パーク内部のショーやアトラクションだけでなく、様々な細かい要素でも私たちを楽しませてくれる東京ディズニーリゾート。
そのこだわりはパークの中だけでなく、あちこちに隠れています。そんななかなか気が付かないこだわりをご紹介した、前々回の「隠れミッキーだけじゃない!ミラコスタ1階にある絵に隠れた秘密!【1】」そして、前回の【2】、今回は更にその続きです。
ホテルミラコスタの1階部分、パークに入る場所に飾られた1枚の絵に隠れたこだわりをご紹介します。
この記事のもくじ
その他にもパークを知る細かな要素が…!
こちらの絵には隠れたキャラクターだけではなく、パークの様子を知る細かな要素も描かれています。しかもこの絵にしか登場していない秘密も隠れている…?
例えば、絵の中央下には「Tokyo Disney Sea」のロゴが入っていますが、そのすぐ上には巨大なイカが暴れているような様子が描かれています。これは一見、ディズニーシーの海に棲む魔物?のようなイメージがありますが、このイカの足の中、中央付近を見てください。
よく見るとどこかで見た形のものが…。そうです。これはミステリアスアイランドのアトラクションである「海底二万マイル」でゲストが乗って探検に出発する潜水艦ネプチューン号(上の写真)です。
アトラクションのネタバレにもなりますが、途中で巨大生物に襲われるシーンがあります。更に上の写真の様に不気味な大きな目のすぐ横を通過するシーンがありますよね。
アトラクション内ではこの生物の全体像は見ることはできずになんとか脱出するのですが、実はこんなに大きなイカだったのですね。
インディジョーンズアドベンチャーの背後には怪しく微笑む骸骨が…。
こちらの絵にはアトラクションの物語に併せた細かな演出も描かれています。絵の右上に描かれているインディジョーンズアドベンチャーの背後をよく見てみると…?
薄っすらと建物の後ろ側上部に骸骨の姿があるのが見えます。これは、このアトラクションで存在感を示す「クリスタルスカル」。こうした物語の背景もちゃんと描かれているこだわりです。
また、インディジョーンズアドベンチャーの建物の前にある川には、インディ博士が乗ってきた飛行機が止まっています。これもパークのおなじみの風景ですが、実はパークのグランドオープン時は現在の場所とは違う場所にあったのです。
現在はもう少し南側(上の写真)の位置にあります。これは恐らく蒸気船トランジットスチーマーラインの航路の問題等で移設されたのだと思われますが、インディ博士が何回か飛行機で移動している…という物語があるのかもしれませんね。
絵の中には過去に行われていたアトモスショーの姿も…。
絵の中にはよく見ないとなかなかわからないのですが、様々な人物も登場しています。中にはよく見るとアトモスショー(ショープログラムには無い、突然行われるミニショーの事。)の様子も。
ただ、残念ながら現在は終了してしまったものもあり、開園当時のパークの雰囲気がちょっとだけ味わえる…かな?
2001年の開園当時の絵。描かれていないアトラクション
こちらの絵はパークとホテルミラコスタのオープンの時のものなので、当然の事ながらその後に追加されたアトラクションや施設は描かれていません。例えば現在はパークのシンボルともいえる存在感の「タワー・オブ・テラー」や、ディズニーリゾート初の360度回転コースターである「レイジングスピリッツ」もありません。
当時はこんな風景だったのですね。…細かなこだわりと併せて、オープン当時の様子も垣間見ることができるこちらの絵。あまり見る事はないですが、機会があればぜひじっくり見てみてくださいね。