ディズニーのアトラクションを楽しむには後ろを振り返れ!面白い仕掛け発見

ライター:

多くのゲストが幅広く楽しめる東京ディズニーリゾート。訪れるゲストの数だけ楽しみもたくさんあります。

そんな中、今回は「ちょっと変わった楽しみ方」をご紹介。それは「後ろを振り返る」と言うこと。

「え?何を言ってるのかわからない…」と思うかもしれませんが、そんなちょっと変わったパークの楽しみ方をご紹介します。

「後ろを見る」ってどういうこと?

多くのゲストを楽しませるための様々な効果が張り巡らされている東京ディズニーリゾート。

それは「ゲストの見る方向」などにも非常に細かいこだわりが隠れています。

そんなこだわりの部分の一部を知ることができるのは「後ろを振り返る」と言うこと。

それは例えば、アトラクションに乗りながらなど、ちょっと後ろを振り返ってみたり、あえて他のゲストと異なる方向を見てみる…と言うことです。

そうすることで見えなかったこだわりや、隠れた仕掛けが見えることもよくあります。

それではそんなところを紹介していきましょう。

様々なアトラクションのこだわりの仕掛けなど

今回ご紹介するいくつかのこだわりは、ゲストにその世界観をより一層楽しんでもらうために、パークが作り上げたもの。

はっきり言ってしまうと、「ネタバレ」等にもなったり、「パークが見せない様にしているものをあえてバラす」と言う事や、せっかくのパークの世界観の裏側を表に出してしまう…と言う可能性もあります。

まだパークへはそんなに行った事がない方や、初見の方はこれらは気にせず、「まずは正当な姿のアトラクションを楽しんでみる」のがいいかもしれません。

ちょっと変わった楽しみ方をしたいと言う方は、この先読み進んでみてください。

インディーが扉の前にいる先、振り返って見ると…?

まずは東京ディズニーシーの人気アトラクションインディジョーンズアドベンチャー。

こちらはジープに乗って出発し、しばらくすると石の壁や石畳のエリアに入り、インディジョーンズ博士が大きな扉の前にいるシーンがあります。

この時、左右の壁やゴツゴツとした床の石畳等は非常にリアルにできていますよね。

しかしながら、これらの「ゴツゴツした岩」ですが、インディの脇をライドが通り過ぎる時に、余裕があれば、後ろを振り返ってみてください。

実はこの床や壁の岩は、「描かれた絵」なのです。インディの前で停止したときに見られる様子は、どう見ても立体的なゴツゴツした岩なのですが、実は全て平面。

更に後方からブラックライトのような光が当てられ、リアルに凹凸があるように見えるのです。

実際は平べったい壁と床なのですが、実際に神殿の中に入り込んだような形に見えるのがすごいですよね。

インディの壁に虫が這う様子も反対側を見てみると…?

続いても同じく、インディージョーンズアドベンチャーに乗っている時。

今回は後ろを向くというより、反対側に見える様子です。ライドに乗って進んでいく途中、進行方向左側に大量の虫が車のヘッドライトに照らされて動くシーンがあります。

こちらは虫の模型と合わせて、一部映像が投影されています。この時、虫は「左側の壁」に投影されますが、この時に、逆にジープの「右側」の壁下の部分をよく見てみると、壁面を照らしていると思われる映像機器の光を見る事できます。

ここに限らず、全体的に言えることですが、ゲストの視線の反対側にその仕掛けが見えないようにこっそり隠されていると言う場合が多くあるように見られます。

ゲストの視線までも巧みに誘導した効果なのですね。

ビッグサンダーマウンテンの背後にカメラ

何よりも「ゲストが楽しむこと」も当然ですが、安全対策には想像以上に力を入れている東京ディズニーリゾート。

安全対策だけでなく、危険防止の監視と言う観点から、特に動きの激しいライドアトラクションには対策がしっかりされています。

中でも例えばコースター系のアトラクションでは、途中でゲストが立ち上がったり、危険な動きをしない様に、カメラがいたるところに設置されています。

ただ、その監視カメラ等についてもゲストからは見えない位置に設置されている事がほとんどで、こうしたところもさすがディズニーリゾートといった所です。

こうしたカメラを探してみるのも、ちょっと変わった楽しみ方。ゲストの進行方向にはほとんど見ることができず、これも後ろを振り向くと設置されている様子を見つける事ができます。

ただ、これはあくまで安全対策のためのカメラ。それを探すことに夢中になってしまうと、危険なケースも出てくるので、具体的な場所はここでは明らかにしませんが、危険のない範囲でぜひ探してみてくださいね。

ピーターパンの「最初の影」

続いては、小さなお子さんでも安心して乗れるアトラクション、ピーターパン空の旅。

こちらはライドが出発し、ロンドンのダーリング家から始まります。ウェンディ、ジョン、マイケルがいるベッドの上に「ピーターパンの影が飛んでいく演出」があります。

この時は「右側の壁」にピーターパンの影が投影されます。

その影を投影する装置は、実はそのベッドの反対側、「ゲストの乗る船の参考方向の左側」に置かれています。

ほとんどの方が右の方向を見ているので、そこにある機器に気づくことはほとんどないと思います。そんなところもぜひ確認してみてくださいね。

スプラッシュではラビットがうなだれて戻るシーンも?

滝壺に落ちるスリルあるシーンはもちろん、いろいろな効果やキャラクターの楽しそうな様子でも楽しませてくれる、スプラッシュ・マウンテン。

ライドが進んでいく行くのに併せて、うさぎどんやきつねどん、くまどんたちの姿を見ることができます。

そんな中、進んで行くと左側の上部には、うさぎどんが荷物を肩にかけながらぴょんぴょんと飛んでいくシーンがあります。

突然茂みから登場するうさぎどんですが、これはボートが通過するたびに動いています。

自分のたちの乗るボードが通過するときに左側に出てくるうさぎどん。

その先に自分たちの乗るボートが進んでいくときに振り返ってみると、「暗闇でうなされながら、スーッと元の位置に戻っていくうさぎどんの姿」を見ることができます。

これを見たからといって何の得にもなりません(笑)が、余裕があればそんなところもチェックしてみてくださいね。

あくまで「本当は隠したいもの」

以上、ご紹介してきた、あえて後ろを振り返ったり、反対方向を向くことで見える、「ちょっと面白い部分」。

こうした通常とは異なる方向を見ることで、様々なこだわりや仕掛けが見える場所も他にもたくさんあります。

そうしたシーンはあげるとキリがなく、ほとんどの全てのアクションに存在する、と言っても過言ではないと思います。

ただ、これらは、あくまでパーク側としては、本来は「見せたくないように隠したり、目立たないようにしているもの」。

慣れた方は、そうした楽しみ方も面白いかもしれませんが、まずは純粋にアトラクションを楽しむところから始めてみてくださいね。

ABOUTこの記事を書いた人

DヲタのWEBライター。TDRハックの他に、 個人ブログ「TDRな生活」や「株式会社ぴあ」の「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」で多くのTDRにまつわる記事を執筆。7冊のディズニー関連書籍の著者でもある。近著に「ひとりディズニー50の楽しみ方」 (サンクチュアリ出版 )。…慌てず急がず、ゆっくりゆったりとパークを散策しながらお酒を楽しむのが好きです。

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