日本を代表する東西テーマパークである「東京ディズニーリゾート」と「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。
それぞれの個性があって、どちらも異なる楽しみがあるテーマパークですよね。そんな中、今回はそんな2つのテーマパークですが、実は「両パークに共通したモノ」も見られます。
今回は面白おかしく、そんなところをご紹介します。
この記事のもくじ
まさかのユニバに「隠れドナルド」が!
ご承知の通り、東京ディズニーリゾート(以下、TDR)と言えば、ミッキーマウスを始めとしたディズニーキャラクターがメインとも言えるテーマパーク。
対して、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)では、当然のことながら、別の映画関連のキャラクター―などは登場しますが、もちろんディズニーキャラクターはいません。
権利関係等のタイミングもありますが、言うまでもなく基本的には両パークでキャラクターが重なることはありません。
しかし、そんな中、実はUSJにあの「ドナルドダックの姿」を確認することができる場所があります。
それは、「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」が行われているハリウッド・エリアにあるシアターの近くのショーウインドー。
こちらは同シアター入り口の左側に並んだウインドウのひとつにあります。
探す楽しみも残すため、詳しい場所はあえてご紹介しませんが、ここにある「おもちゃの缶詰」の柄の中になんとドナルドダックの姿が…!
これは、「似ている」とか「そう見える」ではなく、「完全にドナルドダックである」と言うことがわかります。
これは比較的有名な話ではありますが、意図的なのか、それともたまたま置かれたおもちゃがそうだったのか…?行く機会がある方はぜひ探してみてくださいね。
ユニバにまさかの「隠れミッキー」?
そしてディズニーと言えば「隠れミッキー探し」も楽しいですが、実はUSJの中にも「隠れミッキーらしきもの」を確認することができます。
それは「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の中にある、「パワーアップバンド・キーチャレンジ」。
ここは、同エリアのあちこちにいる敵たちを倒し、「3つのカギ」をゲットしないと入れない場所なので、別売の「パワーアップバンド」も必要です。
実はその途中にある壁に撒かれたペンキのようなものの跡の中に逆さまですが、「隠れミッキーらしきもの」が見られます。
ただ、ご存じの通り、この「隠れミッキー」と言われる形は見る人によってそう見えるかどうかは何とも言えません。
一説によると、ここを作ったクリエイターの方が実は過去の関係者であったと言う話もありますが、実際はどうなのでしょうかね。
そう見えるかどうかはアナタ次第。ぜひ、想像力を働かせてみてみて下さい。
「ファイブアンドダイム」が両パークに!
両パークとも、共通の特徴として、美しい街並みが並び、当時の世界観がうまく再現された場所が多くあります。
そんな中、東京ディズニーランドのトゥーンタウンにあるショップ、「ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイム」。
実はこの「ファイブ・アンド・ダイム」ですが、USJの中にもあるのです。
…ただ、とは言っても、こちらのショップは実際にゲストが入れるお店ではなく、街並みの中にあるひとつの看板のみ。
こちらは「ハリウッド・エリア」にある建物のひとつ。こちらの壁にも、しっかりと「FIVE&DIME」と書かれています。
ちなみにこの、「FIVE&DIME(ファイブアンドダイム)」という名は、アメリカで「5セント~10セントで買える安価なもの」と言う意味。
まさかのこんな所にもアメリカの街並みと当時の様子が再現されているのですね。
ちなみに以下の全天球画像にその場所も写っていますので、ぜひ探してみてくださいね。
USJと言えばやはりこのハリウッドエリア。ここを通ると帰ってきたなぁ、なんて感じます。 #USJ全天球画像 #USJファン – Spherical Image – RICOH THETA
再現された「デランシーストリート」
続いては、東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにある、「デランシーストリート」。こちらは実在する通りで、商業広告が多い事でも有名です。
当時の路面電車や車などが再現されたニューヨークらしいエリアですね。
こちらも当時の様子が再現された、ニューヨークらしいエリアです。
そんなこのデランシーストリートですが、USJのニューヨークエリアにも同名の通りが存在します。
ディズニーシーでは、アメリカウォーターフロントの電車、「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」がある前の通りを指します。
USJではアトラクション、「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」の近くにある「パレスシアター」から真っすぐ伸びる通り。
上の写真の「黄色いタクシー」が止まっている通りです。
こちらの場所にはアトラクションなどはありませんが、静かな街並みを散策できるスポットで、脇道などはいわゆる「映えスポット」になっています。
両パークとも、この通りの近くには、その通りの名が書かれた看板を見ることができます。
その街並みの雰囲気はそれぞれのパークで異なりますが、そんな所も機会があればぜひ探してみてくださいね。
他にも多くの「通り」などの共通点が
そもそも、TDRもUSJも、いわゆる「古き良きアメリカの時代」をテーマにしたエリアや場所があり、同じ場所があるのは「当然と言えば当然のこと」でもあります。
ただ、例えば、東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントは、主に1912年を中心にした設定になっています。
対して、USJのニューヨークエリアでは、その少し後の年代である、1930年代が中心となっており、ショーウインドウに並んだ家電製品などはディズニーシーよりも新しくなっているなど、若干の違いも見られます。
また、ご紹介した「デランシーストリート」の他にも、「ウォーターストリート」なども存在しています。
ちなみに下の写真は、「トイ・ストーリーマニア!」がある、トイビルトロリーパークにある看板。こちらにはそれぞれのストリートが記されているのがわかります。
また、同じニューヨークではありますが、USJでは、「映画撮影セット」と言って、様々な過去の映画で使われたセットが再現された場所がたくさん見られます。
そうした部分を探して、それぞれの違いを楽しんでみるのも面白いかもしれませんね。
…以上、ご紹介してきた2つのパークで共通した、様々な部分。もちろん他にも細かな部分はたくさんあります。
「似た場所」があっても、「それぞれの個性」が出ている2つのパーク。全く異なる特徴がある2つのパークですが、こうした違いと個性を探しながら楽しむのも面白いかもしれませんね。