
広大な敷地に様々なアトラクションが広がるディズニーシー。やはりコースター系のスリルライドが人気を集めていますが、お子さんでも楽しめる乗り物も安定した人気を誇っています。
そんな中、知っていると少しだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。
今回はディズニーシーの最奥地と言ってもいい場所、アラビアンコーストにあるアトラクション、「ジャスミンのフライングカーペット」についてご紹介します。
この記事のもくじ
誰もが楽しめるほのぼの系ライトアトラクション。

東京ディズニーシーでは34施設目(当時)となる比較的新しいアトラクションである、この「ジャスミンのフライングカーペット」は、その名の通り、ディズニー映画の「アラジン」に登場する「ジャスミン」の名を冠したものです。
物語にも登場する、「空飛ぶじゅうたん」にゲストは乗って空を飛ぶ事ができます。このアトラクションがあるテーマポートはアラビアンコーストですが、位置的にはパークのかなり最奥地とも言える場所ですので、パークの入口からはかなり遠い場所になります。

アトラクションはディズニーシーのグランドオープン10周年となる2011年7月にオープンした、比較的新しいアトラクションです。
既設のアトラクション、「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」のスタンバイエリアに新設されています。周辺エリアの色使いと比べて、少し派手めなところも特徴的。
周辺の雰囲気と対比するともう少し落ち着いた色合いの方が似合う気もいたしますが、ファミリー層の需要を奥地にも広げたような印象もあるアトラクションです。
イメージは「ディズニーシー版の空飛ぶダンボ」。

アトラクションのイメージ的にはディズニーランドのファンタジーランドにある「空飛ぶダンボ」と同様のアトラクションと言ってもいいと思います。
小さなお子さんでも怖くない程度の高さやスピードになっており、幅広い年齢層のゲストが楽しめる配慮がされています。

少しダンボと違うところがいくつかありますが、まずスタンバイ列から、自分達の乗る順番が来ると、乗り物に乗る前に、足元に書かれたプレートの数字(1番から16番まで)にキャストに振り分けられます。基本的にはどの場所での動きや楽しみ方は同じです。
その後、ゲートが開いて自分のライド(じゅうたん)に乗りますが、ダンボは2名乗りですが、こちらは2人×2列の4人乗りです。混雑具合によって、2人ゲストの場合は相席となる事が多くあります。

アトラクションがスタートすると、目の前にあるレバーで、空飛ぶじゅうたんを自分で上下に動かしたり、傾きを変えたりする事ができます。
ただ、2列ある座席にレバーはそれぞれひとつづつで、「前列はライドの高度」、「後列はライドの前後の傾斜」と決まっていますので、高さが苦手な方はご注意を。その場合はキャストさんに伝えれば考慮してもらえる場合もあります。

待ち時間は比較的短め。午前中早い時間&夜はほぼ待ち無しが多い!

カーペットは4人乗り(2名×2列)が計16台あるので、比較的回転が良く、それほど長時間待ちになる事はほとんどありません。
ディズニーランドのダンボは乗車定員が少ない(2名×10台のライド、一度に20名)のですが、こちらはその3倍以上の一度に64名が乗れるので回転率は非常にいいです。
通常時期の待ち時間は週末でも長くても30分程度、入園制限クラスの大混雑日には50分近くになる場合もありますが、その待ち時間が長く続く事はありません。

また、お子さん向けの要素があるため、午前中の早い時間や夜になるとかなり待ち時間は減ってきます。こだわりがなければこの時間がオススメです。
また、アトラクションに隣接している「バルコニー」からは、じゅうたんの様子を間近で見ることもできます。こうした場所は他のアトラクションにはあまりありませんので写真も同じ高さで撮る事が可能です。

アトラクションの利用制限は「1人で座って姿勢が安定しない方」は不可ですが、それ以外の制限はありませんので幅広い年齢層の方が乗車できます。
また、お子さんを乗せる場合はダンボと同様に危険防止の為に奥側に乗せる必要がありますのでご注意を。

それまた、こちらのアトラクションの特徴として意外に知られていないのが、乗車中も撮影がOKである事。一般的にライド系アトラクションは撮影が禁止や制限されている場合が多いので、こちらは意外に貴重です。

ちなみに中央下部にある花は造花ですが、その名の通り、「ジャスミン」。ライドからはディズニーシーのシンボルであるプロメテウス火山や、マーメイドラグーン、お隣のレイジングスピリッツなども眺める事ができます。
幅広い年齢層のゲストが安心して楽しめるほのぼの系アトラクション。お天気のいい日はおすすめです。
