様々なこだわりで私達を楽しませてくれる東京ディズニーリゾート。もちろんその風景などにもたくさんのこだわりが隠れています。
そんな中、誰もがほとんど気にすることのないパークの「照明」。実はここにも「それぞれのテーマランドらしいこだわり」が隠れています。
今回はそんな「照明」に隠れた秘密をご紹介します。
この記事のもくじ
西部開拓時代のフロンティアスピリッツ溢れるテーマランド
パーク内を照らすたくさんの「照明」。夜には当たり前のそんな照明器具ひとつとっても、東京ディズニーリゾート内では、そのエリアの雰囲気を壊さないような配慮がされています。
そんな中、今回ご注目いただきたいのは東京ディズニーランドのウエスタンランド。
言うまでもなく、西部開拓時代が再現された、このテーマランドは、その名の通り、「西部劇」のイメージがありますよね。
ちなみに、こちらは海外のディズニーパークでは「ウエスタンランド」ではなく、「フロンティアランド」と言う名前です。
これは「フロンティア(開拓)」と言う言葉が日本人に馴染みがなかったため、西部劇のイメージである「ウエスタンランド」の名称が採用されたと言う経緯があります。
そんなこのエリアの照明には、実は「ある特徴」があるのです。
懐かしさを感じる優しい照明の灯り
そんなこのウエスタンランドですが、茶色い床のカラーリングは「乾いた地面」を表したり、当時の時代考証に基づいた、リアルな建物や小物(プロップス)などがたくさんあります。
そこでご注目いただきたいのが、昼間だとちょっとわからないエリアの「照明」。
こちらをよく見ると、ちゃんと火を灯(とも)す、ランプの形になっているところが多いのがわかります。こんなこだわりがいいですよね。
しかし見ていただきたいのはそこだけでなく、このエリアの照明はほとんどが「人の手が届くような低い位置に全て置かれている」と言う事。
ウエスタンランドの照明が「低い理由」
このエリアのランプを見てお気づきになる方も多いと思いますが、なぜこんなに低いのでしょうか。
これは、「人の手でランプに火をつけて、ぶら下げたりするから」と言う理由があります。
「人の手によって着火されたランプ」なので、すべて低い位置に照明が置かれているというこだわりがあるのですね。
他のエリアを見てみると…?
それでは、他のエリアも比較してみましょう。まずは、ファンタジーランドへ。ご覧の写真の様に、人の身長では届かない位置にありますね。
更にトゥモローランドへ。このエリアの代表的アトラクションである「スペースマウンテン」の周囲にある証明を見てみると…?
ご覧の通り、かなり高い位置や、全く人の手が届かない位置にあると事がわかります。
さらにこのエリアでは未来感を出すために、間接的な照明(照明自体が見えない形)も多くなっています。
普段は気が付きにくい、こうした単なる照明ひとつにとっても、こうしたこだわりがある東京ディズニーリゾート。
普通に楽しんでいるだけではなかなか気にしない部分ですが、次回行かれた際はじっくり見比べてみてくださいね。