両パークの個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。今回は2015年4月24日からリニューアルオープンした「マーメイドラグーンシアター」についてご紹介します。
コースター系だけでなく、幅広い年代のゲストが楽しめるアトラクションが多いマーメイドラグーンですが、これまで行われていたショー「アンダー・ザ・シー」が終了し、新しいミュージカルショー「キングトリトンのコンサート」が開催されています。
そんな中、知っていると少しだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのこのシリーズ企画、新しくなったバージョンでお届けします!
この記事のもくじ
全く新しくなったステージで動き回るアリエルに感動!
リニューアルされた「マーメイドラグーンシアター」で行われる新しいショー、「キングトリトンのコンサート」。シアターの場所やステージの空間は以前と変わりませんが、天井や壁部分がすべて大きくリニューアルされました。
残念ながらシアター内は撮影が禁止なので内部の画像は掲載できませんが、座席以外はほぼ新装となったシアターは迫力満点!これまでの様に空中を泳ぐように動き回るアリエルは健在ですが、なんと、その「アリエルの動く範囲がこれまで以上に拡大」されました。
これまでも座席前方の近くまでアリエルが来る事はありましたが、今回はほぼ全座席の上空を広く近く動き回る形になり、アリエルがすぐ手を伸ばせば届くような所にまで来てくれるイメージになりました。
周囲を取り囲むスクリーンや照明効果が一新
リニューアル後の大きな特徴としては、これまでになかった客席の周囲を取り囲む6つのスクリーンや、天井から降りてくる円形の6つのスクリーン等が追加されました。
このスクリーンには映像で登場するアリエルの6人の姉達や、周囲のスクリーンには海の仲間たちの様々なシーンが写し出され、360度がステージと言う感じになりました。
これまでにない臨場感や立体感がショーを盛り上げてくれます。
正面に登場するトリトン王は巨大なオーディオアニマトロニクスに!
前作では正面に巨大な「アースラ」が登場し、お子さんにとってはかなり怖いシーンでしたが、今回はその場所にアリエルの父であるキングトリトンが大きなオーディオアニマトロニクス(精巧に作られた稼働するロボット)が登場しました。
リアルな動きはそれだけでも見応え充分です。また、今回は前回の様に、怖いシーンが一切なくなり、小さなお子さんでも最初から最後まで安心して見ることができるようになりました。
ファミリーエンターテイメントを基本とするディズニーらしい配慮なのかもしれませんね。
新旧入り混じったミュージックが臨場感を盛り上げます!
ショーに使われている音楽は全く新しい音楽に加えて、誰もがよく聞く、映画「リトルマーメイド」の音楽まで、多様なものが使われています。また、今回はゲストが途中で手拍子で参加する場面もあります。
色鮮やかに変化するスクリーンの効果以外にもシャボン玉が飛んだり、会場内全体にスモークがたかれるなど、音楽だけでなく、海底に差し込む光を表した凝った演出も見所の1つです。
ショーの出演者人数は減りましたが、それを補うに十分な特殊効果や様々な演出が加わり、非常に楽しいエンターテイメントになりました。特にアリエルが最初に登場するシーンなどはこれまでにない演出効果で、本当に海の中にいる様な錯覚に陥ってしまう位の素晴らしさがあります。
スタンバイは手前方向、ファストパスは奥に伸びるので注意!
収容人数の大きいシアター形式アトラクションでは全体的に待ち時間は短めなのですが、リニューアル直後という事もあり、週末は多くのゲストが集中することもあります。
間違えやすいのは、スタンバイの列は「キングトリトンキャッスル(地上の入り口)」にトリトン王の銅像がありますが、こちら側に伸びます。
しかし、ファストパスの列は反対側にある大きなクジラのショップ、「スリーピーホエール・ショップ」方向に伸びていきます。
朝早い時間や平日等は銅像側からでも大丈夫だと思いますが、出遅れてファストパスを取る場合は反対側から回った方が早い場合もあります。
また、もうひとつ注意したいのは、他のアトラクションに比べて「ファストパスの有効時間が20分程度と非常に短い」事。これはあっという間に過ぎてしまう時間なので、無効にならない様に気を付けましょう。
…開園以来の大幅リニューアルを行ったマーメイドラグーンシアター。前回のショーは終了してしまいましたが、それを上回る素敵なショーが登場しました。
ランドにはない、「ディズニーシーらしいエンターテイメント」が、また1つ加わりました!