東京ディズニーランド、ディズニーシーでは、現在、対象アトラクションやショップ(対象日指定)を利用するのに「スタンバイパス」が必要となっています。
基本的には先着順のスタンバイパス。無くなれば乗る事はできません。しかし、終了してしまったスタンバイパスでも取れる方法があります。
それは「キャンセル拾い」。今回はスタンバイパスのキャンセル待ちをして拾う方法や注意点、キャンセルが出やすい時間帯などについて紹介します。
この記事のもくじ
終了したスタンバイパスが取れる唯一の方法は「キャンセル拾い」
スタンバイパスの仕組みはわかっており、下調べも万全!しかし、当日ちょっと入園が遅れてしまい、インしたらスタンバイパスは全て終了していた…。そんな事も多いですよね。
特にランドでは「美女と野獣”魔法のものがたり”」、シーでは「ソアリン:ファンタスティック・フライト」が早々に発券が終了します。
そんな時、終了したスタンバイパスを唯一取れる方法が「キャンセル拾い」。つまり「キャンセル待ち」をして、スタンバイパスを拾うということ。これは公式サイトやアプリにも記載されていないため、知っている人が比較的少ない方法でもあります。
スタンバイパスについてはこちらの記事をご覧ください。
この「キャンセル拾い」はその名の通り、他のゲストが既に取得済みのスタンバイパスが、なんらかの事情でキャンセルされた場合、それがまた他の人が取れるようになる仕組みです。
当然キャンセルされた時間なので、時間指定はできません。しかし、開園から短時間で終了してしまった人気のアトラクションのスタンバイパスを取る事ができる、唯一の方法です。
具体的なキャンセル拾いの方法。普通の「キャンセル待ち」とは違う!
この「キャンセル拾い」については、一般的な「キャンセル待ち」ではないので、自分で常にスマートフォンを操作をする必要があります。
スタンバイパス「キャンセル拾い」の方法
- 入園したら、公式アプリを開いてスタンバイパスを選択。
- 対象のチケットを選択し、次へ。(全て終了している場合は選択できない状態)
- 「施設選択」の画面で、下にスワイプ(引っ張る)して、ひたすらページの再読み込みを繰り返します。
- キャンセルが出れば、対象アトラクションの時間選択になり、素早く取得。
方法は至って簡単、これだけです。その後、自分のスマートフォンのアプリ上の予定に対象アトラクションのスタンバイパスが表示されていたらOKです。
アトラクションだけでなく、ショップやワゴンゲームのスタンバイパス取得の場合は、その後に時間選択画面になりますが、基本的なやりかたは同じです。
上手くいけば、まさかの終了した人気アトラクションのスタンバイパスが取れるという非常にありがたい方法です。
キャンセルが発生しやすい時間帯はココ!
上手くいけば非常にありがたいスタンバイパスのキャンセル拾い。しかし、結論から言うと、そう簡単に拾えるものではありません。
そんな中でも少しでも確率を上げる方法として、以下は筆者の経験からキャンセルが出やすい時間と出にくい時間をご紹介します。
キャンセルが出やすい時間帯
- 夕方(16時くらい~)から夜にかけて
- ショーやイベント開始の30分~1時間前後
キャンセルが出にくい時間帯
- 朝の入園開始から2~3時間程度
- 閉園前の時間帯
これはあくまで筆者の感覚なので、必ずしもそうではありませんが、出やすい時間帯は「他に予定が重なってキャンセルした」や「予定より早く帰る」、「ホテルに行って戻るのが面倒になった時間帯」…などがあげられると思います。
また、出にくい時間帯は「パスを取得して間もないのでまだ予定が動いていない」と言う場合や、「他のアトラクションなどを優先しているため、動きがでにくい」と言った理由があると思います。
しかしながら、朝の入園開始から2~3時間は、「他の違う予約を優先したい」、「こっちのスタンバイパスの方がやっぱりいい!」と言った理由で出る事もあります。根気強くチャレンジしてみてください。
キャンセル拾いは「取れたらラッキー!」と思うべし
スタンバイパスのキャンセル狙い。確かに取る事ができたら、かなり助かります。これは有効な手段!…とお思いかもしれませんが、現実はかなり厳しいと思って良いと思います。
そして、この「キャンセル拾い」には注意したい事もたくさんあります。
(1)取れたらラッキーと思うべし。
まず、キャンセル自体はそれなりに発生しています。しかしながら、これを狙っているゲストは非常に多く、「出た瞬間に取られる」ので、「勝負は運次第」と思ってください。
(2)出てきたら迷わず取得!
上記同様、これを狙っているゲストは非常に多く存在しています。どうしてもそのスタンバイパスが欲しいのであれば、他の予定をキャンセルするつもりで、対象時間に関係なく、出てきたら迷わず、すぐに取得完了まで進んでください。途中で他のゲストに取られる事も多くあります。
(3)同時に複数を所有できないので空けておく必要が
既に所得済みのスタンバイパスがあり、次が取得可能な時間になっていないと、新たに取得ができません。当然、その間にも他のパスはどんどん取得されていくので、リスクもある方法である事を理解しましょう。
(4)大人数やグループはまず取れない
当然の事ではありますが、キャンセル拾いはその人数分の空きがでなれば取れないものです。可能性はゼロではありませんが、大人数やグループではまず取れないと思って、最初からチャレンジは避けた方が無難です。
(5)取得できても他の予定を犠牲にしなければならない可能性
そしてなんとか取れたとしても、その分ねじ込まれた予定で、他の予定が変わってくる事がほとんどとなります。それらも同行者全てが了承した上で進める必要があります。
スマホの充電残量&データ量に注意!
ご承知の通り、現在のパーク内は常にスマートフォンが必要な状況とも言えます。そんな中でチャレンジする、キャンセル拾い。
正直に言うと、こちらの方法で取得できるかどうかは「運」次第。しかも、常にパーク内でスマホ片手に操作をし続ける必要があります。
それでなくても、現在のパークではスマホが必須。更にGPS機能を使うアプリを常時開いたままですし、スマホの充電はかなり早く減ってきます。
加えてスマホの通信量を従量制にしている方はこれだけでも通信量はもちろん増えて行きます。
現在はパーク内でモバイルバッテリーのレンタルもありますが、こちらはアプリをを入れたり、事前登録の必要があったり、もちろん費用もかかります。
キャンセル拾いにチャレンジするならば、安心できる容量(充電2~3回分程度)のモバイルバッテリーは持参するようにしましょう。
キャンセル拾いはあくまで「補助的な方法」
ご紹介してきた「スタンバイバイパスのキャンセル拾い」、もし所得出来れば、時間の大幅な節約にもなり、かなり助かります。
しかし、ここでお伝えしたいのは、これはあくまで補助的な方法でこれを柱にスケジュールを組むのはかなり危険です。
また、常にスマートフォンの操作をし続けなければならないため、せっかくパークに来ているのに、スマホの画面を終始見ている事にもなり、そればかりになってしまう事もあります。
そのため、キャンセル拾いは取れなくはない無いですが、可能性は非常に低いと考えて、既にある予定や、やりたい事を優先するのが賢い方法と言えます。
もちろん、もし取得する事ができれば、かなり嬉しい事。
しかし、せっかくのパークですから、スマホに目を向けている時間をまわりのこだわりの風景や、パークを肌で感じる時間にしたいものですね。