ディズニーランド「美女と野獣」新エリアで「見えないもの」と「見えるもの」

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東京ディズニーランド 新ファンタジーランドファンタジーランドの「美女と野獣」をテーマにした新エリア。そこには、あえて「見えない」ようになっているもの、また、逆にそこには無いのに「ある様に見せる」ようになっているものを紹介します。ディズニーランドでの楽しみが一つ増えるかもしれません。

ファンタジーランドの新エリアからはシンデレラ城が見えない

東京ディズニーランド 新ファンタジーランド

ファンタジーランドの新エリアから探しても見えないもの、それはシンデレラ城。

パークのほぼ中央に建つシンデレラ城は、「東京ディズニーランドのシンボル」ですよね。

しかし、この新ファンタジーランドエリアでは、「美女と野獣の城」の存在感も大きく、ディズニーランドとしては「大きなお城が2つある形」になります。

美女と野獣の城

美女と野獣の城

シンボルが2つもあると、ちょっとイメージや世界観が崩れたり、混同してしまう…なんて考えてしまう事もあるかもしれません。

しかし、そこがディズニーの凄い所。

「2つの異なる物語」のシンボルである、それぞれの城ですが、実は「お互いの城が見える位置からは、もう一つの城が実質的に見えないような配置や配慮がされている」のです。

東京ディズニーランド

植栽で隠されるシンデレラ城

新ファンタジーランドのエリアに入ってから、シンデレラ城を探してみればわかりますが、「このエリアからはシンデレラ城が見えないような配慮」がされているのがわかります。

実際には「ガストンの噴水」の南側あたりからは、見ようと思えば、シンデレラ城が見える場所があるのですが、実はこれも絶妙に植栽で隠されています。

まだ植えられた木が新しいために完全に隠れてはいませんが、植えられた樹木がもう少し成長すれば、全く見えなくなるような配慮がされているのです。

ガストンの像

地味で目立つ配慮ではありませんが、こんな細かな所にも「それぞれの物語」と「世界観を守る工夫」がされてるのですね。

続いては、逆に、「そこに無いのにあるように見えるもの」を紹介します。

そこには「無い」のに「ある様に見える」もの

もうひとつ、このエリアの「地味で目立たないけれど効果的な演出」として、「そこには無いのにある様に見せる演出」があります。

一体どういう事かと言うと、まず、「美女と野獣の城」の方から、ガストンの噴水方向に向かって進んでいくと、「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」の建物の上部、奥の方には「たくさんの家が並ぶ街並み」が広がっているのが見えます。

ほとんどの方が気にもしないこの場所ですが、実はこの『家の街並みの様に見える部分の下はトゥーンタウンの「ミニーのスタイルスタジオ」の建物』なのです。

東京ディズニーランド 新ファンタジーランド

「ミニーのスタイルスタジオ」の屋根の一部

上の写真はトゥーンタウン方向から見た「ミニーのスタイルスタジオ」の屋根部分。実際にここに家は無いのに、建物の一部に見せかけている様子がわかります。

要は、「実際にそこに街並みはないのに、このように建物の上部分に家を並べ、広く大きな街並みが広がっているように見せている」のです。

東京ディズニーランド

ちょっとしたネタばらしで、こんな地味な事ではありますが、限られた空間を「魔法」をかけて変えてしまう、テクニックや細かな配慮がすばらしいですね。

こうして「世界観をしっかり分けて、それぞれの世界にゲストに没入してもらう配慮」はディズニーの魔法とも呼べる所。そんな魔法がゲストを惹きつけてくれるのでしょうね。

以上、東京ディズニーランドの新ファンタジーランドから「見えないもの」と「見えるもの」の紹介でした。