開演40周年の記念イベントが好調の東京ディズニーランド。ドリームガーランドの戦略的なプロモーションが功を奏し、一体感のあるイベントになっていると感じます。
そんな華のある40周年イベントですが、エントランスの花壇はノータッチ。スペシャルな装飾無しのノーマルバージョンということで、ファンの間で話題となっています。
恒例の特別演出無しの衝撃
アニバーサリーイヤーのディズニーランドは、エントランス花壇に特別な装飾が施されるのが恒例となっていました。
「ドリームゴーラウンド」と銘打った40周年の装飾はどんな風になるのか…とファンの間で期待が高まっていましたが、いつまでたってもノーマルのままで、40周年はなんとそのまま、特別な装飾無しの日常風景。
ファンの間でも、「寂しい」「質素すぎる」「悲しい」「値上げしているのに期待はずれ」など、否定的なコメントが目立ちました。
一方、「開園当初のイメージを再現」「園内で他の部分に注力している」「コロナ禍で大変だったからしょうがない」など、肯定的・理解を示す声も。
これまでの周年イベントの花壇を思い出してしまうと、どうしても見劣りしてしまい、祝祭感がないと感じてしまうという方は多いのではないでしょうか。
今までのアニバーサリーイヤーの花壇を見ると…
以下、25周年イベントからさかのぼって、エントランスの花壇の装飾を紹介していきます。
まずは25周年。
30周年。
続いて35周年。
そして40周年。…
こうして比較してしまうと、やはり「あれ?」となってしまいますね。とくに今まであったものがなくなっているわけですので、寂しいという気持ちが優ってしまいますが、それなりの合理的な経営判断はあるのでしょう。(今現在、オリエンタルランドの株価は右肩上がり。客単価も上がっているようで、収益モデル自体の見直しもされていると思います。)
以上、読者の皆さんはどう思われますか?ゲストの体験向上はパーク内の他の要素で…と考えれば納得のできる判断なのでしょうか。
ガーランドを使った参加型のイベントとなっている感のある40周年。装飾に注力しすぎず、ゲストのエンゲージメントを高めていくという点で、ガーランド活用は、今のところ大きな成功だと感じます。これからの施策にも期待です。