました。
もちろん、2年以上前からこの話題は弊サイトでも扱ってきたことですし、顔変更の色々な予兆もありました。ですから、免疫が少しずつついてきたのでしょうか。それでも、今回のニューフェイス変更は、「やっぱりか、、」という複雑な気持ちでいっぱいです。
顔の変化に気がつかない人

左がニューフェイス。右は去年のイースター。
ツイッターのタイムラインで、顔変更を知った時、たまたま友人と一緒にいたのですが、その友人と話してみました。こんな顔になるんだってと話したところ…
「え、どこが変わったの?前からこんな感じじゃなかったっけ?」
その友人は年パス非保持者。いわゆるワンデーで、ディズニーは年に一回行くかと行ったところ。
それでも、ディズニーは好きで、一回の旅行に使うお金は相当だと言います。
友人とのやりとりを通して、ハッとしました。
今回のミッキーの顔変更に関しては、「みんながミッキーが大好きなはず」という前提が無意識にあったのです。

2015年のイースター
もっと言えば、「みんなが今の顔のミッキーが大好きなはず」となんとなく思ってしまっていました。
ただ、冷静になってみると、「ミッキーは好きだが、顔の違いは気にしない」という人のほうが実は多いのではないか。
私の友人のように、「キャラクターはまぁ好きかな」くらいの気持ちでもディズニーに来るゲストはたくさんいるのではないか。
色々なニーズがあって、あくまでその一つがあのミッキーの顔であったこと、別に変わってもディズニーに足を運ぶゲストは減らないのではないか。
色々と考えるきっかけとなりました。

2014年の七夕
今回の顔変更は、ディズニーの世界観のアップデートだと考えています。時代に合わせて、価値観も変わるように、キャラクターデザインも変わっていくのでしょう。
コアな部分は変わらないのですから、最も厚い層のファンの行動も、大きく変化はしないのでしょう。
オリエンタルランドの内部スタッフの間でも、色々な葛藤があったことと思います。実写グッズを多く企画したのはそれを表していたのでしょうか。
2年半、待ってくれたのでしょうか。
3月に会いに行こうと思いますが、ミッキーと会ったら、顔の変更についてはもちろん触れずに、「ありがとう」だけを伝えたいと思います。そして、4月からは何事もなかったかのように接することができたらなと。