「タワー・オブ・テラー」キャストの徹底ぶりが凄い!設定に忠実すぎる「こだわりの案内・言い返し」集

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東京ディズニーシーの人気アトラクション、「タワー・オブ・テラー」。ここで従事するキャストは物語の設定上、「ニューヨーク市保存協会の職員」と言う位置付けです。

その為、実は「呪いの偶像が消える事や、エレベーターが落下する事を知らない」と言う設定なのです。

そこでそんなキャストさんの「物語の設定を壊さないこだわりの言動」を集めてみました。皆さんからお寄せ頂いたこだわりの言葉を紹介します。

物語に忠実なキャストさんの「こだわり」の言動

「タワー・オブ・テラー」のキャストはホテルツアーを主宰する、ニューヨーク市保存協会の職員と言う立場なので、これからゲストがエレベーターで落下することなどを知らないと言う物語(設定)があります。

もちろん、現実的にはすべての事を知っている、しっかりとしたキャストさん達なのですが、このアトラクションの物語に合わせ、「非常に細かな言葉遣いや動き」でも私たちを楽しませてくれます。

そこでそんなキャストさんのこだわりの言動を筆者のX(旧Twitter )で募集させていただいたところ、たくさんのエピソードを教えていただきました。今回はそんな素敵な経験をまとめてみたいと思います。

いただいた内容は一部加筆修正やアレンジなどを加えて、記事にさせていただきました。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!

それでは早速ご覧ください。

「物語に忠実」系

まずは基本的な部分から。設定上は何の危険もないホテルのツアーを誘導するキャスト。

そのため、もちろんアトラクションの正式な案内はするものの、エレベーターが落下する危険は想定していないため、それを前提とした言葉が非常に興味深いです。

■キャストは「シリキが消える事やエレベーターが落下する事を知らない」と言う設定は徹底してて、蓄音機の部屋で動かしたらさっさと退室するし、扉が開く時も中には入らない…なんてこだわりが素晴らしいんですよね。

■友達が初めてタワテラ乗るって話をキャストさんとしてて、友達が怖がってたんですよ。そうしたらキャストさんが「至って普通のエレベーターですよ~」って笑顔で言っていたことを覚えています。

■めっちゃ明るい声で、まもなく皆さんの方向に向かって扉が開きます。良い旅を!と、言ってたキャストがいました。

■エレベーターから降りてきた時に「おかえりなさい!如何でしたか?ハイタワー3世の書斎からの眺めは?」と笑顔で聞かれました。そうか、私達はキャストの方には書斎におりて安全に見学して戻って来てると思われてることになっているんだ…!と感動したことがあります。勿論眺めは最高でした!

■どのくらい怖いですか?って聞くと「何も起こらないと思いますよ!」って言ってくれますよね!

「ゲストの質問などにうまく対応」系

続いては、ゲストの質問等に対し、うまく対応している言動。物語の設定を壊さずに、さらに的確な対応をするところが素晴らしいですよね。

■ホテルを外から見た時に、ハイタワー3世の部屋が光ることを伝えたら…「ツアーの参加者がフラッシュを使って撮影してるのかもしれません!!」と言われたことがあります

■「ハイタワー三世の声が聞こえた?空耳ですよ〜」ってプレショー休止後にすぐ言われたことを忘れられません。

■Q: これはどんなアトラクションなんですか?
A: 上がって降りるんです
…なので展望台に行けるものだと思って乗ったから、ああいうアトラクションとわかったのは、最終落下の直前。

■キャストさんによっては、低い声で……「いえいえ、ごく普通のエレベーターですよ…」って意味深な感じがね。たまらない!

「ナイスなアドリブ!」系


中には、純粋に質問をしたり、突発的な会話がゲストからされることもあります。そんな時でもうまくアドリブで返せるキャストさん。そんなところも素晴らしいですよね。

■秘密の倉庫で待っている時、シリキ様の目を見つけて凝視していたら、「何か見えましたか?」「猫でもいるんじゃないですかね?」「ところであの顔だけの像の名前って知ってます?」とキャストさんが話しかけて来てくれました。そのあと像の名前と実は体があるということを教えてもらいました。

■なぜ座ってシートベルト付けるのかについて、「頂上まで意外と早く上がるので転ばないようにですよ〜!あと風も強いんです!」ってニコニコ言われた覚えが……

■エレベーターに乗り込んで出発する時、キャストさんが不敵な笑みを浮かべて「上へ参ります…」って言われながら扉が閉まった時があって、めっちゃゾクっとしたし、えええ保存協会の人じゃないの??今の人はシリキの呪いで動いてるん??って恐怖を覚えて面白かった。

その他のこだわり系

続いては、そうした設定があるのかどうか分かりませんが、アトラクションの雰囲気を伝えるために、キャストさんによっては独自の言動で期待感を持たせてくれたりすることもあります。

■記者会見場に入る前は明るいキャストだけど、記者会見が終わった後に現れるキャストさんがライトのせいもあってめっちゃ怖く感じるの僕だけ?

■蓄音機の前の部屋で待機中、時間があるのでキャストさんが「私達ニューヨーク市保存協会はボランティアで活動しています。つまり私達はお金と時間に余裕のある選ばれた人間なのです。」と言った後に扉が開いて、颯爽と次の部屋に行ったのが高貴でカッコよかった思い出。

■乗り場での安全確認時も、キャストは「エレベーター内では強い風が吹きます」って言いますが、これも「落下することを知らないから」なんですよね。それでいて実際起こることに対しての注意事項説明もできているから素敵!

■そうか…アナハイムのタワー・オブ・テラーのキャストはめっちゃニコニコゲストアテンドして、エレベーターにゲスト乗せて、シートベルト安全確認して扉閉まる直前に急に真顔になってめっちゃいい芝居してたな。日本も工夫されてるんですね。

キャストのアドリブも楽しいTOT

ご紹介してきた、タワー・オブ・テラーのキャストの設定を壊さない言動の数々。

もちろんここでご紹介したのはほんの一部です。他にも様々な対応してくれることもあり、その物語のを壊さない配慮はディズニーらしいこだわりですよね。

今回は、以前紹介したこちらのTwitterでご紹介した内容をもとに記事にさせていただきました。

他にももっと様々な対応もあると思いますので、そんな素敵な対応があったらまたぜひ教えてくださいね。

ABOUTこの記事を書いた人

DヲタのWEBライター。TDRハックの他に、 個人ブログ「TDRな生活」や「株式会社ぴあ」の「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」で多くのTDRにまつわる記事を執筆。7冊のディズニー関連書籍の著者でもある。近著に「ひとりディズニー50の楽しみ方」 (サンクチュアリ出版 )。…慌てず急がず、ゆっくりゆったりとパークを散策しながらお酒を楽しむのが好きです。

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