
広大な東京ディズニーリゾート。そんなパークの風景が良く見える場所と言えばホテルミラコスタ。ショーだけでなく、深夜や早朝の風景も見られる貴重な空間です。
しかしながら、そんなパークの風景ですが、実はパークの外からも色々見られる場所があります。そんな中、今回はまさかここから見えるの…?と意外な場所があります。
それは東京湾アクアラインにある、「海ほたる」。パーキングエリアから実はTDRの風景が見えるのです。そんな場所をご紹介。
この記事のもくじ
「海の真ん中」に建つパーキングエリア「海ほたる」

まずはこのパーキングエリアがある「東京湾アクアライン」はその名の通り、東京湾を取り囲む千葉県木更津市と神奈川県川崎市を結ぶ、海中&海上の道路です。(公式サイトはこちら。)

ご承知の方も多いと思いますが、この東京湾アクアラインは海中トンネルをくぐり、真ん中を過ぎたあたりで海上に出てくるのですが、そのちょうど出てきたあたりにあるのが、海上のパーキングエリア「海ほたる」です。
川崎市と東京周辺の都心と千葉県房総半島北部を結ぶ横断道路は観光や物流にとって欠かせない道路となっています。

今年2017年12月には完成から20周年を迎えるアクアラインとともに観光地としても有名です。
見えると言っても…肉眼ではほぼ無理?

そんなこの海ほたるですが、住所は「千葉県木更津市中島地先海ほたる」で、地番がないのも面白い特徴。そしてご承知の通り東京ディズニーリゾートと同じ千葉県です。
しかし近いと言っても直線距離で調べてみると…なんと約18キロ。市街地であれば水平に見渡せる距離ではありません。しかし、双方の間にあるのは「海」だけ。

…では実際に「どれくらい見えるのか」、また「見えないのか」を検証してみました。
この海ほたるは立体型のパーキングで、上階では展望デッキやレストランもあります。このデッキの各所には各方向の主要建築物などがわかる案内板(下の写真)があります。

その中のひとつ、北西方向(川崎方向)の案内板には東京湾方向の主要スポットの位置が示されており、そこには「東京ディズニーリゾート」の文字も見えます。

そこで実際にその方向を見てみると…?残念ながら、何か建物があるのはなんとなくわかりますが、肉眼ではまず確認できませんでした。下の写真がその肉眼で見た様子。ご覧の通り、正直、まったく見えません。

そこで望遠で撮影したのが以下の写真。上の写真の中にある、赤い〇印の部分を拡大しています。望遠で更にトリミングしています。この日は曇り空だったのがちょっと残念…。
大きく確認できるのが「プロメテウス」火山と「タワー・オブ・テラー」。特に火山の後ろには奥にあるマンションが重なり、その形がちょっと確認しにくくなっています。

続いて更に望遠で拡大し、画像を2分割にしてトリミングしたのが下の画像。これくらい拡大すると、パークの主要アトラクションなどが見えてきました。
ただ、撮影していてもその位置はわかりにくく、撮った画像を後から確認してなんとかわかるレベルです。

こうしたパーク外からの風景は、ミラコスタからはシーのハーバー、またランドホテル上層階からは両パークの様子が見られます。
さらにオフィシャルホテルのシェラトンや、シーの第七パーキングの隣にあるホテル「舞浜ユーラシア」からはリゾートの全体が見えますが、「両パークを真横」から見られるのは、この海ほたるだけ…と言えるでしょう。
これらの写真で面白いのは、さすがパーク内で一番高い建物である、「タワー・オブ・テラー」の存在感。そしてそのすぐ隣にアンフィシアターが見えたり、プロメテウス火山のすぐ隣にビックサンダーマウンテンが見えたり…という、通常ではまず見られない光景。

また、SSコロンビア号は、まさに海に浮かんでいる様にも見えますね。シンデレラ城の存在感が薄いのはちょっと意外な感じがします。また、混雑日に使われる、第七パーキングも左に見えますが、こうしてみると第七からシーまではかなり遠い事がわかります。
…以上、検証結果…と言うほどではありませんが、海ほたるからTDRは…「見えなくはないけれど、望遠じゃないと見えない」と言う感じでしょうか?(笑)
もし行かれる機会があれば、スマホのズームではなく、一眼レフの望遠があった方がいいかもしれませんね。

なお、グーグルマップで見た同じ角度からみた俯瞰図は上の写真のとおり。位置的にはこんな角度から見ている事になります。

また、このデッキからはスカイツリーやゲートブリッジも見る事ができます。こちらはそれなりに近いので目視でも確認できると思います。TDRの位置を探す目安になるかもしれません。
逆にパーク側からはどんなふうに見える?

それでは逆に東京ディズニーリゾート側からはどんな風に見えるのでしょうか?
上の写真はディズニーシー、アメリカンウォーターフロントのSSコロンビア号の近く。赤い鉄橋「ハドソンリバーブリッジ」から見た光景です。ご覧の様にかなり遠いですが、なんとか確認することができます。
ただ、こちらも同様に、かなり遠く望遠でないとなかなか確認は難しいと思います。

続いては上の写真、こちらはSSコロンビア号方向から見た様子。
目印がなく、わかりにくいのですが、甲板に出て船の先端近くの左側部分、船を固定するロープを留める杭(ロープはありません)のあたりからみた様子です。

こちらも肉眼では確認しにくいですが、海を見て若干左側方向に見えます。海ほたる自体を探すよりも、木更津方面に伸びる海上道路を探した方が早いかもしれませんね。

そしてもう一か所、TDRの海側に位置し、一番高い所から見られる「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」からの光景。(上の写真と下の写真)
こちらはシェラトンの最上階、12階のラウンジ近くから撮影した写真です。TDR側から見ると目印となるものが少なく、非常に見つけにくいのですがこちらも望遠でなんとか確認できます。

なお、この海ほたるは川崎側から来る場合、海中トンネルを進むのですが、海の上に一か所だけ「風の塔」と呼ばれる空気の取り入れ口があります。この三角の塔を目印にすると見つけやすいかもしれません。
これまで何度かパーク内からも探してみましたが、天気が良ければなんとか肉眼で確認できる時もあります。
パークでの楽しみ方にはあまり関係ない?かもしれませんが、機会があればぜひ探してみてくださいね。