東京ディズニーリゾートでは1月4日からキャンパスデーシーズンに入り、学生用のお得なパスポートが販売されています。
併せてディズニーシーでは恒例の特別版「タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”」がスタート。長い列になる事が予想されます。
複雑な物語が特徴のタワー・オブ・テラー。しかし、そうしたものに興味がない人でも楽しめる、「明日使えるシンプルな雑学・トリビア」をまとめてみました。
この記事のもくじ
物語に興味がない人でも楽しめるトリビア
こちらのアトラクションは、かなり細かくそして複雑な物語があります。
しかし、このシーズンに行く方はそうした物語ははっきりってどうでもよく、アトラクションのスリルを楽しみたい場合が多いですよね。
しかし、どうしても待ち時間は長くなりがち。そんな中、細かな物語に興味がない人でも、「シンプルに楽しめる雑学・トリビア」をまとめてみました。
「えー、別にそんなの興味ないよ」と言う人に対しても、知っていると「へー!すごいね!」となる(?)シンプルなものをご紹介します。
キャンパスでシーズンの長い待ち時間に活用してみてくださいね。
13年間閉鎖されていたホテル
こちらの舞台となっているホテルハイタワーは、主人公のハリソンハイタワー3世が呪いの偶像の力で失踪してから、「13」年後に公開されたと言う設定。
そのためホテルのロビーは「13年間も閉鎖されていた後」と言う状態です。
そのため、ロビー中央の植栽が枯れていたり、ソファにかけられたコートや手袋、クッションなどにほこりが被っている様子がわかります。
「なんでちょっと汚れているの?」と言う疑問を持つ人も多いと思いますので、そんな時に説明してあげてみてください。
「13」枚の絵が飾られている
先ほどご紹介した13年間封鎖されていたと言う物語。このタワーオブテラーには「13」と言う数字がたくさん出てきます。
これは言わずと知れた、西洋で不吉とされている数字。ホーンテッドマンションの「13」分待ちは有名ですよね。
そんな中、このホテルハイタワーの1階ロビーには全部で13枚の絵が飾られています。
ロビー上部にあるハイタワーが世界各地を冒険した絵が全部で11枚。加えて、入り口入ってすぐ右側のハイタワーの肖像画と、ロビー奥の左側に、ゲストが進んでいく突き当たりにある肖像画と全部で合わせて13枚です。
意外と気がつかないのですが、こんなところも隠れた「不吉」。ぜひ数えてみてくださいね。
レイジングスピリッツと日本にも行っていたハイタワー
ご紹介した13枚の絵ですが、この中にはロストリバーデルタにあるアトラクション、レイジングスピリッツの絵も飾られています。
また、入り口入ってすぐ右側の部分には、ハイタワーが日本に来て、どこかのお城の将軍の甲冑を奪った様子も描かれています。
こちらは中に入るとすぐに見えなくなってしまうので、並んでるうちに説明してあげてくださいね。
おなじみの隠れミッキーはここ
続いては、ホテルロビーにある、おなじみの「隠れミッキー」。
もちろんここに限らずパーク内の様々な場所にあるものですが、言われないと基本わからないですよね。
このロビーにある隠れミッキーは、ロビーからゲストが進む入り口の上部にある、冬の夜の風景の中。
月夜に照らされる城の姿がありますが、その「月のすぐ左下の山の斜面」にミッキーの形がありますので確認してみてくださいね。
正面の絵に描かれた「嘘」
続いては正面に描かれた大きな絵。これはロビーの中に描かれた13枚の絵の中にある美術品が、ニューヨークに持ち帰られて水揚げされる時の様子です。
ただ、こちらの絵には実は「大きな嘘」が描かれています。実際にこれらの美術品はハイタワーが時間をかけて集めたもの。
一度に全てがニューヨークの港に降ろされた訳ではなく、これは見えっ張りで自己顕示用の強いハイタワーが「自分はこれだけ凄いんだぞ!」と言うことを誇示するために描かれた絵なのです。
また、この絵のすぐ下にあるのが、ハイタワーが失踪したエレベーター。
既に搬機(エレベーターの箱)は取り外され、ちぎれたワイヤーなどを見ることができますが、エレベーターの回数表示は1階を少し超えた所で止まったまま。
ただ、こちらのエレベーター、まだ電源は生きているらしく、この回数表示が時々チカチカと動くことがあるので確認してみてくださいね。
掲示板には日本語の新聞が
続いては場所は変わって、建物外にある掲示板。ここにはハイタワーの偉業を示したり、彼が失踪した後の新聞記事などが貼られています。
その中の1枚、建物に向かって1番左側にある掲示板に注目してみてください。
ここにはハイタワーの失踪を告げる、各国語の新聞が貼られています。ここをよく見ると、実は「日本語の新聞」もあるのです。
ハイタワーが失踪したのは1899年12月31日。ここに貼られた新聞の日付は翌日の1月1日になっています。
さすが「人種のるつぼ」と言われるニューヨーク。それぞれ各国語の新聞で失踪が伝えられたことが記されています。
すぐ通過してしまう事もある場所なので、並んでいる時にお友達に伝えてみてくださいね。
瞑想の庭園には「9体」の女性像
そして、建物の左側にあるのは、「瞑想の庭園」と言われる場所。
ここにはハイタワーが世界各地から集めた球9体の像が飾られています。
ちなみにこれらは全て「女性」の像。壊れたり、倒れている銅像もありますが、実は9体と言っているものの、数えてみると10体あることがわかります。
実はこれ、庭園の入り口にある2体の女性のスフィンクス像は「2つで1つの対のもの」。そのため実際は10体の像がある形となっています。
並んでいる時に時間があれば、そんなトリビアも伝えてみてあげてくださいね。
物語を知らなくても楽しめる

いくつかご紹介してきた、「タワー・オブ・テラー」のシンプルなトリビア。ここに限らず、ディズニーリゾートのアトラクションなどには物語がたくさん隠れています。
しかし、何も知らなくても楽しめる様になっているのもパークの特徴でもあります。
ただ、こうしたシンプルで簡単なものでも、少しだけでも知っておくと、アトラクションの長い待ち時間も楽しめます。
特にこれからのキャンパスデーのシーズンは、若いゲストで賑わい、アトラクションにも物語より、スリルと冒険を求めてくるもの。
ただ、こうした簡単な物語などをきっかけに、ますますパークの奥深さをさらに楽しめるようになるといいですね。