ゴールデンウィークの東京ディズニーランド、シー。なんと初日からスタンバイパスの運用が無く、人気アトラクションに待てば乗れるという状況です。そんな中、人気アトラクション「美女と野獣”魔法のものがたり”」の待機列が220待ちという人気ぶり。スタンバイパス無しの運営に大きな話題が集まっています。
この記事のもくじ
ファストパスもスタンバイパス無しで伸びる待機列
ゴールデンウィーク中のランドでは、「美女と野獣」アトラクションの待機列が話題に。
美女と野獣魔法のものがたり
驚異の210分待ちです!(アプリ表記220分)#TDR_now pic.twitter.com/oVOFDugzLE— たりーりんとら😊🎀🌴 (@dipper618gf) April 30, 2022
コロナ前のゴールデンウィーク初日などでも、スプラッシュマウンテン180分など、人気アトラクションはスタンバイ3桁越えのアトラクションは珍しくありませんでした。
といっても現在はファストパスもなく、それに代わるスタンバイパスもありません。アトラクションに乗りたければ列に並ぶしかないという状況。これはなかなか大変です。
美女と野獣のスタンバイパスがないのでこんなところまで並んでます💦 #TDR_nowhttps://t.co/KkqSzW0ijW pic.twitter.com/dUUkfF6Dqi
— kazfanks (@Kazfanks) April 29, 2022
また、ディズニーシーでは、ソアリンもスタンバイパス無しの待機列200分など、同様の状況です。
他のアトラクション同様、「美女と野獣」も夜になれば待ち時間60~80分と比較的落ち着きます。
なぜ混む時にスタンバイパス無し?スタンバイパス望む声
そもそもなぜゴールデンウィークという混雑が予想される時にスタンバイパス発券なしの運営なのでしょうか。
スタンバイパス方式で多く出ていた不満として、「人気アトラクションは朝早くに入園しないとスタンバイパスを取得できない」(スタンバイパス取得できない=並べない)というものがありましたが、それを回避する目的としてスタンバイパス無しの運営ということだとしても、なぜこのタイミングなのかという疑問も残ります。
GWのように明らかに混雑する日はスタンバイパス運用(夜は解放)の方が理にかなっているように思えるからです。
やはり、スタンバイパス方式に慣れていない、スタンバイパスのことを知らない、久しぶりに来園するゲストがGW中に増えることで、そのことから生じる不満、ゲスト対応を回避するという目的もあったのでしょうか。
また、スタンバイパス運用で(アトラクションに乗れないから)不満、スタンバイパス廃止でも(待ち時間が長すぎて)不満が出ているとして、どちらにしても不満が出るなら、TDRはどうすればよいのだというコメントもSNSなどであるようです。
スタンバイパスにせよ、ファストパスにせよ、優先レーン方式は混雑時には必要なのだということで、よりよい運用が望まれます。
ファストパスからスタンバイパスに切り替わったコロナ対応の影響が、通常時に戻るにつれて、ひずみを産んでしまっているのかもしれません。
有料ファストパス導入への一歩?
さらに、有料ファストパス導入の布石なのでは…という見方も。
海外ディズニーでは有料で特別な待機レーンに並ぶことができます(1アトラクション約15ドル)ので、東京ディズニーリゾートも「時間を買う」・「体験を買う」サービスを導入する可能性は大いにあります。
たとえ有料となっても、今後は全てアプリでの運用というのが確定的です。現在の紙のファストパス発券機の看板などは撤去が始まっています。
夏に向けて、待機列の運用システムがどう変わっていくのか、引き続きレポートしてまいります。