2年ぶり復活!「タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”」違いを解説。色々な楽しみ方紹介

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ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラー東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにある人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」が2022年1月6日から、過去に実施された特別版の「タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”」になって復活する事が発表されました!

コロナウイルス感染予防の為に色々なイベントや企画がほとんど行われていませんでしたが、久しぶりに明るい話題で盛り上がりそうですね。

2年ぶりに帰って来る「あの恐怖」。今回は過去のスペシャルバージョン「LEVEL13版」や 「“シャドウ・オブ・シリキ”」版、そして通常版との違いや、乗れない人も楽しめる外観のトリビアなども交えて紹介します。落下パターンなど一部ネタばれも含みますのでご注意を!

「タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”」って何?

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラー

人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」。こちらのアトラクションは2006年9月4日に開業し、今でも変わらぬ人気を誇っています。

そんな同アトラクションは、それぞれ「A」「B」「C」に分かれたエレベーターでゲストが落下体験をできるものですが、特別版はいつもと違う、更にスリルが増した楽しみ方ができる限定版です。

元々落下パターンの変更ができる様に作られていた事もあり、2012年から2014年のキャンパスデーパスポート(春の学生向け時期の企画)の販売期間に最初の特別版、「タワー・オブ・テラー:Level 13 」(レベルサーティーン)が開催されました。

その後、2015年からは更なる特別版にパワーアップし、落下回数や演出が更に増加した「タワー・オブ・テラー:Level 13 “シャドウ・オブ・シリキ”」として2018年の同時期に実施されていました。

そして2019年には更なる追加版、「タワー・オブ・テラー “アンリミテッド”」が実施され、大々的に宣伝などが行われましたが、実際は「通常版」と「上記の2つの特別版」がそれぞれのエレベーターで楽しめる、「総集編の様な位置づけ」の企画となっていました。

そんな恒例企画でしたが、2021年は新型コロナウイルス感染予防の影響もあってか、開催されていませんでした。それが今回、2022年に復活する事で話題となっています。

単にスペシャルバージョンの復活と言う意味もありますが、これまでコロナの影響で主要イベントがほぼ中止されていた中で、この復活は、今後パークの様々なイベントや企画の復活の「のろし」になる可能性もあり、注目が更に高まっています。

【落下パターン】「通常版」との動きの違いは何?

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラーこの「タワー・オブ・テラー」は「通常版」と「特別版2つ」の3つのパターンが存在します。ここではそれぞれの動きの違いについて、筆者が実際に何度も乗車し、落下回数などをチェックした内容で説明します。(他にも演出がありますが、エレベーターの動きのみ説明します。)

【通常版】

(1)出発。まずシリキウトゥンドゥがいるハイタワー三世の部屋に到着。
(2)大きな鏡の部屋に移動。その後、一気に上昇。
(3)落下最高点に到達。窓が開いて落下。(ここで撮影されますが、現在は休止中)
(4)その後、上昇して中規模落下が1回
(5)再び上昇して、大規模落下1回

簡単に言うと、この「通常版」では、落下するのは全部で「3回」とシンプルです。続いて、最初の特別版「タワー・オブ・テラー:Level 13 」。ここで一気にスリルが増しました。

「タワー・オブ・テラー:Level 13 版」

(1)出発。まずシリキウトゥンドゥがいるハイタワー三世の部屋に到着。(ここまでは一緒)
(2)その後、一瞬の「間」があり、ここでまさかの急激に二度の上昇、そして不意打ち大落下。
(3)再び上昇。大きな鏡の部屋に到着、いつもの演出が無いまま、ここで落下。
(4)また上昇し。写真撮影場所に到着しますが、落下!…と思いきや、短くストップするフェイントが入ります。
(5)そして大落下しますが、ここで終わりと思いきや、再び上昇→大落下

以上の様に、通常版では落下が「3回」なのですが、「4回に増加」しています。加えて、途中の上昇時に「赤い火花」や「星が輝く」と言った演出があったり、最後に大落下する際には、「エレベーターのワイヤーが切れて跳ね上がっていく音」などの演出効果が加えられています。

「LEVEL13 “シャドウ・オブ・シリキ”」版

(1)出発。まずシリキウトゥンドゥがいるハイタワー三世の部屋に到着。
(2)通常版同様、大きな鏡の部屋の移動し、ここで不意打ちの中落下2回。
(3)一気に最上階へ。大落下のフェイント動作が入り、少しだけ落下し、すぐ上昇。ここで大落下。(ここで撮影されますが、現在は休止中)
(4)再度上昇、ここでまた最初の部屋に再度到着、シリキが迫る演出の後にまた落下。
(5)再度上昇して、落下。火花が散る演出などがあります。

以上の様に、他のバージョンに比較すると、大・中・小の落下パターンが組み合わされ、全部で7回ほど落下し、動きはかなり激しくなっています。

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラー

これまでの“アンリミテッド”版

そして、2019年の「タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”」は、上記3パターンがそれぞれ「ツアーA・B・Cに割り振られている」と言う形でした。(A →LEVEL13、B →シャドウ・オブ・シリキ、C→通常版)

公式にはもちろん明らかになっていませんでしたが、そのため、「Cに乗ってしまうと通常版と何も変わらない」と言う状態でした。(2020年版はBとCは統一されました。)今回の2022年度版はどう変わるのか楽しみですね。

また、その他にもハイタワー3世の記者会見が行われている会場で、ステンドグラスにシリキが写る演出もあります。この辺りの演出も2022年度版ではどう変わるのか気になりますね。

乗らなくても楽しめる!外観に隠れた秘密

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラーご紹介してきた「タワー・オブ・テラー」の特別版ですが、どんなに新バージョンになったとしても「どうしても落下する乗り物が苦手で乗れない…」と言う方も多いと思います。

そんな方のために、ここでは「乗らなくても楽しめる外観のトリビア」について簡単に触れてみたいと思います。

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラー

正面入口上にある「白い大きな紋章」

まず、その不気味な建物の外観ですが、正面入口上には「白い大きな紋章」があるのがわかります。中央上にある「HH」の文字は、ハリソンハイタワーの頭文字。そして下には何やら文字が刻まれています。

「MUNDUS MEA OSTREA EST」と書かれたこの言葉は、ラテン語で直訳すると「世界は私の牡蠣である」と言う意味。これはシェイクスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」に登場する言葉の一つ。

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラー紋章を見てみると、「貝」の上に「地球」があり、そこに「剣」が刺さっています。これは「世界は私の手の中にある。どんなものでも貝の殻を剥くように、その剣でこじ開けてみせよう!」という、ハイタワーの野望・欲望を表しているものなのですね。

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラーなんとも自己顕示欲や独占欲の強い、ハイタワー三世らしい言葉。建物の周りにもそんなこのアトラクションの細かな物語が刻まれているのですね。

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラー加えてこれと同じ意味の言葉が、入口上部にある、ハイタワーのステンドグラスにも書かれています。建物外からだと裏側になりますが、なんとか確認する事もできます。

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラーそしてよく見るとこのアトラクションの外観には、柱や装飾などにも、この紋章がたくさん刻まれています。

例えば入り口の柱周辺の柱や、よく見ると姿形を変えて色々なところにあるのがわかります。

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラー「乗れないのでアトラクションに並ぶ事はできないけれど、ちょっと周りも楽しみたい」と言う方はそんなところもぜひ探してみてくださいね。

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラーそしてもう一つ、ショップ「タワー・オブ・テラー・メモラビリア」を出た、ファストパスの元発券機の近くの柱には「あの形」が。

ディズニーシーの人気アトラクション タワー・オブ・テラー

アトラクションに乗れない身長のお子さんでも探せる位置にあるので探してみてくださいね。

…久しぶりに復活する特別版の「タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”」。どんな違いがあるのか楽しみですね。